JAZZ SINGER REIKO OSHIBUCHI 押淵玲子オフィシャルブログ

福岡で活動しているSINGERです。乳がん闘病中(再発転移あり)の事や、音楽の事など。
そして、趣味の着物リメイクなど

押淵玲子CD、画像など

CD好評発売中詳細はHPまで
押淵玲子オフィシャルHP

尚、CDは2,800円のものは800円を2,500円のものは500円を
「がんの子供を守る会」また「あしなが育英会東北レインボーハウス建設募金」に寄付いたしております。

ライブ画像をアップしています

2016年12月4日(日)18:00~
ANIME JAZZ THE LAST
10年間皆様に愛されて続けてきたANIME JAZZ LIVE
ライブはこの日が最後となります。
どうぞ、お見逃しなく!

27日は大忙し!

2014-09-30 14:55:35 | 日記
9月27日は朝からバタバタ。

11時半入りでエルガーラホール。
これは以前紹介した講演会&ミニライブ。
音の返りがなかった時のために
小さな自分用のモニターだけ車に積んで出発。



そして、入ると・・・
あら、広い。独り占めしていいの?
へぇ~~~~~エルガーラの楽屋裏ってこんなんなんだ。
う~~ん。
初めての場所ってウキウキです。





うわ~~~い!
一人だ!!
こんなの滅多にない。

まあ、今回演奏も一人なんでそうなんですが
バンドひとまとめなのはまだ良い方で
楽屋無しで、廊下とか通路にぽつんと待機していることの多いこの業界。
華やかそうで、実は結構厳しいのですよ。
クリスマス仕事の時とかは
お客様のウロウロしているロビーにいたりすると怒られることもあります。
仕方なく、トイレのパウダールームで内職とか・・・・。
ホテルの喫茶室に居ることもありますが
ホテルによってはコーヒーが1200円以上したりするから
心休まらないのですよ。
そして、大半の時間は通路とか廊下で待機ですからね。

こんなことにウキウキしているから写真を取るのを忘れてしまってる。

ええ、この日は3曲ほど歌って(カラオケ持参)
林田スマさんとの対談
そして、ANIME-JAZZの宣伝をして
「もののけ姫」を歌って終わりました。

私の紹介の所で
「主婦でジャズシンガーの」とあり
どうして男の人は「主婦」とつけるのか不思議でした。
今は家事をサボっている状態で
主婦は付け足しくらいしかやっていなかったりするのですよ。
それに、だいぶ前から仕事してるのだし
「ジャズシンガー」だけではダメなの?

この日はとても忙しくて
講演会が終わったら、主人と即家に帰って
髪をアップにしたり、化粧を少し直したりして
ささっと次のドレスへ。

結婚式の披露宴へ行くのです。

グランドハイアットでの式は久しぶり。
あそこはトイレがとても遠いのが難点なのよね。

この日のために作ったドレスを着て





新郎側で呼ばれたのですが
新郎はとてもまじめな人で
人柄もよく現れて、良い宴でした。
ただ、ワイワイしていることに最近慣れていたので
少しお酒は控えめに。



主人と後でバーで飲みました。

ああ”~~~~疲れましたなぁ~。

とドレスのお世話
(ドレスは一度霧吹きで汗抜きして、よく乾かしてから箪笥の中に入れないと
カビの原因になります)

たまにしか登場しないパーティバッグ。



パーティバッグは5つくらい持っている。
ドレスの材質や色によって微妙に合わないものもあるから。

最近は姉から貰ったシャネルのゴールドのバッグが活躍していたので
昔ながらのパーティバッグは久しぶり。
これはベルベットにビーズ細工の口がついたもの。
手作りなのでノーブランド。
ベルベットと言われるものは基本的にシルク。
だから、中もシルク張り。
風合いが柔らかで、とても上品。

この手のバッグにしては高かった。
そりゃシャネルとかに比べればおもちゃみたいなものだけど
もしかしたら、一度しか使わないまま駄目になるものも多いし
これは奇跡的に20年前のまま、保存できている。
(そのかわり、厳重に和紙で包んでいたのよ)

そう、私はこういうバッグ類が大好きだった。
この服にはこのバッグ!
という絶対的な組み合わせでよく買い物をしていたのだ。
だから、一点豪華主義ではなかった。
「そこそこ」くらいのものを沢山持っていたりする。
靴もジョルダンで皆揃えていたのになぁ。
ジョルダンが日本から撤退して
私も病気をしてハイヒールを履かなくなったし
悲しい靴箱になってきてる。

もう一度痩せて
人生の最期にピッカピカになってみようか。

丁度、先日の診察で
8月に変わった薬が、どうも合わないのではないか、と
また薬が変わったところだし。
今度は術後のプチダイエットをした時の薬だと同じ系統のものだそうだし
良いかも。。。

仕事と介護と治療と・・・

2014-09-20 09:38:19 | 日記
しばらく、CDのミキシングのことや講演会のことで
バタバタしておりました。

その合間を縫ってというか
私の体力を奪いながら介護ですが。

まず、CDのミキシングですが、
新しい治療薬になって、耳がボワーンとちょっとした難聴状態になるのです。
普通の生活に支障はありませんが
音を取るとか、アレンジするとか、ミキシングとか
そういう時に高音がぼやけていると、よく聞こえなくて
出来上がりが高音が大きくなってしまいます。
それで、以前のミキシングの音がダメだ・・・・と。
薬を一度お休みしてミキシングをやり直しました。
やり直すまでに、何度もレコーディングしたものを聞くので
結構時間と体力が入ります。



そして、講演会で最初の計画を変えるという話があり
それは即答はできないので
一度自分の持っている音源等をチェックして返事をすることになるのですが
「何故すぐに断らないのか?」と思われるでしょうけれど
急に企画を変えられたら精査する時間というのは必要なわけで・・・

まあ、そういう雑事に追われる羽目になり
それでも相手方には理解してもらえないだろうなぁ、こんな事。
私達は「ちょっと歌って下さい」とか
「ちょっとさらっと歌うだけですから」なんてよく言われますが
伴奏も何もない所でプロの腕前を要求されても
だいたいAMAZING GRACEしか出来ないわけですよ。
そして、微妙に「ジャズじゃないくせに」なんてコソコソ言われたりして。
過去にはエレクトーンがあります、ギターくらいは弾けるでしょう
マイクスタンドがないので持ってますから
ピアノを弾く許可はないけど、ここにピアノがあるから弾いていいでしょう
なんていう無茶ぶり。。。いや、しょっちゅうですよ。

一応、ちゃんとした講演会でちゃんと歌うために
こちらもそれなりの準備もあり
機材持ち込みなら、初めからそういう約束でないと
時間も人員も必要となりますからですね。
なかなか難しいところです。

そんな中で、両親は益々認知症が進み
もう、二人で過ごせないのでは、という状態になっています。
呼び出されるとそれなりに体力が要ります。
新しい薬に身体が慣れていない状態で行くと
とても疲れたり、イラッとしたりするので
これも休薬ということになってしまい・・・
頂いた治療薬を半分も飲んでいない状態で次の診察を受けることになりそうです。
今からどう言い訳をするか、考えています。

夜中の呼び出しというのが最近はない代わりに
早朝の呼び出しというのがあり
私は充分寝た、という気持ちがしない毎日。
両親曰く、ケアマネさんは「お嬢さんがもう少しご両親のことを思ってくれるといいのですけど」
え?1私は彼らの為を思って色々提案したけど
それをことごとく却下したのは両親とケアマネさんでしょう?
私はこれ以上の世話を、ということならば
自分の治療を一切辞めようと思いますが、それが望みなんだろうか?
「お子さんの側がいいですよね」というのは他人の意見です。
私はそう長くはないかもしれない自分の人生をどう納得のいくものにするか
そんなことを毎日やっているわけで
我儘で世話をしないわけではないのですよ。

更にはCDジャケット等のデザインの詰めの作業にも入っているので
それをチェックする時間もありーの
あれこれ、宣伝しなくては、という時間もありーの
ああ、本当にマネージャーがほしい!!!

まあ、そんな中、11月のライブのフライヤーも仕上がりました。



その前にライブをしたかったのですが
そういう時間がなかなか取れなくて
9月のイベントが最後になるでしょうか。







こういうとてもきれいなお店です。

だいたい7時位からの演奏で、2回ステージです。
鍵盤ハーモニカも登場しますので
美味しいものを食べながらのパーティ
いらしてくださいね。

そして、27日は



なんですが
私はこの後に友人の結婚披露宴に招かれていて
そのことが頭にあり



こんな頭にしてしまいました(笑)
いや、当日はもっと色が落ち着きますけどね。
それに合わせて
爪も大好きな真っ赤な爪です。



講演会もあったのですよね・・・・
ま、いいか。
で、講演会には姉の遺品の色無地で作った服を着ます。
後ろの紋のところは工夫をして残しました。
大田子染というぼかしの入った染です。

姪に譲るべきかな?とも思いましたが
ピンクの着物は若いうちしか着られないので(色無地として)
ピンクが似合うって私だろう!お姉さま!私に下さい!とお祈りして
これには両親も賛成してくれたので
私がもらってきました。





なかなか外出しませんが
久しぶりにお外で演奏です。
(活動しなかったわけではなく、スタジオでしたからね)
いらしてくださいね。

楽しいだけがブログ?

2014-09-14 17:08:26 | 日記
ちょっと真剣なことを書くとぐっと閲覧数が減る。
まあ、それは別にいいんだけど
メールで「楽しいことしか皆望んでない」みたいな忠告をいただく。

有難いけれど
ブログって楽しいことだけしか書かないの?

よく闘病記を書いていた人が
治療が落ち着いてきたので
この辺でブログを書く意義がないのでやめます、と。
ブログを閉じる人がいるのだが
どうやって普通の生活に戻っていったのか
その後の人生みたいなものも知りたい人はいるんじゃないのか、と思う。

料理のことや
食べに行ったレストランの話などばかりで
「数日間何処へも行かなかったし、普通の食生活だったのでグログネタがありませんでした」とか
そんな人もいたりして

子供や孫の話を主に書いて
ちょっと成長するとあまりおもしろくなくなってフェイドアウトとか

私はそういう主義ではないんだな。

元々、ブログ、その前は掲示板を持っていたし
そこで私の意見を書いていたのだし
そういうものであっても良いのでは?とも思う。
闘病記ではないから
時々治療結果の話も出てくるけど
病気の詳しい話は出てこない。
以前はそういうことに「もっと数値とか資料を載せて下さい」
「もっと闘病に関する情報を」というご意見もあったけど
比較的載せないかな・・・。

目下の大きな悩みは「介護」なので
こういうシチュエーションの人もこんなことで悩むんだ、みたいな
そんな感じか。

すっごく楽しい話もごく偶に出てくるけど
出現回数は少ないかもね。
でも、別にそれでもいいのではないか、と思うわけですよ。

報道って何?

2014-09-12 10:30:47 | 日記
今、話題になっている某新聞社ですが
私は取材を受けたことをきっかけに
記者の方数人と仲良しになりました。

中央の新聞社ですからどの方も頭がよく
とても真摯に仕事と向き合っていらっしゃいました。

そんな中でのお話。

報道するにあたり、「裏を取る」ということは当たり前です。
でも、それは取材する記者の仕事であり
私達のインタビューに際しては不必要だと思われます。
後でこっそりというか、着々と裏を取ればよいのです。
取材されている本人の話は主観も入るので
必ずしも事象が世間的に真実である、ということはありません。
世間的に真実、というのもあやふやですが、特異な例で事実であっても
一般的でないと真実ではないとみなされるという話です。

以上のことを頭において・・・

以前に取材をされた時のお話です。
いろいろな話をしました。
それまでの記者との引き継ぎはなかったので、最初から話していましたが
その後、再発してからのこととか
音楽活動のことも日々変化していくものだから
新しいことももちろん話します。
初発の時には起こらなかった姉の頚椎損傷の話
そして、親の認知症、介護の問題
それから、姉の死。
そういった事はいろいろな事件が積み重なっていくものだと思います。
それが「普通の人生」だと思います。

まず、病気のことですが
確か再発したあとの取材でした。
再発したと判明した時点では、私は放射線治療を拒んでいました。
もし、声帯にあたってしまったら、という思いがあったから。
その後愛猫の死があり、主人がどうしても治療を、ということで放射線治療を受けるのですが
「病院は患者に治療法を決めさせるのですね?」と聞かれました。
おそらく、多くの場合、今は患者が納得して治療が始まるのだと
そのような説明をしました。
その後、頚椎損傷の姉が大腸がん末期と判明
半年後に他界するのですが、その間の姉との会話など。
そして、私は放射線治療後に安静を保つことが出来なかったこと。
それが尾を引いて今も結構晩期副作用と付き合わなくてはいけないこと
だいたい医師から言われたことを自分で納得して
そのままを話していたつもりですが
記者の方は
「話はわかりました。事実関係については裏を取ります」と。

は?それってどういうこと?
私の話は嘘っぽいと判断したのでしょうか?
私の話は嘘かもしれないということ?

ちょっとムッとはしましたが
この人はそういう取材をしているのだ、と思いました。
しかし、「裏を取る」といっても
私の病状を病院に確かめるのでしょうか?
病院も医師個人も、本人の承諾なしに記者に情報は流さないものです。
どうやって「裏を取る」のでしょうね?

話のついでで、その記者の方の「課題」を尋ねました。
「虐待」が課題だそうです。

なるほど・・・

興味があったので、本人にそういう経験があったのか尋ねてみました。
本人はとても幸せな仲の良い家庭で育ったそうで
きっかけが何だったのか、は聞いたはずでしたが、ちょっと失念してます。

私自身の話をその時にしましたが
「虐待」と「ネグレクト」は違うものだ、という論で私は「?}と思いました。
その記者ももしかしたら教育学部出身かもしれませんが
私も自分の幼児体験から児童教育学部に進みました。
ネグレクトというのは虐待という大きな括りの一つです。
(と私は捉えています)
虐待=暴力ではありません。
言葉によるもの、態度によるもの、性的指向によるもの
子供に対する色んな虐待行動がありますが、総じてそれは「子供に対する虐待」です。
今の分類はわかりませんが、ネグレクトだけだと虐待ではない、というのはおかしいじゃないですか
極論ですが、常に「馬鹿」と子供に言い続けるのは虐待ではないということにもなります。
だから、今それが細分化されても基本的な考え方は変わっていないと思われます。
何よりも、子供を守るために行われている研究ですから
子供の訴えを否定するようなものではないと思います。

その議論については私が「話しても無駄なのだ」と辞めました。
その記者さんは「聞く耳」を持たないと思ったのです。
しっかり人の言う事を聞き、それに心を動かされて
立派な記事というのは生まれるものだと思います。
事件の報道ではないのですから、事実関係だけを並べる
それを綺麗な「正しい文章」で書き記す、というだけではいけないのではないかと思います。

おそらく、この記者さんのような方は最近多いのではないかと思います。
「裏はとれていません」といった言葉は
それにそぐわない報道でもよく聞きますから。

事実は事実だ、というだけのものでそれ以上のものにはなりえません。
ただ歪曲された事実はそれ以下のものであり
嘘実は言語道断の恥ずべきものです。

だけど、それだけに囚われて、取材する人間を探偵よろしく調べるのもどうでしょう?

その人が受けた傷
その人が感じた苦しみや悲しみ
そういったものまで否定する権利があるのでしょうか?

今は某新聞社を非難すれば王道のような時期ですが
その会社にも真摯に向き合う人間もいて
他の報道機関でも起こりうる事件であったし
記者は非難記事を書くよりも、この時期だから良い記事を書いていただきたいものです。

9月の予定

2014-09-08 16:15:15 | 日記
新しい薬に慣れていなくて
というか、そもそも、慣れなくてはいけないものか
耳がボワ~ンとなって音楽の仕事ができないってのは
これは私には合っていないんじゃないか、とか
でも、1~2週間の辛抱で普通になるのかな?とか
まあ、そんなことを思いつつ

丁寧な仕事をしなくてはいけない時には飲まない

って選択肢もあるわけだから
そんな感じで続けていこうかと思っています。

(これって主治医殿に連絡したほうがいいのかな?)

そうです!
それで今に始まったことではありませんが
ホルモン治療薬で
というよりも、抗がん剤治療の時からだけど
お腹がピ・・・・なので
これまた、だいjな仕事の時は絶対飲めないというか
ちょっと前は注射で否応なしだったので
市販の「その場で効く!」という「ストッパ」は必需品。
いやぁ~あれは便利ですよ~。

何しろ止めようとしたら、病院からいただくものはよく効いて
変に便秘になったりして後日苦しむのですが
「ストッパ」は大事な数時間しか効き目がなくて
要するに「その場しのぎ」な薬なんですよ。
だから、ほどよく、です。ほどよく。。。

そんな話は横においておいて

9月22日は我が家の5軒先のイタリアン
「ラ・テラ」の5周年パーティです。
毎年演奏させて頂いておりますが
もう5年なんですね。





私の演奏はだいたい19時位から
2ステージほどです。

今回は楽器じゃなくて、カラオケにしようかな?と。
何しろ重いですから。
軽いのもあるんですけどね。。。
ちょっと考え中。
リクエストにお応えはできませんが
身軽な方が場所を取らないので、良いかしら、と。

福岡市地下鉄 金山駅から徒歩3分くらい。
七隈サニー表の駐車場の横にある
隠れ家的お店です。
とても美味しいんですよ。
皆さん、いらしてくださいね。

そして、9月27日は講演会。



この病気になってから講演会の話はよく頂きます。
「前向きな闘病」という表現はとても嫌いで
私は単に不良患者なだけで
ちっとも前向きに、命を大切にしているわけではなかったりします。
親の介護問題もあるので
闘病ライフは明るいだけでは済まないのは現実で
だけど、自分自身の夢を追い続けて
それで楽しく生きて
それがもし短くてもいいじゃない?と。
そんな話をしています。

それと、やはり、まだ乳がん検診に行かれていない方は
なるべく早期に見つけていただきたいので
私は悪い見本だ、と。

そんな話ばかりですが。。。

講演会と言っても
だれでも行けるものと、そうでないものがあり
だいたいある団体の、とか
ある会社の、といった限られた人を前での講演会が多いのですが
これは福岡市医師会のHPから申しこめば
講演会自体には誰でも行けるようです。

これは数曲カラオケで歌います。

ANIME-JAZZ vol.5 のフライヤーも出来ましたので
ぼちぼち配らせていただきます。