JAZZ SINGER REIKO OSHIBUCHI 押淵玲子オフィシャルブログ

福岡で活動しているSINGERです。乳がん闘病中(再発転移あり)の事や、音楽の事など。
そして、趣味の着物リメイクなど

押淵玲子CD、画像など

CD好評発売中詳細はHPまで
押淵玲子オフィシャルHP

尚、CDは2,800円のものは800円を2,500円のものは500円を
「がんの子供を守る会」また「あしなが育英会東北レインボーハウス建設募金」に寄付いたしております。

ライブ画像をアップしています

2016年12月4日(日)18:00~
ANIME JAZZ THE LAST
10年間皆様に愛されて続けてきたANIME JAZZ LIVE
ライブはこの日が最後となります。
どうぞ、お見逃しなく!

進化したANIME-JAZZ

2014-02-28 13:06:17 | 日記
3月3日にバックの演奏を録音するANIME-JAZZ 2nd
曲を並べてみると
16ビートが多い。
サルサ1曲にもうちょいハードなラテン1曲
そして、サンバが1曲。
スィングも速いのが多い。
何でこんなに攻撃的なの?
ってな感じかな。

1stは「はじめまして、ANIME-JAZZ で~す」
ッて感じが多かったし
一体、こういうのを作って売れるのか?と自信がなかったし
その割に売れてと言うか
あの時は作った直後に再発治療に入り
ろくな宣伝もできず
「あ~あ、在庫がたまるんだろうなぁ」と思っていたけれど
色んな所で話題になり
基本的に「手売り」なのだが
すごく売れた。

だいたい、もっとちゃんと宣伝すれば
色んな方に知られる所となったのに・・・。
まあ、身の丈程度で。

今回も売れる確証はないけれど
きっと、売れるであろう、と期待しつつ
2枚目も買ってくださる方々のために
バージョンアップした私達、というのを見せなければ!!
そして、さらなる感動を呼ぶものにしなければ!!

ライブ時にトリで使うようなスケールのでっかい曲が数曲あります。
というか、結構全部、通しで歌の練習をすると疲れます。
前作ではスキャット部で結構短いのだけど色んな技を使ったのは
「ゲゲゲの鬼太郎」で
あれは全部でたった2分ちょっとの曲なのに
ヴォーカルはとてもとても大変で「嵐」のような曲でした。

今回はスキャットを入れたものは少ないにしても
その内容が結構深いというか
マンハッタントランスファーなんかがやっている
全体のラインが6度。7度なんて移動をするものを入れています。
例えばですねDm9→G7というところで
真ん中がドーラシ(下のシ)となっていたとすると
上はミード(上のド)レ
下はファ(下のファ)ーレソ(下のソ)
ってな具合で、簡単にハモができるというものではないです。
一歩間違えば「音痴の人」に聞こえますから。
正確に音程を捉えるとか、ちゃんと楽譜を見て確認しながら歌わないと
心地よいサウンドに生まれ変わらないわけです。

そして、音程だけではなく
その中にリズムのニュアンスも
感情もいれなくてはいけません。

さて、どんなものが仕上がっていくでしょうね?

感動する曲には「もののけ姫」もあり「摩訶不思議アドベンチャー~ONE」もあります。
「残酷な天使のテーゼ」もあります。
「ひょっこりひょうたん島」も・・・

数ヶ月掛けて作り上げていきますので
11月末の販売まで
心ときめかせてお待ちください。

音楽は進化する

2014-02-28 01:00:20 | 日記
まあ、当然のことなんだけど。

例えば自分の持ち歌に関しても
10年前と
全く同じではなく
Keyは同じでも年齢で解釈も違ってくるし
ぐっとくるフレーズも変わってくるので
伝え方も変わるのだ。

当然といえば当然なのだけど
これが「何十年変わらぬ新鮮さ」とか
そういう謳い文句で言っている
歌手・・・?
メジャーな歌手の方々もいらっしゃるし
地元の方々もいらっしゃる。

それがそれで、鍛錬も必要だから
凄いことだと思う。

だけど、客も同時に年を取っていくわけで
常に最初に歌った時の年代の人ばかりを集客できるわけではなく
その時々に変遷していくものではないか、と
そういう風に思うわけですよ。

だから、ANIME-JAZZのアレンジは「今風」なのだ。

懐かしい曲だけど、今の音作り。

コーラスにしても3度で無難にハモればいいだろうし
昔のジャズコーラス風にしたほうが無難だ。
前作、ANIME-JAZZ のCDは数曲新しいコーラスを取り入れたものはあったが
そこまで冒険はしなかった。

だって、難しいんだもの。

今回、リードとなる音程が
前回は私一人だったものが一人増えた感じ。
なので、この難しい
普通のスキャットをコーラスでやるという
そういったアレンジにしてみた。

これは一人でやるわけではないので
おおよそ人間の出せる音域の中で
最低音と最高音を考えて
流れを合わせて
コードも合わせて
その集結と分散の面白さも見せるという
「ヴォーカリーズ」ならではの技を見せようではないか!とか。

これがね、単一音になると「なに?」ってなるから
今度の3月3日の録音はバックのサウンドだけだけど
3人のパートの音をあっちに行ったりこっちに行ったり。
この作業はこの日にしか使わないのだけど
そんな面倒な作業の仮歌の練習なんかをやっているわけです。

ライブとは違って
1ヶ月の練習でやれる、という制約はないから
じっくり、ゆっくり、完成度の高いCDを作るつもりです。

久しぶりな「がん」話

2014-02-25 13:46:05 | 日記
最近は情報が何でも手に入るから
がんについても皆が知っているのかと思ったら
結構そうではないこともある。

スーパーで見かけた女の子。
3歳位だと思うが、髪の毛が無い・・・というか薬で抜けたみたい。
レジで私の前に親子が並んでいた。
母親がちらっと私の顔見た。
そして、もう一度ちらっと見た。
「あの、テレビに出ていたアニメの人ですか?」
ああ・・・何故私はこんな時にノーメイクなのか・・・
「ああ。アニメジャズですね。私です。」
ニッコリと笑われた。
そして
「有難うございます」
「あの、寄付のことでですね、皆さんに知ってもらえたみたいなので」
へえ、そうなの、と思いながら次の言葉を探した。
私も患者なので「頑張って」は禁句なのだ。
「いえ、ほんの気持ちだけのことで・・・お恥ずかしいです。
皆で生きていましょうね。皆で。。。」
レジ前でのちょっとした会話。

私が投げた小さな石ころは
色んな所に転がり、時には人の輪という池に落ちて
確かに波紋を広げたのかな?
寄付は全体に比べたら、本当に僅かなもので
個人のインディーズで35万近くというのは大きくても
それだけで誰も救えるわけではないので
これが広がって大きな運動になればそれなりに意義があったのかな、とか。

子供のがんも進行速度は速いのだが
最近は生存率が上がっている。
しかし、それだけに副作用というか
後遺症は一生ついてくるものも有り
結構深刻な問題だ。
大人は諦めもつくが、子供は思春期に「何故自分だけが?」と悩んで
なかなか厳しいそうだ。
支援者が増えてくれることを切に願っている。

ちょっといい気分かな?
いや、大分いい気分かな?

さてさて、準備はできた?

2014-02-24 15:55:45 | 日記
先日からあまり代わり映えはしませんが
レコーディングの準備が大体出来てきています。
まずはバックの伴奏からで
ANIME-JAZZは機織りのよな作業で
バックもメトロノームの音を聞きながら
私が外のブース(?)で仮歌を歌いながら
多分こういう風に盛り上がるであろう、と
想像をふくらませながら
ノーリノリで録音します。

この時に、だいたいのサウンドはできています。

よく勘違いをされるのですが
コーラスももちろん重要な要素で
私がずっとやりたかったヴォーカリーズでのアレンジなのですが
曲全体をまとめあげていくのは
私がメインアレンジをして
それから各楽器が「あ~したら?こ~したら?」と
あれこれいじって
ANIME-JAZZの面白い曲は出来上がっていくわけです。

録音時間としてはコーラスのほうがはるかに時間はかかりますが
来週の月曜日の録音で
だいたいクールなサウンドは出来上がってきます。

まあ、その為の楽譜作成で



こういう寒い所で頑張って下書きをPCに打ち直し
夜なべをしながら数週間過ごすわけです。
こればかりしているわけではないですからね。
もちろん、経理や日々の家事や
両親の介護や、病院へ行ったりと
あれこれやりながらの作業で



この段階になると
デモ演奏作成です。
デモ演奏時にアレンジの変更はたくさんあります。
それで、やり直して
また寒い所で楽譜作成から・・・・

そして、今日、やっとボーカル用のファイルが出来ました。
楽器の人には先日、どっさりと楽譜を送りました。



ボーカル用の楽譜はだいたい100枚ほどです。
今回はレコーディングなので暗譜はありませんが
普通はライブ時にこれを全部暗譜です。

前回、「アンパンのマーチコーラス隊」を募集しましたが
今回は「もののけ姫コーラス隊」を募集いたします。
男性ももちろん!!!!

おまけで「魔法使いサリー」の囃しもくっついてくるかもですが・・・。

その内、大々的にボーカル募集を初めますので
今から心のご準備を・・・。
(ただ、私達の本編の収録が少し進まないとできませんので)

そういうことだったのか

2014-02-22 09:31:48 | 日記
先日、過去に数度会ったことのある
若いシンガーの子が
過去の色んな人間関係に関するもの
名刺やアンケートや楽譜や・・・
色んな物を「断捨離」することにしたと書いていた。

そうか、若いっていいことよね。
そういうものを捨てる自信と覚悟ができるから。

で、ちょっと考えてみたら
私は同じように若シンガーたちに「断捨離」された
ということに気がついた。

ずっと可愛がって
色んな事を教えて
厳しいことも言ったことがある
私の事なんか嫌いだと思ったこともあるだろう。
だけど、私は彼女に成長して
どこに出しても恥ずかしくない
さすが、福岡はアーティストがしっかりしてるね、とか
そういう「本物」になって欲しかったのだ。

何しろ、私が若い頃と違って
「若い」とか「美人」とか「スタイルが良い」ということで
一流シンガーになり
売れっ子になって(それは良いことだが)
実力が伴わないから、福岡でしか評価が高くない。
つまり、それ以上になれない。
そのままでは50過ぎのオバチャンになったら客を呼べない。

私は外見的には褒められる所は一つもないが
ライブの企画力と歌唱力と
人間関係を大切にしている所で
ちゃんと、ライブに来てくださるお客様を確保している。

いつも一緒にライブをしているメンバーは
一回りほど若かったりするが
おそらく、私のライブは何が出てくるだろうか、と
結構楽しんで演奏も生き生きとしてくださっていると思う。

そういう事はやはり、古い人間のすることで
断捨離の対象になっちゃうんだろうな。

私達は名刺を頂いた方々に
見ないかもしれないし、来ない方が多いし
無駄、という人もたくさんいるけれど
少なくとも250通位のDMを発送している。

その他、色んな行きつけのお店にDMを置いてもらったり
色んな人にお会いする度にお渡ししたり
「知っていただく」というのも仕事の一つだ
とも思っている。

メールでもお知らせをする人がいる。
その中で、若いシンガーの子の何人かはメアドを変えていた。
変えたというお知らせはない。
かわいがっていたシンガーの子も
メアドを変えたままで
何かでちらっとネット上で見かけた時に
「また飲みに誘ってください」とか書いていたけれど
あなたに連絡するすべがないのよ・・・・。

断舎利して、切り捨てた人間関係は修復できない。
だから、私は切り捨てたりしない。
私はほんのちょっとした関わりでも大切にして
それが今の私を築いていると思うから。

自信がないのか?
そうかもしれないね。