JAZZ SINGER REIKO OSHIBUCHI 押淵玲子オフィシャルブログ

福岡で活動しているSINGERです。乳がん闘病中(再発転移あり)の事や、音楽の事など。
そして、趣味の着物リメイクなど

押淵玲子CD、画像など

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尚、CDは2,800円のものは800円を2,500円のものは500円を
「がんの子供を守る会」また「あしなが育英会東北レインボーハウス建設募金」に寄付いたしております。

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2016年12月4日(日)18:00~
ANIME JAZZ THE LAST
10年間皆様に愛されて続けてきたANIME JAZZ LIVE
ライブはこの日が最後となります。
どうぞ、お見逃しなく!

治療を辞めたいと思う時

2014-05-21 15:46:52 | 日記
今の治療にはとても満足しているし
病院にも不満はないし
主治医のこともとても信頼しているし
フェソロデックスが1年半も効いてくれていることは有難い。

だけど、時々「治療なんかやめてやる!」と思うことがある。

闘病よりも深刻な親の介護問題。

これがなければ、私はもう少し平穏な闘病生活が送れる。

元々の親子関係に問題があるというか
私の親は支配的で
とても身勝手で
虚言癖がある(両親とも)。
また、自分の偏見でしか人を見ない。
隣の芝生は常に青く
自分の家がみすぼらしいのは誰かのせいだ、と
常に大きな敵を作り
耐えすその人を攻撃する。

そのターゲットは身近な人なのだが・・・

これが大きな悩みの種。

この問題は自分たちに起因することではないので
両親が思い改めてもらわなくてはいけないのだが
そんな事は老齢だから無理。
そして、なんだかんだと忙しい時期に私は呼び出されて
親と一緒の意見でないとなかなか帰宅できない。
上手く調子を合わせるのも限度があり
それが自分の家族であるととんでもない。
反論して「あなた方の考えはおかしい」と
無意味な議論で疲れ果てる。

ああ、早く死んでしまいたい。

そう言えば、他界した姉が
余命半年と言われて大変だった時も
実現不可能なことを言い出して姉ともめた。

東京から福岡へ帰って治療する、と。
全身麻痺の患者の輸送って大変なのだ。
生活用品だって揃えなくてはいけないし
東京の姉の家も、姉が頚椎損傷になって大改築して
車いすで全て行ける状態までした。
それを「改装しなくても、離れに閉じ込めておけばいい」

え?

座敷牢にするの?

そして、基本的な姉の世話はヘルパーさんや色んな人がやってはくれるものの
他の世話は「玲子がいるから」
私ですか?
私は乳がんが転移して結構大変な時期なんですが・・・
その私が姉の世話もするの?

「玲子を道連れにはしない!」
「なんで自分の夫や子供と離れて暮らさなくてはいけないのか!」
ということで散々もめていた。
あと半年しか生きられない娘を糾弾して何が楽しいのだろう。
まあ、それも認知症の一つなのだろうが。

先に天に召された姉は
「もし、天国で現世に少し力を加えられるなら、玲子の重荷を解いてあげる」
そう言ってたよね・・・。
何だか姉は天国でイケメンでも見つけて
シャンパンなんか飲んでるんじゃないか、と。

なんとかしてくれ・・・。

胃が痛い。
その割に酒量は増える。
いかんよね。

精神科のカウンセリングにも通っていたが
どうしても、親のこととなると
「まあ、それでも貴方の親なのだから、親に対する愛情はあるでしょう・・・云々」
という話になった時点でダメだ、と思う。
私がどう思っていようが、介護はやってくるから
受け入れようとはしているのだが
親が私を認めない限り、無理なのだ。

親に合わせる=家庭崩壊

というのは、やはりどう見てもおかしいだろう。

そう思うと私は長生きなんかしなくていいから
親より早く死んで
自分たちの始末が自分たちだけで付けられないのだと
完全に悟ってほしい。

治療やめます・・・って言えないよな・・・。

うちの家族内で大波乱が起きるし
主治医も納得しないだろう。
「治療は上手く行っているのに?」

そう、精神的な問題なのよね。

これはこれ、
それはそれで上手く決着が付けられて
私は音楽に専念できる状況になり
負担に思うことなく出来る限りの介護をすればよいし

それでもね、私は親より早く死んでしまう可能性は
結構高いんだけどね。

ため息も出ない。