JAZZ SINGER REIKO OSHIBUCHI 押淵玲子オフィシャルブログ

福岡で活動しているSINGERです。乳がん闘病中(再発転移あり)の事や、音楽の事など。
そして、趣味の着物リメイクなど

そういうことだったのか

2014-02-22 09:31:48 | 日記
先日、過去に数度会ったことのある
若いシンガーの子が
過去の色んな人間関係に関するもの
名刺やアンケートや楽譜や・・・
色んな物を「断捨離」することにしたと書いていた。

そうか、若いっていいことよね。
そういうものを捨てる自信と覚悟ができるから。

で、ちょっと考えてみたら
私は同じように若シンガーたちに「断捨離」された
ということに気がついた。

ずっと可愛がって
色んな事を教えて
厳しいことも言ったことがある
私の事なんか嫌いだと思ったこともあるだろう。
だけど、私は彼女に成長して
どこに出しても恥ずかしくない
さすが、福岡はアーティストがしっかりしてるね、とか
そういう「本物」になって欲しかったのだ。

何しろ、私が若い頃と違って
「若い」とか「美人」とか「スタイルが良い」ということで
一流シンガーになり
売れっ子になって(それは良いことだが)
実力が伴わないから、福岡でしか評価が高くない。
つまり、それ以上になれない。
そのままでは50過ぎのオバチャンになったら客を呼べない。

私は外見的には褒められる所は一つもないが
ライブの企画力と歌唱力と
人間関係を大切にしている所で
ちゃんと、ライブに来てくださるお客様を確保している。

いつも一緒にライブをしているメンバーは
一回りほど若かったりするが
おそらく、私のライブは何が出てくるだろうか、と
結構楽しんで演奏も生き生きとしてくださっていると思う。

そういう事はやはり、古い人間のすることで
断捨離の対象になっちゃうんだろうな。

私達は名刺を頂いた方々に
見ないかもしれないし、来ない方が多いし
無駄、という人もたくさんいるけれど
少なくとも250通位のDMを発送している。

その他、色んな行きつけのお店にDMを置いてもらったり
色んな人にお会いする度にお渡ししたり
「知っていただく」というのも仕事の一つだ
とも思っている。

メールでもお知らせをする人がいる。
その中で、若いシンガーの子の何人かはメアドを変えていた。
変えたというお知らせはない。
かわいがっていたシンガーの子も
メアドを変えたままで
何かでちらっとネット上で見かけた時に
「また飲みに誘ってください」とか書いていたけれど
あなたに連絡するすべがないのよ・・・・。

断舎利して、切り捨てた人間関係は修復できない。
だから、私は切り捨てたりしない。
私はほんのちょっとした関わりでも大切にして
それが今の私を築いていると思うから。

自信がないのか?
そうかもしれないね。

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