虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

政治は何してる?

2019-12-29 08:09:52 | 社会
朝日新聞より。

台風15号で甚大な被害を受けた千葉県南部には、今もブルーシートに覆われた家が点在する。壊れた家の修理に時間がかかる上、補助を受けたとしても残りの修理費が払えないため、住み慣れた家を去る人もいる。

房総半島南端の漁師町、館山市布良(めら)地区。今月26日の夜、橋本博一さんは電気ヒーターの前で手をこすり合わせた。畳をはずしてブルーシートを敷いた床や、はがれた天井板の間からは冷気が吹き込む。「寒くて眠れやしない。苦しいよ」

台風15号が襲った9月9日、橋本さんは、ひとりで暮らす築約40年の木造2階建ての2階の寝室で轟音を聞いた。窓をつき破るような強風が吹きつけ、家が揺れていた。

屋根瓦が飛び、窓ガラスがはずれ、天井板がはがれ落ちた。命の危険を感じて1階に避難し、夜通し廊下にたまった水を玄関にかき出した。全7部屋のうち台所と6畳間をのぞく5部屋が雨にぬれた。

10日ほど後、やっと停電が解消し、ボランティア約5人の手を借りて屋根にブルーシートを張った。「助かった」と思ったが、雨風が吹くとすぐにはがれ、1カ月で3度張り直した。その後も連日、屋根に上って修理をしたが雨漏りは収まらなかった。近所では修理をあきらめ、地区を離れる人たちもいた。

9~10月に相次いだ3度の台風で、家はみるみる傷み、全壊と判定された。床は反り返り、壁には白いカビが生えた。エアコンや電気毛布は壊れ、残ったのは電気ヒーター1台だけ。「もう疲れ果てた。死んでもいい」。そんな思いも頭をよぎる。<了>

政治は何をしているんだ?
家が壊れ、普通に生活することもままならず年を越す。
千葉県はどうしたんだ?
そして、国民生活のために仕事するはずの政府は何をしてるんだ?
正月休みを返上して、復旧の手助けをしなきゃいけないのでは?
そもそも、何故冬になるまで放置したのか?
自然災害も自己責任になったのか?
ならば政治など不要である。
恐ろしい世の中で、明日は我が身と思わざるを得ない。