JAZZ SINGER REIKO OSHIBUCHI 押淵玲子オフィシャルブログ

福岡で活動しているSINGERです。乳がん闘病中(再発転移あり)の事や、音楽の事など。
そして、趣味の着物リメイクなど

押淵玲子CD、画像など

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尚、CDは2,800円のものは800円を2,500円のものは500円を
「がんの子供を守る会」また「あしなが育英会東北レインボーハウス建設募金」に寄付いたしております。

ライブ画像をアップしています

2016年12月4日(日)18:00~
ANIME JAZZ THE LAST
10年間皆様に愛されて続けてきたANIME JAZZ LIVE
ライブはこの日が最後となります。
どうぞ、お見逃しなく!

桜の樹の下には

2017-03-29 17:20:02 | 日記
春のライブに最多登場曲
「桜の樹の下には」

これの原曲は中学生の時に作った。
梶井基次郎の同名小説の冒頭部分に曲を付けた。
まだモードなんて言葉も知らなかった時代
なんとなく
好きなジャズのあの重苦しい感じで
というか
重苦しいというよりは
「かっこいい」感じで曲を作りたかった。

この1曲で私は
「とっても変わっている子」という印象になったほどで
私には象徴的ともいうべき歌。

まだ、CDにレコーディングしていない。

この曲のためにもう1枚作りたいと思っているほど
私を代表する曲なのだ。

そして、歌っている間で色々変わってくる歌い方と
リズムとか、コードとか

最初に作ったときは本当にもっとシンプルだったのが
だんだん、おどろおどろしくなってきて
最近では桜の樹の下で
なんだか亡霊でも出てくるんじゃないか、とか
そんな雰囲気にもなってしまっている。
構成はどんどんおしゃれな感じになっているが
私の歌い方のせいかな?
いや、方針のせいかもしれない。

イメージとして強くなってきたのは
漫画、木原敏江氏の桜の精に魅入られた少年のお話で
とても耽美的な
ちょっと怖い話。
題名を失念してしまったのだが
この話と福島の桜の画像がオーバーラップして
この曲を「おどろおどろしく」してしまった。

だけど、とってもクールな仕上がりになってる。

女性が作った感じがしないとよく言われる。

そうかなぁ?
絶対男性はこんな怨念のこもったような曲は作らないと思うけど。

私としては
ざ・女!な曲だと思うのだが。

今回も桜の時期は終わっているが
やはり、周年ライブでもあるので
この曲を歌おうと思っている。

画像は5年前のライブの模様。

桜の樹の下には

桜の樹の下には

2017-03-29 16:53:58 | 日記
春のライブに最多登場曲
「桜の樹の下には」

これの原曲は中学生の時に作った。
梶井基次郎の同名小説の冒頭部分に曲を付けた。
まだモードなんて言葉も知らなかった時代
なんとなく
好きなジャズのあの重苦しい感じで
というか
重苦しいというよりは
「かっこいい」感じで曲を作りたかった。

この1曲で私は
「とっても変わっている子」という印象になったほどで
私には象徴的ともいうべき歌。

まだ、CDにレコーディングしていない。

この曲のためにもう1枚作りたいと思っているほど
私を代表する曲なのだ。

そして、歌っている間で色々変わってくる歌い方と
リズムとか、コードとか

最初に作ったときは本当にもっとシンプルだったのが
だんだん、おどろおどろしくなってきて
最近では桜の樹の下で
なんだか亡霊でも出てくるんじゃないか、とか
そんな雰囲気にもなってしまっている。
構成はどんどんおしゃれな感じになっているが
私の歌い方のせいかな?
いや、方針のせいかもしれない。

イメージとして強くなってきたのは
漫画、木原敏江氏の桜の精に魅入られた少年のお話で
とても耽美的な
ちょっと怖い話。
題名を失念してしまったのだが
この話と福島の桜の画像がオーバーラップして
この曲を「おどろおどろしく」してしまった。

だけど、とってもクールな仕上がりになってる。

女性が作った感じがしないとよく言われる。

そうかなぁ?
絶対男性はこんな怨念のこもったような曲は作らないと思うけど。

私としては
ざ・女!な曲だと思うのだが。

今回も桜の時期は終わっているが
やはり、周年ライブでもあるので
この曲を歌おうと思っている。

画像は5年前のライブの模様。

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Little Girl Blue

2017-03-28 10:14:20 | 日記
今度のライブではニーナ・シモンが歌って有名になった歌を数曲選んだ。

中高校生の頃、大好きだったのだ。

ませているといえばそうだが
そういう時期だから
背伸びして背伸びして
頑張って大人ぶって
世の中を斜めから見て
「私は違うんだ!」なんて。

私はピアノしか楽器を弾けなかったので
もちろん、ピアノの弾き語りの人をまねしたりもしていたが
当時、流行っていたのはユーミン。
彼女の歌は衝撃的だった。
でも、自分でも曲を書いているので
参考にして分析をする対象だったりして。
1枚目のアルバムはじっくり聞けるのだが、2枚目以降は参考書がわり。

ほかに何を聞いていたのか。

当時、結構上等なラジオを持っていて
FM番組をよく聞いていた。
FMの選曲はAMよりもずっとマニアックというか
普通に自分たちが接することのない音楽ばかりで
FMファンという雑誌があり
その中に曲名が記されていたり、ミュージシャンの名前が書かれてあったり。
私にとっては一日中聞いていたい番組ばかりだった。

その中で知ったのがニーナ・シモンだった。

気にはなっていたが
そのほか、アレサ・フランクリン
ダイナ・ワシントン、ビリー・ホリデイなどなど
ジャズの人ではそういう人たちの存在を知って
少しずつレコードを集めていた。

中学生のころ行き始めた中洲のジャズ喫茶
当時、とても汚い店で
ママが一人でやっていた。
私が行くとカウンターの一番端っこに座らせてくれて
そこには勉強ができるように電気スタンドがあり
「ジャズも聞いていいけど、勉強もしなさい」と言われていた。

そこで、いつもかけてくれたのがニーナ・シモン。

弾き語りをするので
こんな風な歌を歌えるようになんなさいね。

ママからそう言われて、ずっと聞いていた。

いつか、この人のようになりたいな。

そう思った最初の人がニーナ・シモンだったのだ。

彼女のLittele Girl Blueは
聖歌のGood King Wenceslasを弾きながら歌うという。。。
別の曲を弾きながら、こんな悲しい歌を歌えるのか。
本当に衝撃的で
一生懸命真似をした。
素直にまっすぐピアノを弾けない。
歌につられて、感情的になっていまったりするが
ニーナ・シモンは淡々とピアノを弾いて、切ない歌を歌うのだ。

参りました!

かっこいい!
そして、とてつもなく切ない。

あれから何度この歌を歌っただろう?

本当にずっと長いこと歌っているが
ちっとも進歩しない自分もイラつくのだが
今回のライブで、また新たに取り組んでみようと思っている。
どうぞ、皆さん、いらして下さいね。

私のライブでこんな渋い選曲は
二度とないかもしれませんよ。


孤独な老人

2017-03-27 23:34:37 | 日記
いろいろ、ライブの宣伝などもせねばいけないのだが
私はまだ両親のことにおわれている。

先日友人のミュージシャンと
親の介護についてちらっと話した。

「結局、周囲の人間がとても傷ついて、ぎくしゃくして
介護って自分で追い込まれると
どんどん自分の家族ごと不幸になっていってしまうんだよね」

そうなんです。

善人であろうとすると
結局どんどん追い込まれて行って
自分一人が背負う分量をはるかに超えて
でも、どうしようもなくなって

不幸にも親が長生きすればするほど
どんどん深みにはまって
自分自身の家族を巻き込んでズタズタに壊しても
それでも親は長生きしてたりして
巻き込む渦が大きくなって
色んな人を巻き込んで
「早く死んで下さい」という極限状態まで追い込まれていくもんなんだ。

介護問題は地獄まで続いているということなんです。

周囲の人間もそうなのですが
老人の側に立っても同じこと。

今日、予てより父の要望であった母方の叔父に後見人の件で連絡しました。
父の希望では、私が死亡した場合は、叔父に後見人を頼むと。
私はそれは無理であろうと思っていましたが
一応、叔父に聞いておかなくては、と。
叔父も80歳を超えているのだし。
私が早くて3年後に死亡したとして、85歳くらいになる。
もしくは、母の兄の伯父に頼むと。
彼は私が死亡したときには90歳以上になっている。
私の娘や息子よりも、そちらを信用するのか?

「血族だから」

血族って何?

私の娘や息子は血族ではないのか?

父の言うことは最近支離滅裂で
私が何度説明しても、理解してもらえないことも多く
イライラする。

私も時間がないのだ。

「お父さんはもっとじかんがないんだから、お前は十分生きたからいいじゃないか!
お父さんはあと数年しか生きられないんだ!」

え?

私はまだ60歳にもなっていないけど
あと数年かもしれないのですが
95歳になって、人生が短いと言うのでしょうか?

一応、予測では
貴方方夫婦の二人きりの娘は
親のあなた方より二人とも、早く死んでしまう予定です。

姉は数年前に死にましたよね。
別に笑って死んだわけじゃないんですよ。
色んな思いを残して死んだわけですよ。

私にしても、笑って死ねるわけじゃないです。
できれば、ちゃんと老いるまで生きていたかったと思いますよ。
だけど、病気なので仕方のないことですからね。

いいですか、あなた方の子供は二人とも死ぬんです。
あなた方より先に。

私は残していく両親のことを
主に事務的手続きなどのことをちゃんとしておかなくては
誰に託すのかはっきりしておくなくては
死ねないわけですよ。
そして、まあ、そんなに面倒ではないけれど
いい加減では済まされない事務手続きもあるので
誰に引き継ぐのかなど
ちゃんとしておかなくては、と思っているところなのですが

それが余計なことだなど毎日怒鳴られたのでは
もう、やっていられないです。

私も自分の人生を終える作業も残っているのですから。

悪いけど
父よ
これ以上面倒をかけるのなら
私は施設へも訪ねられません。
私の精神的な負担が大きいですから。

私が倒れても全てのことをしてくれる、という施設ですから
こういうときが来ても大丈夫なように選びましたから
その点では、あなた方は死ぬまで安心して施設で暮らせます。
30年先の自分たちはどうなる。とおっしゃいますが
30年先にあなた方は幾つ?
125歳と116歳ですよ。
私はとっくにこの世にいないでしょう。
主人もきっといないでしょう。
私と主人が少し残したお金で、あなた方は130歳以上まで生きるのでしょうね。

後見人を拒否すると
子供や孫の財力で施設の費用を賄わなくてはいけませんからね。
ずっとあとからやってくる「遺産」なんて
自分の子供の学費の工面に必死の時の老人への支出に比べたら
何もありがたくないんですよ。
だから、後見人制度をちゃんとしておきましょう、と言っているのに。

それがあなた方の望みですか?

ここまで嫌われて
長生きするのが望みなんですか?

父よ
そうやって、あなたは自ら孤立していくのですよ。

猜疑心だけで生きていけるのですか?

リア王みたいに。