JAZZ SINGER REIKO OSHIBUCHI 押淵玲子オフィシャルブログ

福岡で活動しているSINGERです。乳がん闘病中(再発転移あり)の事や、音楽の事など。
そして、趣味の着物リメイクなど

押淵玲子CD、画像など

CD好評発売中詳細はHPまで
押淵玲子オフィシャルHP

尚、CDは2,800円のものは800円を2,500円のものは500円を
「がんの子供を守る会」また「あしなが育英会東北レインボーハウス建設募金」に寄付いたしております。

ライブ画像をアップしています

2016年12月4日(日)18:00~
ANIME JAZZ THE LAST
10年間皆様に愛されて続けてきたANIME JAZZ LIVE
ライブはこの日が最後となります。
どうぞ、お見逃しなく!

誤解されるタイプ?

2013-12-04 23:16:24 | 日記
私はこのブログで度々「話しかけないでオーラ」を出して待合室で座っている人
なのだが・・・・
違うがんの人から「病気の話で話しかけてこないで」との・・・
ん?そうか、わかった。

いや、別に話しかけたりはしない。
自分からは。
というか、患者の会でもないかぎり
いや、患者会でも、話に誘ってくれる人がいなければ話しかけないのだが。
やっぱり、メディアに載るからなんだろうな。

新聞やテレビは私にとっては有難いこともある。
私の活動やライブ情報などを発信してくれる。
無料で!
しかし、私の情報も色々発信される。
それは主に病気のこと。
私は四六時中ずっと病気のことばかり考えているわけではなく
大半は音楽のことを考えていて
病気のことを考えるのは体調不良の時とか
何だかふと不安になった時とか
もうすぐ治療だわ、とか
今度は血液検査があるんだわ、とか
結構、模擬試験前の受験生みたいな状態でしか病人の自覚がない。

余命については冷静に考えて
もし、5年以内に病状が悪化した場合とか
色々考えて、仕事の設定をしているのだが
それは別物。
私自身の仕事の問題だから
他人に話したことはない。
(家族には実際にお世話になるのであれこれ指示を出すが)

がんに関して
自分がその立場になった時から
いろんな人にいろんなことを言われて
助かることもあるが
半数以上はムッとすることが多くて
それは「乳がん」に対する偏見であったり
「がん」を十把一絡げで意見する人が多く
有り難く拝聴しながらも「まあ、乳がんはそれとは別だから」と。

がんを発症した場所が違うと、全く違うがんで
同じような薬を使う場合の助言は出来ても
ほかは「ああ、そうかもしれないですよね」くらいで
がんの速度も違うし、その後の運命も全く違うし
戸惑う気持ちや
死が間近に迫ってきたような気持ちに寄り添うことはできても
その人の心境を100%理解することはできないから
「ああ、そうなんですね」という
良き聞き役としてしか接することができない。

それは経験したから分かること。

自分が傷ついたことは
他人には言わない。

それも自分が経験したこと。

がん患者がいて、その周囲の人がいて・・・
色んな人たちと出会うけれど
私は「患者さんの気持ちに寄り添う」ということしか考えない。
周囲の人たちの「そう思うでしょ?」とか
「だから、こうしているのがわかるでしょ?」などという発言には
ものすごく曖昧な受け答えしかしないし
いや、そういうのは人の賛同を得るべきことではない、とすら思っている。

私はメディアに「乳がんシンガー」として取り上げられることが多いが
それでお仲間を増やしたいとか
そういうふうに思っているわけではない。
乳がんであることも、私の個性だが
乳がんでなくとも、私はシンガーとして多くの感動のライブを提供していると思っている。
私の人生だから。
歌そのものが私の人生だから。

うーーーーん
なかなか言いたいことが伝えられないのだが

少なくとも、私はフレンドリーで
誰とでも仲良しになれるタイプではあるけれど
「がん友」を増やしたいと思っているわけではなのよね。
「がん友」ってとても微妙だから。
それで傷ついたこともあるし。
それでものすごく嫌な痔持ちになったこともたくさんあるから。
そこら辺は、とっても「よくわかっている人」だと
自分でも思っているのだけど
傍からはそう見えなかったりするのね。

人生の中で歌いこんでみたい歌

2013-12-02 14:40:43 | 日記
体調がイマイチ君のこの時期に
昨日は牡蠣にあたって
そりゃもう・・・大変な夜でした。
症状が収まってもヘロヘロで
最近はベッドで横になっていることが多かったので
またもに足に力が入らない。
自転車に乗ってもペダルを漕ぐとゼェ~~ゼェ~~~
まあ、そんなトホホな日々ですが。。。

ちゃんと音楽の話など。

自分の歌い手としての人生の中で
取り組んでみたい大曲。
そのいくつかは既に私のライブ等で披露しているが
まだまだ研究段階にあるものもある。

これから、また増えていくのかもしれないけれど
今のところ、あと2曲。
「薔薇色の人生」
「私を泣かせてください」
どちらもジャズのスタンダードナンバーではないので
ちょっと色々歌い込みに悩んでいるところ。

というか、後者に関してはイタリア語の発音に苦戦中で
まだまだ道が遠い・・・・。

私としては薔薇色の人生はピアフの歌唱が好きで
やはり、そういう指を絡ませるような
恋に全てを掛けるという
そういう出来上がりを目指したいところで
フランス語で歌うか???
というのも悩んだところだが
やはり、発音の難しさとリエゾンの難しさで断念。

英語詞でなんとか練習しているものの
構成としてピアフの感じを出したいので
あれこれ悩み中。

今は咳や嘔吐で喉が荒れているから練習中止中!

練習出来ないときは、楽譜を見ながら
やっぱり、ここのサイズをこうしようか?
ここをくっつけようか?
なんてことを考えるのにちょうど良い時間なのだが・・・
そんな悠長なことをやる間に
ANIME-JAZZを仕上げねば!なのですけどね。

「私を泣かせてください」はオペラの歌なので
クラシックの人しか基本的に歌っていない。
だけど、たまに日本語で歌っている人も見つける・・・
日本語訳では、ちょっと伝わらないかも、と
これは苦戦しても原語だな・・・・。
ラテン系の言葉は殆どローマ字のように読めるが
ちょっと違うところが有り
それも判ってはいるものの、ちゃんと読めないので耳コピ。
そして、スペインごとイタリア語では巻き舌の場所もちょっと違うので
巻き舌可のところは丸印なんかつけたりして・・・
自分のものにするのにはまだまだ時間がかかりそう

というか、その前準備の段階で
まだ手間取っているから
いつちゃんと歌えるようになるのやら・・・。

私の葬式の会葬御礼のCDには入れたい。

この2曲はね。

それならば、少し急がねばね。

はぁ・・・・
体調不良の日々からとにかく早く脱しないと!!

いいものを見つけた

2013-12-01 14:01:45 | 日記
私が密かに愛読しているブログで
(相手の方は私の存在はご存知ないです)
今日も「なるほど」と思うものを見つけた。

彼女は私より少し進行度の早い乳がんで
だいたい私より一歩か二歩先の治療をしていらっしゃる方。
色々な講演会なども積極的に参加して
色々な治療に関しての情報も客観的に紹介していらっしゃる。
(私感はあるが、大変分析していらっしゃる)

そこで私が購読していない中央紙の医療コラムの紹介が有り
今日は何だかスッキリ!!
まるで数ヶ月の便秘が解消したような・・・
(いや、私は決して便秘症ではない・・・尾籠な話で申し訳ない)
そうです!そういう意見を私は待っていました!
という腫瘍内科専門医の近藤医師への反論を見つけました。

読売新聞ヨミドクター

高野医師の見解に至極納得。

何故私が近藤医師の論に全く共感できないというか
むしろ怒りに近い感情を抱くのか
それは違うと思います!とはっきり言いたいがちゃんと読んでいないし
(斜め読みというか一分くらいパラパラと・・・しかも送られてきた本)
「私は共感できません」としか言えなかったのだが
この中で彼の論のどこがいけないのか、明確に指摘されています。

一概に民間療法は何の役にも立たない、とは私も思ってはいないが
がんに関しての「治療」ではない。
それは宗教的な「心の拠り所」みたいなもので
基本的にたくさんの専門医師たちが研究した治療の方が信用に足ると思っている。
免疫治療に関しては、まだ研究段階なので何とも言えないが・・・
「絶対治る」と謳ったものは偽物が多いと思っている。

私は早期発見、早期治療を逃した乳がん患者なので
本当に皆、まず、がん保険に入って
検診にちゃんと行って、色々ながんは早期発見していただきたい、と
切に思っている。
全員が完治できるわけではないが
進行がんになる前の早期治療で生存年数はかなり違うのだ。
再発転移にビクビクすることもすくない。
がんが見つかり患者数が増えることで国民を惑わせている、と近藤医師は言うが
それは患者数は上がるだろうが
きっと治癒率は上がっている。
それが医学の進歩ではないのか?

かつて、結核患者が増えた時も
それまでは助からなかった人でも、明らかな症状が出る前に治療するから
結核で亡くなる人が激減したではないか。

それを患者数を増やしているだけだとか
いたずらに「抗癌剤治療をしてはいけない」などと過激な発言で
高野医師曰く「教祖様」となっている。
彼の講演会には「信者」が沢山押し寄せて
もはや冷静に講演を聞いて自分のために何が大切なのか、を考える講演会ではなくなっている。
また、一般の人たちも「がんになったけど抗癌剤治療はしないほうがいいって言ってる」等
何が根拠なのかわからない話を鵜呑みにしている。

私のところにも今まで五冊くらい親切な人たちが彼の本を送ってきた。
一分ほどでゴミ箱へ行く運命となるのだが・・・。
もう、8クールの抗がん剤治療を私はすでに受けている。
それまで痒かったり痛かったり熱を持ったり
ひどい皮膚炎と勘違いしていた左胸が
抗がん剤投与後、綺麗な胸になっていった。
残念ながらがん細胞はその中で死滅することはなかったが
多少小さくはなったし
症状自体が消えたのは抗がん剤のおかげである。
確かに効果はあるのだ。

同じことを70歳以上の高齢者にしたら
もしかしたら体力のない人は体力を失うかもしれない。
きっと、その時は医師も同じ量の抗がん剤は投与しないだろうし
年齢にあった治療しか行わないだろう。
それを老若男女区別なく「抗がん剤はやめたほうがいい」というのは
おかしいんじゃないか!

こんな所で私が熱くなっても仕方ないのだけど・・・

今日は良いコラムを見つけた!!
嬉しい!!