わたくし今日、気づきました。
原美術館の明るい出窓のサンルームで、名和晃平(なわこうへい)のPixCell [Zebra]をみながら。
なにか「ざわわ」とキモチに触れるアート作品に出会ったとき。
そのときのじぶんの想いは、あえて無理矢理コトバにすると、
どうやらそれは、「物欲」でした。
「うわ、すごい…!」
「これ…ほしー…!」
いやいやいやいや、どうすんだ買ってどうすんだ。っていうか買えないです。そんな。買えるワケがない。
どうりで、ミュージアムショップに目がないわけです。だって、買えるから。そこにあるものは。あと、じゃっかん、モノとして「役に立ったり」するし。ははは。
スタルクの椅子がいつかほしい・とか言ってるもの、おなじことでしょう。と自己分析。
でもなぁ、仮にこのシマウマとか、奈良美智の絵とかを買えたとしても、持ってるだけじゃそれはそれで困るしな。と、どうでもいいような妄想をしながら、あー、このやなぎみわの案内嬢の部屋もいいなぁ。ほしいな。なんて。いやいや、「鑑定団」で奥さんに言えない散財するひとみたいだ。
しかし不思議なもんです。クルマとか、買えそうにないネダンの高いヤツには興味ないのに、なんでアートを「ほしい」とか思うかな。ネダンを具体的に知らないからか。
そこまでかんがえて、あらためておもったのは、
どうやらわたしがいちばんほしいのは、
好きなアート作品がいっぱい詰まった「美術館」そのもの みたいです。
あっはっは。
はっはっは。
妄想するのはタダなので、原美術館を「実家」と命名することにします。