今度のライブのテーマは「Life is」
そして、サブタイトルが「too many things, too little time」
人生って何?と聞いた後で
色んな事があるけど、時間はほんの少し と
11月は姉の命日があるし
親しくしていた方々が近年亡くなっているし
一度自分の歩いた道を振り返ってみよう、とか
まあ、なんて殊勝なんでしょう、という気持ちでこのタイトルにしたが
センセーショナルな?フライヤー写真で
色んな人がびっくりした感じになっている。
あれは私の現実そのままなのだけどね。
そして、ガハハと笑っているのも、今の私の心境。
このライブを企画した時は、笑える心境ではなかったのだけど
11月には笑っていたいと心から思ったし
きっと、笑っていられると確信していた。
思えば2月頃から調子は悪かったが
風邪が長引いてるとか、喘息だとか他の原因だと思っていた。
両親の事で薬もちゃんと飲めない日々もあったが
ちょっと落ち着いて3月からはちゃんと、ほぼ毎日飲んでいたし
2月の検査ではそこまで悪くはなかったし
声が出なくなるほど酷くなるなんて思いもしなかったから
検査結果のあまりの悪さにびっくりした。
泣く気にはならなかった。
だって、このままじゃ終われん!と即思ったもの。
8年前の初発の告知の時も涙は出なかった。
ただ、子供たちにメールで知らせる時にはちょっとウルウルとなった。
子供たちがどういう気持ちでこのメールを読むのだろうか、と考えると
社会人と大学生というちゃんと色々考えられる年齢であることで
色々な思いがあるだろうか、と。
鎖骨下に再発した時も
「まあ、一生闘病と言うことで、言い換えれば共存。長生きも出来ます」と言うことで
そんなに気にしなかったけれど
丁度愛猫が死んだことで、放射線治療については
ダ~リンともめにもめて、結局受けることになった。
結果、良かったからこれはダ~リンに感謝しよう。
肺に転移した時は流石に、もう終わりになるの?と不安は募った。
帰り道に書店で専門書を3冊も買って帰るくらいだから
私にしたら一番深刻になったかもしれない。
で、今回だが
それは言葉にはできないほど焦った。
何しろ声が出ないけど7月のライブはあるし
一体どうするんだ?
まだやり残していることがいっぱいなのに
ああ、急いでおけばよかった
でも、このまま歌えなくなるの?
そんな人生なんていらない!
とにかく、何とかしなくては!の方が先で
悲しむとか、落ち込むなんて暇はなく
咳が出なくなるもの
喉に良いものの類は全部試したと思う。
でも、主治医の言う通り
抗がん剤は奏効し、無事、声は回復。
ああ、良かったというか
こんなに嬉しいことはなかった。
で、あらためて私の人生は
「音楽」だけなのか?
うーん、そうかも、と言うと色んな人から「何考えてるんだ!」と言われそうだが
実際、音楽くらいしかちゃんと仕事してきていないもの。
家庭人としてどうか、というのは
それは家族にとっての存在だから
他人の評価は関係ない。
世間的な評価としては
やはり、私は音楽の中でしか生きていないのかもしれない。
たいして恋愛と言えるものもしてないし
学業もそこそこ成績は良かったし、そこそこの大学へ行ったが
日本一の大学なんてものには行ってない
職と言えば、音楽関係しかしてない。
もちろん、経理は出来るのだが
それは大きなオマケみたいなもの。
やっぱり、音楽しかしてこなかった人生なのでしょう。
私自身の内面も含めた人生では。。。
まあ、そりゃあ色々あるでしょう。
結構いびつな家庭環境と言うか
両親が普通の感覚や感情の人たちではないので
姉も私も、とても他人には理解できないような幼少期を過ごし
思春期も「人生に友達など必要ない!」と毎日親に言われて
それでも友情とか信じたいな、なんて思ってたりして
でも、どこかで不信感も持っているから、あの当時の友人ってどうだったのか覚えていないくらい。
初潮ですらめでたい事なのに
母親から水をかけられ「汚らわしい!」と罵られたのに
普通に大学生活を楽しめたのが奇跡のようなものだ。
でも、そのお陰で、私は曲を作り、詩を書き、
その世界で生きていける自信もついた。
感謝はしないが、「色んな事があるよね」
本当に短い人生なのに、色んな事があるよね。
本当にそう思う。
一人一人、色んな事が山盛りで、色んな事を乗り越えてきたよね。
たった、これっぽっちの時間の中に
凄い事件が沢山だったね。
だから、時々は自分をヨシヨシしてもいいんじゃないか、と私は思うわけです。
「よく頑張ったじゃん!」
「あはは、そうですか?有難うございます!」
このフライヤーの写真はそういう意味がこもっているのですよ。
そして、昨日ですが
ライブ当日のドレスが出来ました。
アロ~ハ~なサイトで見つけたスカートの作り方で
半円形の、きっと痩せている人が着ると
フワ~ンって広がるんですが。。。
で、売っている生地をぎりぎり使っても
少し短かったので、あと5センチ!って感じですが
これで行きます!!
で、頭は同じ布
ライブを思いついたときに買った布で
「これで「Afro Blue」を歌わねば!!
ぴったりじゃん!と
そして、このライブ、ヴォーカル物なのに
ツインドラムです。
北原和夫氏と原田迅明氏。
計画では前半最後と後半は思いっきり
ツインドラムでノリノリでやります。
(さすがにバラードはツインはありませんが)
乞うご期待!!
滅多にヴォーカル物でのツインドラムは聞けませんよ!!