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社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

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塾のパンフ・チラシを見る際の注意点1 合格率と合格数

2011年07月03日 12時37分06秒 | 塾について

事前予約投稿です。

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さて,今回は塾のパンフレット・チラシを見る際の注意点について。

こちらはシリーズものにする予定です。

今回はその第一弾です。

 

よく塾のパンフレットや広告で,有名学校の合格者名について書いてありますよね。

その記事を参考にして塾を決める方も多いですので,第一弾の今日は

その記事をご覧になる際の注意点を書きたいと思います。

 

まず,この2つの記事をご覧ください。

 

A塾:◎◎高校90%の合格率!

B塾:◎◎高校9名合格!

 

A塾とB塾だと,どちらの塾の方が,多くの人を合格させたでしょうか?

 

それは,わかりません。

これは割合がどういうものか,ということがポイントです。

A塾の生徒さんは何人なんでしょうか?

もし,10人だとしたら,90%の合格率ということは,9人合格ということで,B塾と一緒の合格数です。

またA塾の生徒が100人だとしたら90人合格,ということになりますよね。

 

今度はB塾側から見ましょう。9人とは何人中9人ということでしょうか?

9人中9人だったら全員合格ですし,100人9人だったら,9%の合格率になってしまいます。

 

ですので,合格数・合格率が書いてある場合は母体数を確認しましょう。

 

 

 

では,今度はその母体数についての注意点。

塾の母体数,つまり生徒数は,

常にその塾に通っていた生徒数だけなのか,

夏期講習や冬期講習,入試前の直前講習まで通っていた生徒さんまで含まれるのか

で意味合いがかわってきます。

 

常に通っていた生徒さんだけなら,その塾が生徒さんを育てたと思っても良いですが,

講習のみの生徒さんまで含まれると,本来はよその塾や家庭教師さんが育てた生徒も

その塾が育てた生徒さんのような錯覚に陥ります。(ただ,講習を受けて成績が上がった!という生徒さんも

いるので,一概には言えませんが・・。)

 

ということで,合格数(合格率)をご覧になる場合は,

母体数とその母体数がどういう種類なのかも確認しましょう。

(ただし,合格率(合格数)や母体数の内容のどちらが良いか悪いかは人によって違うので,

自分の考えにあった方を選んでください。)

たいがいは,小さな文字で記事の端っこに書かれています。

もしみつからない場合は,もしかしたら塾側の事情かもしれないので,

よく吟味する必要があります。

 

ではでは,少しでも参考になれば幸いです。

 

※こちらは私個人の意見ですので絶対のものではありません。

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