虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

自虐的?

2019-12-12 07:27:37 | ビジネス
FNNニュースより。

ワイルドな牛肉の香りと口いっぱいに広がる肉汁。

そんな、ごちそうの定番「ステーキ」をいきなり食べられる、あのチェーンに今、異変が起きている。

「いきなり! ステーキ」の店頭には、「社長からのお願いでございます」と書かれた貼り紙がある。

「このままでは、お近くの店を閉めることになります」と書いている。

「いきなり! ステーキ」に、いったい何が?

全国に500店舗を展開するステーキチェーン「いきなり! ステーキ」。

その入り口の目立つ場所にあった貼り紙には、「お客さまのご来店が減少しております。お願いです。ぜひ皆さまのご来店を心よりお待ちしております」と社長からの直筆メッセージが。

12月3日から、全国の店舗に順次貼られているという、このメッセージ。

「いきなり! ステーキ」に何が起きているのか。
貼り紙を書いた社長自身を直撃した。

ペッパーフードサービス・一瀬邦夫社長は、「正しい、『いきなり! ステーキ』の情報を知ってもらいたいという一心を込めた。お客さまの数が減っている傾向にある。『いきなり! ステーキ』立ち食いじゃないですよね、いすありますよね。いすがないと思って来られないお客さまもいっぱいいるわけですよ」と話した。

2013年、立ち食いステーキで業界に殴り込んだ「いきなり! ステーキ」。

近年の肉ブームにも乗り、海外にも進出するなど急拡大。

2018年も、新たに200店舗を開店する勢いだった。

しかし、店舗同士の競合などの影響で、この勢いは、いきなりストップ。

2019年10月の既存店の売り上げは、2018年の10月からおよそ4割もダウンした。

そうした危機感から社長が発信したのが、あの切実なメッセージだった。

一瀬社長は、「そんなに困ってるのかと、例えば思われたくないですよね。でもそれをあえてやったんですよね。ここが正念場だと思っていますので、大勢の方に、あと1回来ていただけたら、最高のステーキをね、お肉を用意してますので、来てくれたらうれしいなと思う」と話した。

この貼り紙、ネット上では、上から目線との指摘も出るなど話題になったが...。

来店客は「あんまり(社長が)訴えかけてるのって聞いたことないので、ある意味、新鮮かなって」、「ちょっと自虐的な感じもしますけど、いろいろ戦略としていいんじゃないかなと」などと話した。<了>

やはり拡大し過ぎたんだろうね。
市場に対して、オーバーストアであるのは感じる。
そこまでステーキ市場が大きいとは思えないし。

この貼り紙については、自虐的だよね。
でも消費者の同情を得ることは少ないのでは?

あと多くの人たちが指摘しているように、上から目線なんだよなぁ。
もっと謙虚に、そしてお客様の目線で、真摯に訴えかけなきゃ。

いろんな部分に経営判断のエラーがあり、結果的に厳しい局面になってしまったと考えるべきだろう。

改めて現代のビジネスは、小さくしっかりが基本なんだと思いますね。
人口減少と高齢化、そして経済が成長せずに、政治はめちゃくちゃ。
右肩上がり(の幻想)はすでに過去のものだから。