話題1104


話 題 1104



ダライ・ラマが護国寺で震災被害者供養の法要
 読売新聞(4/29付Web)によれば、ダライ・ラマ14世が4月29日、東京都文京区の護国寺で、東日本大震災の犠牲者を供養する「四十九日法要」を行いました。チベット僧や宗派を超えて集まった日本の僧侶ら約60人が慰霊と復興への祈りをささげ、大相撲の横綱白鵬ら約4000人が参列しました。

村雲御所瑞龍寺に初の男僧門跡
 毎日新聞(4/21付Web)によれば、近江八幡市の日蓮宗唯一の門跡寺院・村雲御所瑞龍寺で4月20日、第15世門跡となった鷲津日英師(73歳)の晋山式が営まれました。鷲津新門跡は第14世鷲津日澄門跡の長男で、瑞龍寺初の男僧門跡です。

すき焼き不許可は不当と茶店が仁和寺を提訴
 毎日新聞(4/21付Web)によれば、京都市右京区の仁和寺の茶店の経営者が、今春営業許可が出なかったのは不当だとして訴訟を京都地裁に起こしました。経営者らは毎年3月25日から1カ月間、土地使用の対価として60万円を寺に支払い、40-50年間すき焼きを提供してきましたが、同寺では「神聖な境内地で肉を焼くのは宗教的な尊厳を守る上でふさわしくない」として許可はしないと通告しました。

京の3本山が遠忌法要の実施を決定
 産経新聞(4/19付Web)によれば、宗祖の遠忌を迎えている京都の主要3本山が大震災の発生で揺れながらも遠忌法要の実施を決めました。浄土真宗本願寺派は予定通り4月9日から、真宗大谷派は3月の1期法要を中止したが2期法要は4月19日午後に開始。浄土宗総本山知恩院は春の法要を秋に延期し行うことを決めました。

京都・醍醐寺の金剛力士像が破損
 産経新聞(4/17付Web)によれば、京都市伏見区の醍醐寺で4月16日、西大門の阿形の金剛力士像の一部が折れているのを京都府警山科署員が見つけました。折れていたのは木造の金剛力士像に掛かった天衣の先端約30センチ。折れた部分はその場に残されていました。

鎌倉で3宗教合同の復興祈願祭
 産経新聞(4/11付Web)によれば、鎌倉の鶴岡八幡宮で4月11日、東日本大震災の被災地復興を願い、神道、仏教、キリスト教の3宗教合同の「追善供養 復興祈願祭」が行われました。鎌倉仏教会の僧侶らが発案し、市内の神社やキリスト教諸教会の賛同を得て実現。建長寺や円覚寺などの修行僧やキリスト教会の神父、牧師、シスター、それに八幡宮や鎌倉宮の神職ら約150人がそれぞれの宗教にしたがって鎮魂の祈りを捧げた後、小町通りと若宮大路を歩いて義援金の寄付を呼びかけました。

文化財担当者が集結し回収作業
 産経新聞(4/10付Web)によれば、岩手県陸前高田市立の図書館と博物館の古文書や標本を次世代に残そうと県内から駆けつけた文化財担当者たちが動き始めました。図書館の2階から海水でぬれて重くなった「吉田家文書」や明治・大正時代の役場の記録を10人がかりで運び出し、一関市博物館などに運んで表面の泥や砂を洗浄した後、水道水に2日間ほど漬けて塩抜きする応急処置。今後さらに丁寧に塩抜きして形を崩さないよう急速に凍結し真空状態で乾燥させるといいます。市立博物館では津波に流され周囲に散らばった動物の標本や化石などの収蔵品を拾い集めています。

龍谷ミュージアムが開館
 毎日新聞(4/5付Web)によれば、浄土真宗本願寺派の宗門校、龍谷大の仏教総合博物館「龍谷ミュージアム」が完成し、4月5日午前10時に開館します。巨大なすだれをまとった外観が特徴で、展示の目玉は中国・ベゼクリク石窟大回廊のレプリカ。今年度は「釈尊と親鸞」をテーマに660点を展示するといいます。

文化財被害443件、本格修復なお時間
 産経新聞(4/3付Web)によれば、東日本大震災で被害を受けた文化財は文部科学省の調べで4月3日午後4時現在、443件。修復はほとんど進んでおらず、しかも文科省が把握しているのは国が指定や選定などに関わった文化財の被害のみで、それ以外の文化財については分からないのが実情だといいます。

被災地の文化財守るレスキュー隊結成へ
 朝日新聞(3/31付Web)によれば、東日本大震災で被災した文化財を保護するため、文化庁は3月30日、大学研究者や博物館学芸員、自治体職員ら官民の専門家を集めた「文化財等救援委員会」をつくる方針を固めました。専門家に被災地へ赴いてもらい、所有者の立ち会いのもとで拾い出し、博物館などに一時保管。対象は持ち運びできる文化財で、地域の博物館や資料館、寺社や個人宅に所蔵されている土器や仏像、農具、古文書、写真など。文化庁は文化財保存修復学会や全国美術館会議、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会などに協力を要請する予定だといいます。

スリランカ全土で仏僧が追悼の祈り
 産経新聞(3/27付Web)によれば、スリランカの数百に上る仏教寺院で3月27日、仏僧らが東日本大震災の犠牲者を追悼し、祈りをささげました。追悼式は大統領府などが主催、コロンボでの式にはラジャパクサ大統領のほか在留邦人約150人も参列しました。
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