JAZZ SINGER REIKO OSHIBUCHI 押淵玲子オフィシャルブログ

福岡で活動しているSINGERです。乳がん闘病中(再発転移あり)の事や、音楽の事など。
そして、趣味の着物リメイクなど

ケアマネージャーさん

2014-08-03 13:13:02 | 日記
先日、母のケアマネージャーさんから電話があった。

6日の日に今度デイサービスに見学に行き
その後話し合いをするため、お嬢さんも良かったら、と。

デイサービスの見学?
父の話ではデイサービスのフラダンスの教室か何かに行くだけだと
そういうふうに聞いていたのだが・・・?
「そこで、今後デイサービスを毎日受けることも視野に入れて」とのことだったか
「それは父は承知していますか?」
「はあ、もちろん、そんなことで見学でしょうから」
「父に念を押して確認して下さい」
父がすんなりデイサービスに行くとは思えない。
母にさえ、そういうケアサービスを受けさせることを承諾したとは思えない。

何か勘違いしている。

それで、急に言われても忙しいので時間を開けなくては無理なのだが、と言ったら
「ああ、でも治療以外の用事があるんですか?」と。
いや、私はそれだけで忙しいわけではなく・・・

私はすぐに死ぬわけではないが
短ければ5年位で死んでしまうかもしれないので
自分の仕事の集大成をしている所で
そんな時期に先日両親の介護問題でもめたし
父は「一切、手伝いはいらない。お前の言うことは一切聞かない」といったところだ。

そういう事情を手短に話したが
「ああ、お嬢さんとちょっとした喧嘩をしたと仰ってました」

ちょっとした?

あれだけ仕事が忙しい時に日に5~6回電話をかけてきては怒鳴り
「この日まで忙しいし体調も思わしくないから電話しないで」
といったのも無視して一人で怒りまわり
関係のない人に色々電話してもめたのに
「ちょっとした喧嘩」だったのか?

普通の家庭なら「ちょっとした」で済んだかもしれないが
私達はそんなに単純な家庭ではなかっただろう。
半年もかけて調べて、色んな事を考え
色んな案を出したのに「一切聞きたくない」と
紹介した病院も全部断ったではないか。
その御蔭で、私はとっても迷惑しているし
病院の先生からはこちらに向いて電話がかかってくる。
「何故お前にかけてくるんだ!」と怒るが
話がちゃんと出来る相手にしか、先生方もかけてこない。
そこまで老いていることもわからないのか、と。

そして、それを一番把握しているべきケアマネージャーが
「そうみたいですね」と涼しげにかけてくる。

私は親に無関心で居たわけではないのだ。
過去の色々なわだかまりも、感情もそれはそれで
もう私しか世話をする人間が居ないので心配していたのだ。
特に両親とも身体的に足腰は弱っているが
これといった病気があるわけではない。
きっと二人とも100才まで生きることだろう。

私はどれくらい生きれるのだろうか?
確率的に高いのは私と父が同時期に末期を迎えることだ。
もしくは、父の介護に追われて
私が思ったより早く死期を迎えるか。
それがあるので、私もストレス要因を沢山抱え込みたくない、と。
先日「勝手にして」と言う方針に変えたのだ。

ケアマネージャーさんは
「はぁ~、そうですかぁ」
まあ、私のことは彼女のケアの対象ではないので興味はないにしても
私がどれくらいまで生きるかは両親の介護問題に関わることだ。
「はぁ~」くらいで済む話なのか?

両親は自分たちのことが一番大切だから
私の話は「まあ、乳がんだから死なないけれど」と言っているだろう。
それよりも自分たちはがん患者だった事を強調しているだろうし
それが今から末期になったら云々と・・・。
ケアマネージャーさんは80才、90才を超えて
今のところがん細胞は育っていないのに
過去のがんが進行してあっという間に命を脅かすがんに育つと
そう信じているのだろうか?
普通、今現在問題がないのであれば、そこまで育たない。

カウンセラーにしても、ケアマネージャーにしても
「個々の人間の生活」に関わる職業の人は
「一般論」を持ちだしてはいけないと思う。

誰もが夫々の家族に問題を抱えているし
私の家庭は「物凄く特殊」ではなくとも
「普通の家庭ではない」家庭だったのだ。
そんなことは関係ないから、機械的にプランを作る。
そんな事では結局他の家族が尻拭いをすることとなり
家族だけが全ての負担を請け負うことになる。
そんな為に介護保険を使い、お金も使うのか?

電話を切ってため息しか出ない。

まあ、でも父がそうやって綺麗事だけ
うわべだけで良いというのなら
それでやっていけばいいし
私の関与すべきことではない。

鈍感じゃないと務まらないのよ。

あるケアマネージャーさんがネットでそう呟いていたが
その鈍感さで迷惑の掛かる人もいる。

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