今日の西日本新聞の朝刊に
先日のライブ時の記事が載りました。
ライブ後の報告記事は
6年前???の朝日新聞以来の事。
記者の方の想いに感謝です。
とても良い記事で
何だか少し照れますが・・・同時に親に黙っていたこともばれました(笑)
たぶん、気付いていたと思うのですが。
私は自分の活動の絶頂期に乳がんが発覚しました。
まだ歌えるのに・・・
当時は無念感ばかりで、もう二度とステージに立てないとか思っていました。
何しろ、最初のハゲ体験ありの
体力も一気に無くなりの
その上に片乳はなくなりのですから
人生あれだけ落ち込んだ時はないと思います。
復帰が少し早かったため
ちょっと失敗しました。
歌えるのだけど
体力が戻っていないし
昔と同じように歌えるほど体は回復していなかったのに
気持ちだけが焦ってしまい
「元に戻れない自分」に苛立ち
まあ、同病の方が殆ど味わううつ病も体験。
よく、乳がんの方のブログを読みますが
やはり抜群に再発前の方が多く
「再発が恐い」とあります。
確かに再発しなければ、もしかして、ずっと生きられるかも、と。
そればかりを願っていたわけですが
再発してしまえば
ああ、残念。
でも、まあ、何とか少しずつ生き延びられたらいいんじゃないか、とか。
時々「病気にならなければ」とメソメソしたりしますが
涙腺のお掃除程度で
とにかく、生きている間に思い切り歌わねば!!
前向きのようですが、そう前向きではなく
攻撃的なだけです。
のんびり、ゆったり、というタイプではないですから。
今のところ
私と同じような人たちの平均的な余命というか
自分で調べた限りでは5年程度らしいのですが
今使っている薬も新薬だし
私はもう少し生きられるかも、と甘い考えではあります。
主治医に10年計画の私の仕事を話したら
「う~~ん・・・それに短中期的な計画も入れたらどうかな?」と言われたので
10年計画は練りなおして5年計画を取りあえず立てて
もし、それ以上に生きたら
オマケの企画をやっていこうか、と。
だって、何もなければ
私の今の声の状態では65歳を過ぎても歌っていられそうなんですもの。
いや、もちろん、これを維持するのは大変なんですよ。
呼吸法から発声法から色々。
2オクターブ半強という音域も維持するのは
生半可な努力ではないんですよ。
闘病もありますからね
結構練習時間の確保に気を遣います。
体力的にダメダメな時に歌いすぎてはダメ。
声をキープするのみで
今日は元気だぞ!という時にみっちり歌って
でも、声が疲れるほどやってはダメ。
まあ、色々あります。
別に乳がんを売りにしているシンガーではないですが
色んな病気と闘っている方
看病している方
そんな方々に、こんなに攻撃的な生き方もあるよ、と思っていただけたら、と思います。