新刊0905


新 刊 0905



風はどこから
村上のぶや・村上慈顕=著 探究社 735円
〈父親として子どもと接している時、こころに浮かんだ詩が28編収められている。また、門徒との日々の触れ合いの中から感じた、副住職としての思いの一端が綴られた文章を8つ掲載。〉

住職のひとくち法話
姫路龍正=著 探究社 1680円
〈六十年間の住職生活を引退するにあたって、著者の自坊の寺報や常例法座において話した法話を一冊にまとめたもの。引退後も、お聖教に親しみ、晴耕雨読の生活を送りたいと著者は語る。〉

お浄土への地図
小林顕英=著 探究社 1890円
〈三章二十五話から成る短編法話集。著者が日常生活の中で経験したことを題材にして書かれている。一つの話題について、具体例を多く取り入れながら書かれているため、とても読みやすい。〉

浄土真宗門徒の心得ごと
藤岡正英=著 探究社 1260円
〈「真宗にも現世利益があるのですか?」「お仏壇はいつ迎えたらいいのですか?」等の身近な疑問に著者が的確に答える。大半がQ&A形式になっているので、自らの疑問がすぐに解決!僧侶・ご門徒を問わず“真宗の心得ごと”を再確認するのに最適な一冊! 〉

念仏ひとつ手ぶらで帰る
千葉乗隆=著 探究社 1575円
〈著者の一周忌を迎えるにあたり発刊。生前書き残したものの中から、著者らしさがにじみ出ている遺稿が十八編収められている。 〉

マンダラの謎を解く 三次元からのアプローチ
武澤秀一=著 講談社現代新書 講談社 777円
〈絵だけがマンダラではない。豊饒な空間認識はインドと中国の宇宙論の出会いから生まれた。石窟寺院の分析から空海の構想まで、建築家が読み解いたコスモロジーの壮大な展開と変容。〉

百寺巡礼 第九巻 京都2
五木寛之=著 講談社文庫 講談社 590円
〈伝統の中に新しい時代を、賑いの中に信仰を、観光客の群れ集う片隅に静寂を――再び訪ねた京洛で、歴史絵巻を見るような感動にひたる。大原の三千院、念仏の故郷・知恩院、専修念仏の修行道場・法然院。紅葉鮮やかな永観堂や東福寺。変わらない寺の魅力をいま、この古都で。〉

チベット滞在記
多田等観、牧野文子=編 講談社学術文庫 講談社 924円
〈1913年、国を鎖していたチベットに潜入し、10年余にわたりラサの僧院で修行を積んだ多田等観。ダライ・ラマ13世と親しく交流し、帰国に際して数多くの経典等を持ち帰り、チベット研究に多大なる功績を残した。チベット渡航の経緯と困難な旅路、僧院生活、チベットの宗教・習俗、巡礼の旅など、数々の貴重な経験を語り、ベールに包まれた当時のチベットの実情を明らかにする。〉

五来重著作集第9巻 庶民信仰と日本文化
小松和彦=担当 法蔵館 8925円
〈わが国の庶民信仰の基底は滅罪であり、仏教の関与により経典に滅罪の力があることがわかり、仏教が庶民信仰化する。造寺・造仏等の勧進に利用された仏教文化の生成を解明する。〉

増補新版 念仏の雄叫び
増井悟朗=著 法蔵館 1260円
〈念仏は、人間の苦悩を根底から解消するものであり、知識や教養のためのものではない。好評を博した前作に新たな1章を増補し、より味わい深く、念仏の精髄をかみくだいて伝える注目の書。〉

神も仏も同じ心で拝みますか 心に響く3分間法話
譲西賢=著 法蔵館 1050円
〈あるがままの心をごまかして、様々なことに振り回されながら生きていませんか? ―何気ない日常の中から仏の教えを説き、自分の心を見つめなおしていく46篇の法話集。〉

切手が伝える仏像 意匠と歴史
内藤陽介=著 彩流社 2000円
〈仏像の魅力――みるだけで有難く、癒される。でもいまひとつ区別のつかない人のために、300点余の切手を使ってビジュアル解説。貴重画像多数!歴史を追っての分かりやすく正確な記述で仏像がグッと身近に!〉

歎異抄
阿満利麿=翻訳・注釈・解説等 ちくま学芸文庫 筑摩書房 1050円
〈没後七五〇年を経てなお私たちの心を捉える、親鸞の言葉。わかりやすい注と現代語訳、今どう読んだらよいか道標を示す懇切な解説付きの決定版。〉

日々是修行 現代人のための仏教100話
佐々木閑=著 ちくま新書 筑摩書房 756円
〈仏教の本質とは生き方を変えることだ。日々のいとなみの中で智慧の力を磨けば、人は苦しみから自由になれる。科学の時代に光を放つ初期仏教の合理的な考え方とは。〉

名僧「100文字」の教え
仏楽学舎=著 知的生きかた文庫 三笠書房 600円
〈人生をより良く生きるために、仏さまの知恵をちょっとお借りする。本書は、そんな「人生のコツ」を紹介する本。釈迦をはじめ、道元、法然、親鸞、日蓮、良寛まで、名僧が教える「生き方のヒント」を100文字でまとめました。〉

坊主の常識・世間の非常識
千代川宗圓=著 日新報道 1365円
〈拝金主義の坊主や葬儀社にだまされてはいけない! 右肩上がりの仏事・葬儀ビジネスを現職の僧侶が怒りの告発 仏教界や葬儀業界の反発は必死 タブーの暴露で“仏事を醸す”書〉

わが家の仏教・仏事としきたり 曹洞宗
角田泰隆=著 日東書院本社 1575円
〈(版元情報なし)〉

瑩山思想の本質 瑩山禅師の垂語参究
五十嵐卓三=著 国書刊行会 3990円
〈曹洞宗教団成立最大の立役者である瑩山禅師は、道元の陰に隠れいまだ不明な点が多い。その思想を日本史上に克明に位置づける画期的論考。〉

慈しみと人間成長
A・スマナサーラ=著 国書刊行会 997円
〈慈悲のエネルギーのすごさを明かし、「慈悲の冥想」の仕方を示して、不殺生についての質疑応答を付す。〉

高校生からの仏教入門 釈尊から親鸞聖人へ
小池秀章=著 本願寺出版社 1050円
〈浄土真宗を学ぶ上で基礎となる、釈尊や親鸞聖人の生涯やその教え。本書は、現場高校の宗教科担当の教師が、仏教をゼロから系統的に学んでいくために書いた高校生からの入門書である。研修教材として写真や地図、索引などを充実させ、仏教の基本的な要語や考え方を丁寧に分かり易く解説する。〉

仏教を知る本(2) 思想と仏典 教義、仏事、経典
日外アソシエーツ=編 日外アソシエーツ 7980円
〈仏教をより深く知るためのテーマ解説と文献案内。(2)では仏教の教えと宗派、主なお経、仏教行事、巡礼、民衆信仰、仏教の入門書など、仏教の思想と仏典に関する152項目についての解説と、関連する7,178点の図書情報を掲載。「事項名索引」「仏教基本用語集」付き。〉

仏教を知る本(1) 人と歴史 人物、仏教史
日外アソシエーツ=編 日外アソシエーツ 7980円
〈仏教をより深く知るためのテーマ解説と文献案内。(1)では釈迦、空海から織田信長や宮澤賢治など、仏教を語る上で欠かせない人物と、原始仏教・仏教伝来から廃仏毀釈、茶の湯といった、人と歴史129項目についての解説と、関連する6,711点の図書情報を掲載。「事項名索引」付き。〉

全国ふるさと三十三所巡礼辞典 記録にみる古今・全国三十三か所巡礼の集大成
北川宗忠=編著 サンライズ出版 4000円
〈周遊観光の原点は「巡礼」である。平安時代に始まった西国札所三十三所巡礼に倣い、全国津々浦々に三十三所が広まった。江戸時代一大ブームとなった後も昭和・平成にも新たな三十三所が生まれている。北は北海道から南は沖縄まで、各県別の概要とともに、記録に残る約1000の三十三所巡礼を掲載。〉

中宮寺門跡
中宮寺門跡=監修 光村推古書院 1000円
〈奈良県・斑鳩の地で1400年の歴史をもつ尼門跡寺院、中宮寺の歴史を紹介します。表御殿の修復についても詳しく記載し、過去から未来へと歴史をつなぐため、関係者が一体となって取り組んでいる姿がわかります。英文併記。〉

見仏記 ゴールデンガイド篇
いとうせいこう、みうらじゅん=著 角川書店 1470円
〈大ヒットシリーズ最新作!年齢を重ね味わい深まる、見仏の旅。今回は奈良、京都と有名どころを訪ね歩くはずだったのだが〉

仏典をよむ 死からはじまる仏教史
末木文美士=著 新潮社 1890円
〈『法華経』『般若心経』『正法眼蔵』など、仏典の起源は仏陀の「遺言」にある。インドから中国、日本へと伝わる過程で、仏教は「浄土・空・密教・禅」といった思想の華を開かせ、ダイナミックに変化してゆく。そこでは死者と他者、聖と俗といった問題が最澄や親鸞、日蓮らによって語られてきた。「今に生きる思想書」として仏典を読み解く。〉

唯識でよむ般若心経
横山紘一=著 大法輪閣 1500円
〈「唯識」…それは、「この宇宙のすべては、自分の心が生み出したものである」と説く、仏教の独特な思想。その研究の第一人者として知られる著者が、「心」という視点で「空」の教えを説き明かす、今までになかった般若心経解説書! 奈良・興福寺の「仏教文化講座」での講義の書籍化。〉

ぼくが宗教を読み解くための12のヒント
島田裕巳=著 亜紀書房 1500円
〈これが宗教の“核心”だ!超越性、信仰、戒律、師と弟子など12のキーワードをもとに、パーソナルな視点をつき交ぜながら、島田宗教学の根幹を記した画期的な書。宗教はとっつきにくい、難しそうだ、という人に最適な本。〉

数学者が読み解く仏教世界 冥途の旅はなぜ四十九日なのか
柳谷晃=著 青春新書インテリジェンス 青春出版社 819円
〈五重塔・仏像に見る、現代の科学者もビックリの計算し尽くされた構造、除夜の鐘=煩悩の数が百八回になる数学的事情、極楽浄土までの距離が教えてくれる仏教のすごい想像力…仏教世界に秘められた自然観・世界観を、異色の数学者がわかりやすく解き明かした、目からウロコ!の一冊。〉

大乗起信論・楞伽経 高崎直道著作集8(全9巻)
高崎直道=著 春秋社 9975円
〈本巻は、大乗の根本教義を如来蔵・本覚思想の視点から展開する論書として、東アジアの仏教界に多大な影響を与えた『大乗起信論』の講義および研究論文を中心に、『楞伽経』その他中国仏教如来蔵思想関連の論考を集成。〉

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 新刊0904 記事0905 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。