JAZZ SINGER REIKO OSHIBUCHI 押淵玲子オフィシャルブログ

福岡で活動しているSINGERです。乳がん闘病中(再発転移あり)の事や、音楽の事など。
そして、趣味の着物リメイクなど

押淵玲子CD、画像など

CD好評発売中詳細はHPまで
押淵玲子オフィシャルHP

尚、CDは2,800円のものは800円を2,500円のものは500円を
「がんの子供を守る会」また「あしなが育英会東北レインボーハウス建設募金」に寄付いたしております。

ライブ画像をアップしています

2016年12月4日(日)18:00~
ANIME JAZZ THE LAST
10年間皆様に愛されて続けてきたANIME JAZZ LIVE
ライブはこの日が最後となります。
どうぞ、お見逃しなく!

札幌の報告より前に

2015-09-25 11:01:10 | 日記
楽しかった札幌3泊4日の報告はゆっくりすることにして

今日、川島なお美さんが亡くなったこと
また、その前には北斗晶さんが乳がんになったとこのと
ちらっとワイドショーを見ていて気になったので
その件について。

まず、乳がんのことですが
私自身も乳がん患者ですので
皆さんに強く訴えたいのは「検診を受けてください」ということです。

ただ、検診を受けるというだけでなく
ちゃんとした、しかるべき専門医のいるところで
しっかりと検査をして
1年に一度は、自分の状態を確認してください。

婦人科ではなく、基本的に乳がんは乳腺外科ですから
少しでもおかしいとか、乳腺症とか言われたら
婦人科で経過観察ではなく
乳腺外科専門医のところで経過観察をすることをお勧めします。

私自身、婦人科で「乳腺症」と言われ
数年放置して、結局4.3センチまでがんを育てて
乳房全摘になるし、抗がん剤治療もあるし
だからって再発の可能性も高いし・・・
結果、再発転移して
さらにそれが悪化して、という道を歩きました。

最初が肝心なのです。

とにかく、早期発見ならば悪変の可能性は少なくなります。
大きくなってからは何処のがんでも再発転移の可能性が高いのです。
最初に徹底的に叩いておけば
そのまま、普通に老いて天寿を全うするまで生きることは可能です。

テレビで乳腺の医師が「滅多に痛みませんが、北斗さんは痛かった1割以下の人なのでしょうね」と
そういう発言があったと思いますが
私の知る限り
結構たくさんの人が痛かったと言っています。
「痛みがあれば乳がんではない」という
都市伝説のようなものが横行していますが
そんなことはないです!痛みがある場合もあるし
患者さんたちの中では「針を突き刺すようなキーンって痛みが走った」と
そういう表現をする方もいます。
北斗さんも痛みの種類が柔らかくない感じだと仰っていましたが
とんがった痛みとでも申しましょうか
そういう痛みがあったという患者さんは多いので
こりっとして、痛みがあったら即乳腺外科へ行きましょう。

そして、治療に関してですが
私も2回目の抗がん剤治療
そして、今後もずっと抗がん剤治療になるわけですが
抗がん剤=普通の生活ができない というわけではありません。
仕事を続けたいから
普通に過ごしたいから抗がん剤治療を敬遠して、民間治療を選択する方が多いのですが
抗がん剤もだらだら使うわけじゃないです。
ガツンとパンチをくらわして
効いたな、と思ったら軽いものに変えていくとか
永遠に体力を奪うものではないですから。
誤解しないように。
これまた、都市伝説を信用しないでください。

川島なお美さんは発見して手術した時点で相当進行していたと思いますが
見つかった時点で、即治療を選ばなかったのは
本当に何故なのだろう?と思います。
自分の病気について調べることはもちろん大事ですが
人間というのは、やはり悪いことを想像して調べたりはできないものです。
医師の研究用の専門書を数冊買いましょう。
難しい言葉がたくさん出てきますが
ネットで「医療用専門用語」というのは調べられます。
厳しいこともたくさん書いてありますが
その中で自分がどういう状態なのか、ちゃんと調べることもできます。
病気に関して「甘い見解」はダメです。

私は現在4期。
ステージとしては最終段階ですが、まだ末期ではありません。
まだ人生をあきらめてはいません。
伸ばせるのは数年かもしれませんが
まだ自分の納得した生き方を選択できます。

私の状態にあっても
「食べ物を変えれば完治できる」
「飲み水を変えれば完治できる」と
民間療法を勧める方が多いのですが
私は「今の治療をやめるわけにはいかないので、補助的にならお話だけ」と言います。
進行したがんにサプリや食べ物だけで完治まで持って行けるとは思いません。
もし、そういうことが可能であれば
ちゃんとしたエビデンスがあってもよいのでは?と思います。
数値的な統計が取れない話に命を預けるわけにはいかないと思っています。

また、食事療法というのは
そんなに短期間で改善できるものではないと思うのです。
おそらく、酔うほど酒を飲んではいけないだろうし
体の細胞が変わってしまうのに、数年はかかると思います。
ですから、予防のために食事を改善するのは良いことだと思うし
慢性疾患などでは、やはり体質改善で過ごしやすくもなれると思います。
色んな原因でがん化した細胞、増殖したがん細胞に数か月で効く食事療法はないように思えます。

前述のように補助的なものとしては、やっても害はない場合もあると思います。
ただ、それに多大なお金をつぎ込もうとは思いませんが。

よく「丸山ワクチン」の話も勧められますが
あれほど、何十年も噂されているのに
なぜちゃんとしたデータができないのか
データを取るまでもなく効くのだとかおっしゃる方もいらっしゃいますが
それなりのデータが何十年も出ないというのは効かなかった人もたくさんいるのだと思います。

結論は
エビデンスのない治療は私は信用していない、ということです。

現在私が使っているアバスチン+パクリタキセルですが
これは近年米国では薬効がないとして乳がんの抗がん剤から外されました。
ここで、色々深く調べると米国の「薬効」と日本の「薬効」の考え方が違うことに気づきます。
そして、アジア人の体質にはこの治療はよく効く、と。
まあ、色んな人種がいますから
欧米人のスタンダードが世界のスタンダードではないわけです。
気になる方は、深く調べてみたら、いろいろな事例があることに気づかれると思います。

私は医師ではないので、そういう資料を調べて自分で納得するだけです。

色んな方が一般的ながんの治療を「しんどい」「廃人になる」ものだと誤解していらっしゃいますが
そんなことはありません。
私は今、副作用で大変な思いはしていますが
抗がん剤治療前の「声が出ない」状態から
何とか今の状態まで回復しています。
私にとって大切なのは右肺の肺門部の大きな腫瘍が縮小し、ちゃんと呼吸ができるようになり
ちゃんと歌を歌えるようになることです。
これに関して、主治医の選択は正しかったし
もう一度ばりっとした声を取り戻すことは可能じゃないか、と
そんな希望も持てるようになりました。

もう少し、専門医師の診断を信用しましょう。

そして、おかしいな、と思ったら何でもすぐに医師の診察を受けましょう。

連休です。

2015-09-20 16:05:54 | 日記
シルバーウィークの連休に突入。

検査結果も良かったし
これで声の調子さえ戻れば
文句なしの連休
そして、明日からの札幌への旅になります。

昨日は母校の中学の同窓会でした。
自分が8年前まで事務局をやっていたし
その後を同級生が引き継いでやってくれているし
お世話になった大先輩方もいらっしゃるので
出来る限り、お伺いしようと
出かけていきました。

その後は学年で数人集まってミニ同窓会。

久しぶりで楽しかったです。

明日から札幌なので
今日は博多駅○○デパートに行こうかと。
そして、これまた久しぶりにIうどんに入って食べていました。

隣の席との間隔がとても狭いので
お隣の会話は大きな声で話しているとまるわかりという中
隣席の若い男性たちの会話です。

一人の男性は医師で(もう一人と後から来た一人も医師かもしれません)
昨日はオンコールー=病院からの呼び出し当番 だったようです。
しかし、彼はオンコールでも呼ばれないだろうと
恋人と鹿児島へ旅行に出かけていました。
ホテルで食事をしてゆっくりしていたら病院からの呼び出しがあったそうです。

担当している入院患者の容態が急変した、と。
今鹿児島だから、今から帰れない、というと
呼び出した看護師さんにとても怒られたようです。
「だいたい看護師が俺(医師)を怒る?
ざけんなってね!立場的に俺の方が上やろ!」
そして、相手の看護師さんはその科の部長医師と病院長にも電話をしたそうで
部長医師等の医師の方が急変した患者さんの対応をしたようです。
でも、結果、亡くなられたようで
色々なことが済んだ後、部長先生か院長先生から叱りの電話が若い医師の処にかかったみたいです。

「もう、はいはいって感じでさ。なんで院長まで来るの?
よっぽど暇やったんやろうなぁ。
延々電話で怒られた挙句に
患者、死んでんのにさ、朝一で福岡に帰って来いって言うんだぜ」

そりゃもちろんそうだろう、と私は思います。
これが普通の商社であっても、大失態の後は即帰社して謝罪すべきでしょう。
医師が特別と思って、何でもしていいんだと思ったら大間違い!
当然もっと責任があるので
もっとちゃんとしないといけないでしょう。

彼は呼び戻されて上司二人に怒られたそうですが
「たった説教時間15分くらいのために俺だけ鹿児島から戻ったんだぜ。
だいたい50過ぎのババアの患者だし、
悪かったのが少し落ち着いたんで家族も期待したんでしょ?
50年も生きりゃ十分じゃない?昔は人生50年だったんだぜ。
俺が行かなくても死んでただろうし、何もICUに入れなきゃ死ぬ寸前まで家族に会えたのにさ。
ICUに入れて俺に連絡取れるの待ってたてさ
そこまで責任とれんよ。結局部長来たし!それで十分やない?」

彼の愚痴はうどんが伸びきるまで続いていました。

院長先生も部長先生も、そりゃあ怒っていたでしょう。
でも、なぜそこまで怒るのか、若い医師は分からない。
それに対して、さらに怒ったことでしょう。

「こんな時期に死ぬんなら連休前に死んどいてくれたらいいのに。
○○(彼女の名前)も『これからは危ない患者は休暇前に全員片付くように藁人形作っといたら』ってさ。
ほんと!患者っていい迷惑だよなぁ。税金ばかり使いやがって。
がんになったら治療せずに早く死んだ方が良いってば」

同席の他の人がちらっと私を見ました。
明らかに抗がん剤治療している人ですからね。
お前、そこらへんでやめとけ、と促しながら
箸でヨコヨコと・・・。
微妙に目が合い、「ちっ!」と聞こえました。

まあ、確かに大病するとそれまで「あ~あ、病院に行かないのにこんなに健康保険払うのよね」というくらい払ってきました。
ダ~リンは一生、そうやって健康保険料を支払っている人になると思います。
私はその恩恵を受ける人になりましたが
やはり、健康でいられたらどんなに良かったことだろう、と思います。
日本の健康保険制度は大変良くできているので
とても高額の治療をしている私がとても有難いといつも感謝しています。

患者はなりたくて病気になったわけではないし
医師を信頼して治療を続けているのですよ。
50のババアって・・・君のお母さんくらいの年じゃないの?
母親がそういう医師にあたったら嫌でしょう?
看護師さんに怒られるって
現場を全部把握している人だし
おそらく、オンコールなのに旅行に行く馬鹿医師だから当然でしょう。

人の命を預かる職業だということが判っていない医師は時々います。
姉が大変な時期には結構何人もぶつかりました。
自分の事を「お医者様」と様付けする医師にも何人も会いました。
多くの医師が真摯に医療に従事している中で
こういう医師がいることは嘆かわしいことです。

隣席では色々病院への不満とか上司への不満が続いていました。

ダ~リンは始終むっとした表情で
彼らの会話を聞いていました。

食べ終わって店を出ると
「あいつは、まずクビだな。」
私たちが出てからほどなく、彼らも店を出て
例の若い医師は彼女の末鹿児島へまた行くようでした。

ああ、あういうのに当たりたくはないものだ。

検査結果良好

2015-09-19 12:47:57 | 日記
昨日、CT検査の結果を聞いてまいりました。

新しく週一で勤務の先生ともお会いいたしました。

最初っから結構副作用に悩み
本当に一刻も早くこの薬から卒業したい!と
そんな風に思うくらい副作用に悩まされていますが
そのかいあってというか
副作用と薬効は関係ないんですけどね。
大変よく効いているようです。

以下、引用

両肺肺門部や縦隔に見られた腫大リンパ節はいずれも縮小
新たな腫大倫な説は認めません。

左肺尖部に索状影を認め、放射線肺臓炎と思われます。前回同様です。
両肺上葉胸膜化の結束は縮小し、瘢痕化しています。
右肺上葉の気管支血管束の肥厚やS3末梢の無気肺も改善しています。
胸水を認めません。


ということで
抗がん剤はたいへんよく奏効しています。

ですが、ゼホゼホが続くので
やはり多少呼吸をし辛いのは残っています。

そして、なぜ声が出なくなったかは
おそらく、弱っているところに両親の処で何か移されたのではないか、と。
色々な刺激に極端に弱くなっているので
普段なら何でもないことが
何だか大きな症状になってしまうのではないか、と。

まだ薬を変えられないけれど
こんなによく効くんだったら
もう一度ホルモン治療を試してみても良いかも、と。
だけど、残りは1剤しかなく
再度挑戦できるものとしては
以前に服薬すると唇が腫れた感じになって
何となくダメかも、と思われるもの。
(あの時は大変な時期だったので、疲労困憊していて、効く薬もダメだったかも、という感じでしたからね)

で、それならば、と

11月のライブまで
アバスチンを少し減量していただくことにしました。
事後報告で
ダ~リンとはもめましたが・・・
先生は理解してくださいました。
自分の生き方に沿った治療が、一番良いと思う、というところで
初対面の先生とも意見は一致。

で、その先生
女医さんなのですが

産休育休5年目、と。
一瞬、え?と思いましたが
まあ、メス系の女医さんならば仕方ない部分もあるよね、と思いました。
医師は男女平等で、給与も出世も平等だけど
女の機能としての「出産」に関して
バックアップがないのですよね。
女医さんたちは大変なのです。

復帰するなら、相当の覚悟がいるし
普通の会社勤務の人のようにはいかない。
当直だってあるし
急患だってあるし
患者の容態が悪化したら一目散に駆けつけなくてはならない。
そこで「子供が」なんて言い訳は通用しないし
子連れというのもNG。

乳腺外科の専門医が少ないのに
うーむ、惜しいけれど、そうですよね、と。

ダ~リンの長兄の姪3人は全員医師なのですが
真ん中の子は医師免許は持っているけれど
研修が終わったら、さっさと家庭に入り
医業は全くしていません。

それで、というわけでもないのでしょうけれど
上下の姉妹の子供をよく預かったりしています。

夫婦で稼いで家政婦さんを雇うとか
親と同居するとか
(親が子育てをする、または、親と一緒に家政婦さんを雇う)
まあ、とにかく、24時間いつでも病院へ行ける環境を作らないと
なかなか子育ては難しいですね。

もちろん、ご夫婦で育てていらっしゃる医師同士の家庭もありますが
本当に結構大変そうです。
子供をどっと生んで
その期間、ちょっと時間的に融通の利くところに勤務し
小学生に全員上がったら、自分の仕事に専念する、みたいな。

普通の会社勤めの人たちも保育園等大変なのに
女医さんに関してはそれ以上にフォローがなくて
結局、医業を休業している女医さんは多いんです。

人材が惜しいですよね。

ま、そんなこんなで、先生とも早速仲良しになったし
これから、バリバリ歌っていけるかもしれない。
(あまり大きく夢は見ませんが)

そんなことを言ってもね・・・

2015-09-17 22:11:41 | 日記
昨夜、つんくのインタビュー番組を観て
「ほら、こういう人もいるんだよ。お前、家族の事も考えろよ。
歌だけが人生の全てじゃないかもしれんじゃないか」とダ~リン。

それは難しいね。子供たちはもう大人だし自立しているし。

残していくダ~リンの事が心配なだけで(老後ね)家族への思いがないわけじゃない。

治療のせいで声が枯れるのであれば、他の治療に出来ないかを検討したいし
(民間療法じゃなくて、他の抗がん剤という事)
歌えなくなって何年も生きるって
私にとっては結構辛い数年になってしまうのよ。


バリっとしたJAZZのCDをもう1枚作りたいから、その時間を作りたい。

来年がおそらくファイナルになるであろうANIME JAZZもちゃんと終わらせたい。

ビリー・ホリデイの最後の録音のような歌で終わりたくない。

生きる事を考えるということは、
自分の死に様も同時に考えねばだから、
命さえあれば、とは思えないんだな。

命を取るか歌を取るか

2015-09-15 16:42:24 | 日記
命を取るか
音楽(仕事)を取るか

この問題は私が乳がんになってから度々持ち上がります。

今まではそうは言っても
そこまで深刻ではなかったような気もするけど・・・・
まあ、蜂窩織炎の時くらいでしょうか
大変怒られ
当時の主治医からも
「命を取るのか、仕事を取るのかという問題ですよ!」と言われ
家族からもヤイヤイ言われ
「命あっての音楽でしょ?」と
まあ、それなりに納得したのです。

色々無理をして
その時に悪変したり
蜂窩織炎を悪化させたり
そのくらいの事で済んだのは過去の事。
それでも、先日退職した主治医から
「僕はね、貴方は命も仕事も大切にできる人だと信じてるよ」な~んて
ああ、うまいなぁ。
私の自尊心をここまで利用できるとは。
なんてこともありましたっけね。

でも、今回は結構深刻になりつつある問題。

何しろ声が出ない。

数日前まで順調に回復傾向だったのに
急に音程が取れなくなって
音程をコントロールする声
歌う声が出ない状態に。

ええ!!!!

もう焦る。

札幌で高らかに歌おう、と。
というか、私も「アンパンマンのマーチ」とか「もののけ姫」とかの
あういう声量と音域までは回復できないと
何とか最大限私の持ち味を生かせる歌を考え
ここでブレスをして
ここで、調子を整えて、と
あれこれ自分の体力を考えて
声をつぶさないような程度で
ちょっとずつ地道な発声練習を重ねてきたわけですよ。

それなのに、なぜ?

考えられる原因の一つは
父の我儘で呼び出されたり
部屋の移動で色々あったり
本当は使いたくないような大きな声とか
「そんなことは出来ない!」という怒る声とか
そういう声を出し
おまけに、父は風邪をひいてるとかいうのに
私に向かって咳をするし
母も咳をした手で私を触るし
お願いですから、私にウィルスを移さないで下さい、と。
ここらへんで何か移されたのではなかろうか。

そして、不用意に咳をしたことがきっかけで生体に傷がついた。

また、色々なストレスで精神的に声が出なくなった。

或いは、時々他の人のブログで見かけるけれど
アバスチンで声枯れ。
でも、他の人のブログでは数か月かけて段々かすれていってるし
こんなに急にやってくるのかな?

冊子とかには載っていないけれど
結構声が枯れたという訴えは多い。
この薬って歌えなくなる?

え?どうしよう?

このままじゃあ、11月にバリっと歌えない。
11月に歌えないばかりか
ずっとバリっとした声が出ないという可能性もある?
そういう治療は嫌よね。
やめる?
大変我儘を申し上げるようだけど
歌えなくなるような薬は使えない、と言ってみる?

そんなことを考えていたわけですよ。

一人でそういう決定をすると
後で家族が「お母さん、何考えてんの!」と騒ぐから
とりあえず、小出しに言ってみようか。

ダ~リンに何気なく
「歌えない治療だったらさ、他の薬に変えてもらうとかさ」
と食事の時に話してみた。
「何考えてるんだ?
歌のためだけか?お前の人生は歌しかないのか?
命が大事だろう?命が惜しくはないのか?」

命は惜しいと言えば惜しいが
歌えない命の時間は私にとって何なの?
歌わない私って生きていて価値がある?
歌があってこその私の命じゃないの?

まあ、そんな即けんかになりそうなことが思い浮かんでしまった。

歌えないのに延命はいらない。

そういう風に考えちゃいけないかな?

家族も大事だけど
私は歌わなくなったら
これ幸いと父母の世話をさせられるし
ずっと介護で終わりました、という人生になってしまう。
そんなのは嫌だ。
生きている間、ずっと歌っていたいと思ってるのはダメ?

悲観的な事しか思い浮かばないけれど

とりあえず、肺に出来たがんの仕業ではない事
何とか他の治療で声を取り戻す方法を考えることに。

まあ、耳鼻科で相談してみよう。

何か原因なのかははっきりしないけれど
声帯が腫れている、と。
それで、一刻でも早く治したいので
薬ももらってきた。



久しぶりに養生してる。

そして、以前に使ってみて良かったと思ったこれ
プロポリスのスプレーを買いに行く。



あとはのど飴や
アイスや
甘いものや
ありとあらゆる「喉によさそうなもの」

これで改善しなければ
やはり、今度のCT検査結果を聞くときに
治療の変更は可能か聞いてみよう。。。。。

ってあの若い医師で大丈夫かな?

願わくば
耳鼻科でもらった薬が効いて
あれこれ効いて
すんなり明日には声が出ること。