後数日でANIME JAZZに逢えますよ!!
本ライブは2年にたった1回だけです。
このつぎに伺おうと思います。
とお返事いただくことが多いのですが
同じライブはやりません。
基本的にANIME JAZZは全曲入れ替えで
曲は同じでも、アレンジが同じものはありません。
ですから、たった一度しか
その曲のそのアレンジは無いというわけです。
(その時々のメンバーのアドリブ、ということではなく
根本的にアレンジが全く変わります)
今回の「もののけ姫」に関しても
大きな流れとしては、前回のがベースですが
間に入れている3声で別々のメロディを歌っているところは
今回、私の歌詞がメインになり、オブリガートで他の歌詞を2声でコーラス。
そして、その後のタタラ女歌のところも
バックにしっかりもののけ姫のテーマが流れるように
アレンジをしなおしています。
エンディングも・・・大きなメッセージが変わっています。
他の曲に関しては
全曲新アレンジで、この日だけのものとなります。
「同じ時は二度とは来ない」という
大きなメッセージも込めています。
そして、遅ればせながらでしたが
先日、西日本新聞にも載せていただきました。
色んな探しもののついでも有り
ちょっと探しだしたもの・・・。
丁度2年前です。
前回のANIME JAZZの時
肺に数箇所、かげが見つかりました。
「肺がん併発かも」ということで
しばらく、呼吸器内科で検査が続いていたのですが
「大したことないですよね?」と
何とかライブに専念したくて、先生から「心配ないですよ」の言葉を引き出そうとしていました。
「今の状態で、もし、すべての細胞が肺がんだったとしたら
既に4期の肺がんで、手術等も出来ません。
ただ、治療法はあります。薬しかない状態です。
そして、乳がんより足が速いので、楽観はできないんですよ」
なんて言われて
ガックリというよりは、早く自分の仕事を進めなくては!と
焦る日々でした。
「乳がんの肺転移でした」と言われて早く乳腺外科へ帰りたい。
と、そんな時にデパートでこの帽子を見つけました。
呼吸器内科の先生からあれこれ説教されたし
他の抗癌剤治療に入るかも、とか
あれこれ聞かされた後だったので
「また、禿生活?」ってな感じで「あ~あ」でした。
ん?
可愛い!!
猫じゃん。
こんな些細な事で気分が良くなるのもおかしいですが
子供っぽいけれど
そこまで子供っぽくないし
お洒落だし
えい!と買ってしまったわけです。
可愛い物を買うと気分がイイ。
この帽子に元気をもらって
検査結果のでないまま、練習に突入。
ライブ前にやっと乳腺外科に戻されて
本当に直前に新しい乳がんの治療に入ったわけです。
あの数カ月の驚きと落胆と・・・
今更泣きませんが、無念さでいっぱいでした。
「まあ、今度のANIME JAZZに行くから」とお返事いただいて
いや、次があるかどうかわからない、と本当に思っていました。
今年は・・・多分2年後も大丈夫な気がしています。
ですが、今のところ、親の介護問題で1ヶ月半ほどまともに薬を飲んでいないので
(出された薬の1/4ですかね・・・)
こんな事では薬効は殆ど無かろうか・・・
だけど、乳がんは足が遅いし、どんなに悪くても3年は大丈夫なんじゃないか、とか
そんな甘い考えのもとに
今回で出来なかった曲も
こんなアレンジで、と考えております。
今回演奏する「オバケのQ太郎」はとってもクールです。
ずっと取り組んできたヴォーカリーズ、コーラスアレンジも
うん、ここまで来たな、という感じです。
普通、コーラスで2度しか違わないというのは恐いのですが
これはsus4とか7とか
この響だよね!というジャズらしさを出すには必要なところでも有ります。
若者2人はよく練習して、この難しい和音についてきます。
それで、今回8バースという作りにしております。
また、「セントジュエルを探せ」では
短いけれど、とてもジャズらしいコーラスのアドリブ(?)も有ります。
そして、シャレードの演奏時などによくやったりする
三拍子⇔四拍子のチェンジ
ワクワクするような
「この世の秘密を知る」という宝石を
皆で探しに行くんだぜ!という
大きな大きなメッセージ。
皆さん、いらしてくださいね!!