新刊1408


新 刊 1408



仏教のさとりとは 釈尊から親鸞へ
小川一乗=著 法藏館 2200円
〈釈尊が説いたさとりの内実を詳細に論じつつ、さらに親鸞が開いた他力信心の救いの世界の意味を、近代仏教学の成果に基づき解明。『教行信証』教巻と真実証巻の二巻を「念仏成仏の教え」として論究する。〉

インド仏跡ガイド
桜井俊彦=著 法藏館 1800円
〈ブッダの生涯を訪ねてインドの仏跡を訪れる際に便利なガイドブック。主要仏跡の解説と地図、ブッダの生涯と逸話、豆知識なども掲載し、ブッダの生涯を学ぶ入門書としても最適。〉

近代仏教のなかの真宗 近角常観と求道者たち
碧海寿広=著 日本仏教史研究叢書 法藏館 3000円
〈明治時代後期に存在した、近角常観というカリスマ的な真宗僧侶と彼に魅入られた信徒たちによる熱烈な求道と救済の共同体が、近代の日本仏教にいかなる変革をもたらしたかを明らかにする。〉

加藤辨三郎と仏教 科学と経営のバックボーン
児玉識=著 法藏館 1800円
〈現代社会における仏教の有効性を、戦後を代表する科学者・経営者であると同時に現代の妙好人とも呼ばれる加藤辨三郎の仏教観とその仏教的生活を通して紹介する。〉

この人の生き方に学ぶ 戯曲でつづる名僧列伝
渋谷隆阿=著 展望社 815円
〈皆様を「信仰とは何か」を探す旅にご招待しましょう。不肖、私が案内役を勤めさせていただきます。〉

夢中問答入門 禅のこころを読む
西村惠信=著 角川ソフィア文庫 角川学芸出版 950円
〈祈りに意味はあるか。欲深さは悪か。臨済宗の名僧・夢窓疎石が足利尊氏の弟・直義の九三の問いに答えた禅思想の最高傑作『夢中問答』の神髄を、人間の悩み、苦しみを乗りこえる人生指南の書として読みとく。〉

二十一世紀の宗教研究
井上順孝=著 平凡社 2376円
〈「人はなぜ神や仏を信じるのか」という根源的な問いに、最新の脳科学はどのような答えを提示するのか。最先端分野の意欲的な研究。〉

ブッダの言葉
佐々木一憲=解説 丸山勇=写真 中村元=翻訳 新潮社 1512円
〈一切の生きとし生けるものは幸福であれ――二五〇〇年前、ブッダが弟子たちに語った肉声を、仏教誕生の地インドの風景と併せて読む。〉

はじまりのブッダ 初期仏教入門
平野純=著 河出書房新社 2052円
〈ブッダは輪廻を信じたか? 諸行無常とはなにか?……初期経典が伝えるブッダの真の姿を通して、仏教誕生の瞬間とブッダの本当の教えに迫る、画期的かつ明解な仏教入門書。宮崎哲弥氏推薦!〉

イラスト図解 気持ちがスッと軽くなるブッダの言葉
サダマシック・コンサーレ=著 宝島社 1080円
〈仏教を開き、悩み苦しむ人々を救いの道へと導いたブッダ。天上天下唯我独尊、因果応報、諸法無我etc.、彼は多くの言葉を後世に残しています。本書では、そんな「ブッダの言葉」をイラスト付きで紹介。くすりと笑ってしまうような4コマ付きの解説で、難しい言葉でもスラスラと読み解くことができます。〉

趣味Do楽 はじめての四国遍路旅
石川達司=著 NHK出版 1188円
〈四国八十八カ所の霊場を巡るお遍路。じつは、そのスタイルが大きく変わりつつある。歩きだけでなく、レンタカーやバス、タクシー、電車など思い思いの仕方で巡る人が増えている。その土地の食や宿を楽しんだってOK!弘法大師によるご開創から1200年の今年、気軽にお遍路してみませんか? ※綴じ込み付録:一日お遍路マップ〉

あなたの知らない「仏教」入門
正木晃=著 春秋社 1800円
〈本書の特色は、従来のような仏教思想の解説や宗派の紹介が中心ではなく、最新の研究成果がもたらしたインド仏教に関する新事実をはじめ、一般読者にはあまり知られていない日本仏教の意外な歴史的事実を紹介することにある。そのほか、葬儀のルーツ、悟りと神秘体験、宗祖たちの経典解釈など、今の日本人に関心の高いテーマが盛りだくさんである。最後に、日本仏教をより知るためのブックガイドが付く。〉

近現代の法華運動と在家教団
西山茂=編 春秋社 4000円
〈これまでの日蓮研究の成果を踏まえ、日蓮とその教団の教義と歴史の全貌をあきらかにするともに、日蓮思想の現代化を目指すシリーズ。第4巻では、近代化のダイナミズムの中で日蓮仏教がいかに社会状況に応答したか、また社会的矛盾を反映して興った在家教団の法華運動の諸相を検証、日蓮仏教再興の動向を論じる。〉

大事なことから忘れなさい 迷える心に効く三十の「禅の教え」
松山大耕=著 世界文化社 1404円
〈海外のさまざまな宗教家・リーダーと交流してきた東大卒の若き禅僧が、迷える心を解きほぐす身近な人生の悩みに答える30のQ&A。〉

宗教と公共空間 見直される宗教の役割
島薗進・磯前順一=編 東京大学出版会 4752円
〈今日,宗教は私的/公的領域という二分法には服すことなく,新たな様態をとりつつある――.宗教と社会をめぐる諸理論や歴史的経験の検討を通して,制度化された「宗教」から,たえず流動する「宗教的なるもの」への生成を論じる,新たな学問的考察の試み.〉

福岡県の仏像
アクロス福岡文化誌編纂委員会=編 海鳥社 1944円
〈国指定重要文化財、県指定有形文化財を中心に福岡県内の代表的な仏像を地域別に分けて紹介。そのお寺の歴史から、仏像の来歴、造形的・構造的特徴まで紹介する。さらに、仏画、古写経、梵鐘、神像などの宗教美術についてのコラムや各仏像の拝観情報も収録した。〉

四国霊場 仏像を訪ねて(上巻)涅槃・発心の道場編(香川・徳島)
櫻井惠武=著 宮帯出版社 2160円
〈四国八十八ヶ所の仏像撮影の第一人者が14年間かけて撮り下ろした成果を、持ち歩きやすい判型にまとめました。秘仏や重要文化財を中心に、貴重な仏像写真を数多く収録。カラーで迫力ある仏像で魅了します。仏像の見どころはもちろん、お寺の説明や交通案内など、ガイドの要素も充実しています。〉

四国霊場 仏像を訪ねて(下巻)修行・菩提の道場編(高知・愛媛)
櫻井惠武=著 宮帯出版社 2160円
〈四国八十八ヶ所の仏像撮影の第一人者が14年間かけて撮り下ろした成果を、持ち歩きやすい判型にまとめました。秘仏や重要文化財を中心に、貴重な仏像写真を数多く収録。カラーで迫力ある仏像で魅了します。仏像の見どころはもちろん、お寺の説明や交通案内など、ガイドの要素も充実しています。〉

山折哲雄の新・四国遍路
山折哲雄=著 PHP新書 PHP研究所 864円
〈仏教学者・山折哲雄氏が、従来のお遍路とは違った視点で四国の名所を案内する。伊豫豆比古命神社(椿神社)の宮司・長曽我部延昭氏、四国八十八カ所霊場の本部がある総本山・善通寺の住職・樫原禅澄氏との対談も収録。〉

法華経物語
渡辺照宏=著 岩波現代文庫 岩波書店 1360円
〈『法華経』は,「諸経の王」とよばれる代表的な大乗経典である.全ての衆生を救わずにはおかないという仏教の根本テーマが,様々な妙麗な譬喩,説話を取り入れた長大な物語として語られる.仏教学の泰斗が,本経の内容と深い哲理を,分かり易い文章で的確にまとめて紹介した『法華経』入門のための名著である.〉

人は死ぬとき何を思うのか
渡辺和子・大津秀一・石飛幸三・青木新門・山折哲雄=著 PHP研究所 1404円
〈命を見つめてきた5人の著者の共通点は「死を考えることは、生を充実させること」という思いだ。限りある命を意識することで、自分のすべきこと、大切にするべきことがわかる。立場の異なる著者の意見を比べつつ、長寿社会の中で人生を充実させるヒントが見つかる本。〉

葬送習俗事典 葬儀の民俗学手帳
柳田国男=著 河出書房新社 2160円
〈葬儀に関する言葉をジャンル別に網羅し、徹底的に解説。柳田国男全集に未収録の超貴重な本を、新字新仮名の読みやすい形で完全復刊。北海道から沖縄列島に至る葬制の慣習を探る日本人論。〉

日本人のこころの言葉 蓮如
一楽真=著 創元社 1200円
〈戦いに勝っても本当の解決にはならない、念仏修行して仏の教えに生きなければならないと説いた蓮如の言葉の真意を手紙や言行録から明らかにする。〉

空海の思想
竹内信夫=著 ちくま新書 筑摩書房 840円
〈「密教」の中国伝播という仏教の激動期に入唐した空海は何を得たのだろうか。中世的「弘法大師」信仰を解体し、空海の言葉に込められた「いのちの思想」に迫る。〉

日本と世界の教祖
月刊「ムー」編集部=編 学研パブリッシング 551円
〈古今東西、洋の東西を問わず、世界各地に登場したあまたの教祖たち。今も多くの人々の心をつかみ続ける彼らはいったい何者なのか。世界宗教の開祖から新宗教の創始者まで、世界中の多種多様な“聖人”たちの素顔に迫る一冊。〉
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