お礼と報告が遅れておりましたが
11月4日のライブには沢山の方にいらしていただき
誠にありがとうございました。
お陰様で満席となり
皆様には少し窮屈な感じとなりましたが
会場中がの一体感も出て
私たち演奏者も同じ熱気が伝わり
とても良いライブとなりました。
今回のライブはツインドラム・・・
歌物でツインドラムというのは大変珍しいのですが
曲もそれなりに少し派手なアレンジにしておりましたので
楽しんでいただけたのでは、と存じます。
6月ごろにゼホゼホゼーゼーと
全然声が出ない状態になり
なんでだろうと思っていたら
肺門部に転移したがんが
とうとう気道を潰すまでになり
左肺のみが正常に動くだけ、と
そんな状態で普通に歌えるわけもなく
「こんなままじゃあ死ねん!」と思いましたが
抗がん剤のおかげで
やっと声を取り戻しました。
厳密にはあと私の音域では3度ほど足りず
また、息の長さも少し足りないくらい。
これも徐々に声を潰さないようにトレーニングをして元に戻すことにして
急がない、急がない。。。。
今回の病状悪化で
ゆっくり進む、ゆっくり養生しながら練習をする
そんな基本的な事を見につけました。
今までわかっていなかったのかい!ですが
ついつい、一日に3時間も4時間も歌ってしまったり
根を詰めたりしていましたから
私の精神面でも良い薬となりました。
その結果が今回のライブ。
久しぶりにのびのびと歌えたと思います。
後半は普通の状態でもかなりハードな曲ばかりで
息切れも致しましたが
まあ、それは仕方ないか、と。
いつもいつもこんな感じで
パワフルに歌っていたいと思います。
スペシャルゲストの原田氏は
本職がドクターなので、色々ご心配をおかけしていましたが
この機会に一緒にライブが出来て良かったです。
リハに完全に間に合わないのは分かっていたので
皆で口調を真似しながら「エアー迅明」で大笑いしたり
それで満足して本人が着いたときはリハも終わり掛け。
もう一度何かやるのか、という気もなく
さっさとリハを終わって腹ごしらえに行くメンバー
そして、私は化粧をばっちり仕上げなくては!!
リハでは「スケキヨ」でしたからね。
いつものお馴染みのメンバーですが
皆、私がちゃんと歌えるようになったのか
いろいろ心配していたようで
「リハから飛ばすな~~」と。
このメンバーでは私はテンポ出しをせずに
後ろをいちいち振り返らずにステージを進めるというやり方なのですが
そこもちゃんとわかっていて
色んな事がスムースに運び
本当にカッコいい、クールだけど熱い
そんなライブが出来たと思っております。
ピアノの月岡さんも何だかノリノリですっごく弾きまくり
ベースの丹羽君はエレベを持ってきていたので
リズムを楽しみ、ノリノリでした。
北原君はツインドラムというかドラム合戦で
大変クールな緻密なリズムを刻んでいました。
年齢は原田氏より一回り下なのですが
とても大人ないぶし銀の技の光るプレイ。。。。
お客様も楽しんでいただけたようで
うだうだと長くなりがちの打ち上げも
何だか酔いが早く回り
思ったより早く帰宅して就寝。
楽しい一日でした。
また、こんなライブをずっと開いていきたいと思っております。
皆様、来年もどうぞ、よろしくお付き合いくださいね。