さて、ライブの朝です。
この日もアジアの某国からの団体さんが。。。
まあ、もういいです。
今度来るときは休みと全く関係ない時に行こう!
朝は軽く化粧をして(じゃないと日焼けしますからね)
今日もカラオケ店へ。
発声練習と1コーラスだけ軽く歌う。
1時間半。
そして、前日、ちぃっとウロウロしている時に見つけた蕎麦店。
ここは美味しかった。
だけど、ここでも、皆お酒を飲んでる。
なんで?
部屋へ戻って少し仮眠を取って
それから冷たいシャワーを浴びて、ちゃんとしっかりメイク。
肩や腕には冷たいシャワーは悪いのだけど
汗が流れる状態では化粧できないから。
肩から指先まで本当に痛む毎日。
医療用麻薬を一日2包で持ってきておいてよかった。
リハ時間にお店へ行くと
ドラムの佐々木さんだけ。
ヴォーカルとドラムではリハ出来ないよね、と
佐藤さんが來るまで待つ。
ベースの鈴木さんはリハには来れないからしっかり予習しておきます、と言っていたから。
3人でリハをすると、やはり、いつもとは勝手が違う。
時間がないので、省けるところはどんどん省いて、と思ったけど
「やっぱり、もう一度」もある。
オリジナルとか私のアレンジとかの曲だけ確認すればよいのだが
普通の時は殆どスージーさんのバックをしているので
彼らにとっても不安。
毎日違う人のバックをしている、というのも色々あるらしいが
所見には強くなり、リハ時間が少なくともキメもばっちり。
その代わり、予習はちゃんとやってこないと次回にバックを依頼されない。
セッションではないのだ。
また、ルーチンワークの仕事とも違うのだ。
特別にミュージックチャージを取る「ライブ」なのだ。
気の早いお客さんがリハ中にやってきた。
どうしよう、と思ったけれど
マイクは無しで軽く歌って
短めでリハ終了。
まあ、それでも、もっと厳しいリハというか「話し合い」だけで本番という事もあったし
今までライブをしてきた中では、中くらいかな?
最近は結構「キメ」をよく作るし
(キメと言ってもエンディングでユニゾンしてほしい所とかですよ。
魔法使いサリーのようなゴリゴリのキメではないです)
そんな中でもあまり失敗したことはないので、大丈夫。
スージーさんが言っていた団体のお客さんがやってきた。
ワイワイ騒ぐから
ライブの前に一言、スージーさんから「ちゃんとライブを聞いてほしい」と
釘をさすための紹介。
有難うございます。
前半は最初の2曲はスィングだけど、あとは大人しい歌が多い。
それで、3曲目が終わって
スージーさんが2曲ほど歌う。
やはり声は出ない。相当疲れているようだ。
それでも、あのみなぎるパワーは何なんだろう?
う~~ん。やっぱり神がかり的な存在なんだなぁ。
ライブの前半で、多くの人が思うことを結構堂々とひそひそ。
私の今のヘアスタイルと雰囲気。
普通の人は変だと思うだろうね。
「おかまかな?いや、おねえ?変な格好してるなぁ」
ちょっとピキっときたが
ああ、知らない人はそうかもね。
「先ほどから私が何者なんだ?その頭は何なんだ?という声が耳に入ってきますが」
と初めて、私のこの頭の理由を話す。
ゲラゲラと笑いながらひそひそ話を大きな声でしていた人も
一瞬しんとなる。
まあ、そうでしょう。元気そうでも闘病中なのよ。
判らない人は、事情を知らないから軽口叩いちゃうんだよね。
それは私でも誰かがちょっと傷つくようなことを言ったことがあるかもしれない。
やはり放つ言葉には注意をしなければ。
放たれた言葉は次の瞬間から独り歩きをするのだもの。
色んな事があっても一歩も引きさがらないのが私だ。
そんな姿勢でいつも歌っていたいと、そう思った。
前半の終わりは結構色々考えさせられるムードの曲で終わって
これで、あの団体さんは満足したのだろうか?
それもちょっと不安だったが。。。
それにしても、譜面リハでベースの鈴木さんは頑張ってくださいました。
後半が始まる前に団体さんが帰られて
ちょっと寂しい、涼しい感じになりましたが
結構ノリノリナンバーがそろっている後半ステージ。
英語バージョン「妖怪人間ベム」はキメもあったけど
何とかクリア。
自信がなかったら中途半端に手を出さないのが普通だから
ユニゾンの所はできないかも、と思ったけれど
曲前半のユニゾンはうまく合いました。
エンディングは私一人でしたが、まあ、リハの時間がなかったから仕方ない。
Cry me a riverのブレイクは「last chorus]」と書いていたけど
こういうのはやはり日本語で即座に分かるように書いておくべきだったかも。
ブレイクというのは毎回使うと面白くなくなる。
意外な時にドン!って使うとちょっと面白い。
うーーーん、今回は私と普段あまり交流のないメンバーだから
「おしぶち好み」は分からんよね。
エンディングはcut offだったが見逃したのか
もっと演奏で遊びたかったのか、あれ?と。
それでも、間延びした終わり方ではなかったから
終わる瞬間に「don't cry!」のキメ台詞?決めフレーズを入れられて
結果はとても良い感じに仕上がった。
「I'm a fool to want you」はR&Bっぽいアレンジの激しい方のアレンジ。
これはね、結構皆乗ってしまうのよ。
とても大盛り上がりをして
いや、そんな歌じゃないやろ、というのに
皆激しく盛り上がり、終わりました。
そして、盛り上がってワイワイ歌っていた時に
昨年、具合が悪くなって以来でなかった最高音が出ました!
私の音域は3オクターブ弱なのですが
あと3度元に戻ってない、という所だったのですよ。
それが、何だかするっと出ちゃいました。
いやぁ、良かった良かった。
あまり使う音ではないけれど、盛り上がったスキャットでは
そこまで使える音が増えるという事だから
嬉しい事です。
コーヒールンバもお客様が踊ったりして
店全体がちょっと盛り上がって終われました。
いつも一緒にやっているメンバーとは違う感じで
楽しい演奏が出来ました。
しかし、なれないメンバーと譜面だけリハは結構ドキドキでした。
そういう事情であれば、そういう曲をそろえて行くのですが
私も体調が悪くて考える余裕がなかったし
札幌メンバーもイベントを抱えて忙しかったし
今度はちゃんとしたライブをしましょう。
ライブが終わるとスージーさんの手料理が待っていました。
色んなお客様につかまって
なかなか、カウンターのお客様までちょっとお話しできなくて
今平さんも差し入れのワインを持ってきてくださったのに
ちらっとお話をするだけで
本当に失礼いたしました。
皆さん、またお会いしましょうね。