Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

マイルスによる闇の秩序の暴力的音楽。

2006-05-30 23:37:33 | Jazz / Cross Over
電気マイルスの初期。
1969年と1970年はトニカク凄い。
鼻血だけではなく、耳血のカクゴもして頂きたい。

で、70年代電気マイルスの後期は、歪みまくりのギターが二人も居たりしますし、かな~りドロドロして濁った空気の呪術的空間に、一触即発の妖気がタチ込めている訳ですが、1969年~1970年の電気マイルスは、もう少し、空気はきれいかもしれない。ただし、空気の硬度はこの頃の方が強くって、アッと言う間に感電死しそうな迫力は、この頃の方が上なように思えマス。
イヤ、簡単に言ってはイカンな。
ドッチもタダコトでは無いのであって、どっちが凄いかなんで、一概には言えません!

ですンで、皆さん!!!

聴かずギライはやめて、電気マイルスを聴こう!!!
イヤでもいいから聴き倒そう!!!!!
そして、ミンナで一緒に倒れよう!!!!!
びびびびび~。(←電気に痺れている)

ハイ。
では、行ってみましょう。

『1969 Miles』

1曲目の「Directions」から、音の痩せない超強烈なハイノートのトランペットが炸裂しまくって、アッと言う間に音洪水の涅槃になる訳ですが、それにしても、3曲目! なんじゃ!このスゲェ「Milestones」は!!!
懐かしくも4ビートしてみたりもしますが、叩き付ける原色の4ビート。
しかもブラックと言う原色!!!
最早、ムカシの4ビートの再現ではナイ。
すげぇ!!!

『Live At The Fillmore East』

世間的なイメージでは、マイルス・デイヴィスというと、「クール」、「渋い」、「大人」、「おっしゃれ~」な感じもありますが、この頃のマイルスは、ジャケ写を見て頂いて分かる通り、渋さゼロ。
「マイルス」のイメージとは反対の、突き刺しまくるハイノートのラッパ。
ギラギラし放題で抑制指向ゼロ。
さっきも書きましたが、ハイノートでも痩せないスンげぇ音!!!
超高速極太ボウガンの如きトランペット!!!!!
(抑制してるんデしょうがね。フツーじゃない。)
全くモッテ、ジャズではナイ音楽。
が、ファンクでも無いし、当然、ロックでもない。
混沌のようでいて、混沌ではない、マイルスによる闇の秩序の暴力的音楽。
そんで、暴力が美しいという、有り得ない快挙。
呼吸を忘れる。
スゲェ、ライヴだ!!!

ワタシは、ブートには手を出していないが、『マイルスを聴け! Ver.6』などを読みつつ、この時期のブートには、ついつい手を出してしましそうでコワイ。
手を出し始めると、確実に経済は倒壊スル。

気をツケタイものでありますが、でもサ、マイルスは聴く!!!!!

ぢゃッ!
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ビッチェズ・ブリューとかアイラーとかドン・チェリーとかが効いてきた。

2006-05-30 00:59:11 | Jazz / Cross Over

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)
『Bitches Brew』(1970)

ワタシにとって敷居の高かったコノ一枚。
今日、久しぶりに聴いてみたら、敷居、越えられていた。

今になってやっと分かったッっ!!!
あまりのカッコよさに慄然とするしかねーのナ!!!!!
・・・と言う事でありンす。

理解した、というよりは、身に入って居たモノが、酵母のお陰で遂に発酵した、という感じです。
「効いてきた」というのが正解かもしれない。


酵母は、コレでした。多分。
    ↓↓↓

菊地成孔+大谷能生
『東京大学のアルバート・アイラー』


というコトなので、「もしかして・・・?」と思い、まッコトに久しぶりにコレも聴いてみました。


アルバート・アイラー(Albert Ayler)
『Albert Ayler In Greenwich Village』(1967)

長いコト、アイラーって、ダメだったんですが、なんか、スンナリ入って来たぞ。
大好きになった、とは言えんが、全然フツーに聴けた。フシギです。


そしてコレ。


ドン・チェリー(Don Cherry)
『Symphony For Improvisers』(1966)

フリー・ジャズだと思っていたのですが、別に、フリーじゃなくって、フツーに、フツーの音楽の戒律の中に居た。
たまたま、各自が別々の戒律の中に居たりする時間もアルってダケの話でした。

音楽は、やはりチビリそうなまでにカッコいい。
方向不明なままチキショーと言って置きたい。

また、明日!
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