7月7日の七夕ライブには
沢山のお客様にいらして頂き、有難うございました。
口内炎でほっぺたの内側をがっつり噛んでしまい
それがまた口内炎になり、と
早口言葉のような早いスィングをやる予定でしたが
それが出来なくなり、ザ・スクリーンミュージックという感じになりました。
凝ったアレンジにいつも挑戦していたので
まあ、それも肩のこらない曲をていねいに歌う、というのも良かってかな、と思います。
そして、それから10日後にはレコーディング。
おそらく、最後のCDとなります。
思えば、結構早いテンポでCDを出して来ました。
「作品」を作るという昔からの夢を病気がテンポアップさせた感じです。
欲を言えば、あと一つ日本語オリジナルのCDを作りたいけれど、
これはもう少し長生き出来る確証が得られたら
ということになります。
今度のCDは私のオリジナルとアレンジものの秀作
そして、今の私の心境そのままの曲。
少し暗いかもですが、クールです。
ANIME JAZZもアレンジは大変クールで
大人が楽しめるものだったのですが、
アニメという言葉で「子供のもの」みたいに受け取られて
アレンジって言ってもちょっと変えただけだろう、と
最終回を迎えた後で、またやってくれ、と言われたり…。
いや、あれはあんな大掛かりなライブは滅多に見られないから良かったのですよ。
残念ですが、体力も限界があるし、もうやりません。
曲単品では少しアレンジを変えてやることはあってもね。
そんな中、私は多くのライブはスタンダードナンバー中心の選曲で
そのオリジナルアレンジなど
そういうものが多かったのに、あまり認識されていなくて
しかも、闘病中なのでそんなにライブ数もないし、
ましてや店に仕事で入る事もなかったので「無名のシンガー」になっていました。
昔、ジャズクラブがあった時代は
そこでしか歌っていない(ラウンジ仕事はしていましたが、ジャズの店では)
という感じで知られてはいたのですが…
不思議ですね。
病状も怪しくなり出した最近
いや、すぐ死ぬとかいうのではなく
歌えなくなりそうだな、という。
そんな中、人生の集大成をしなくては!と
今回はそんな気持ちでCDを作っています。
いつも一緒のメンバーといつもながらのクールなサウンド。
乞うご期待ください。