ぶーくん読書録

今まで読んできた本について、いろいろ書いてみる。
ほとんど、ネタバレ!!

告白 湊 かなえ

2009年05月31日 | 小説-日本-
2008年
双葉社


帯などに、読み出したら止まらないなどと書いてあった。

本当に止まらなくなった。
6章からなり事件の当事者達の視点から書かれていた。

初めは、退職する女教師の話から始まる。
それは、驚愕的な”告白”であった。
女教師の娘が担任をしているクラスの生徒2人に殺された事、
そして、その二人にささやかな復讐をしたことを告げて去っていった。

そして、その後の物語として
犯人のA及びBの同級生の女の子の視点から事件の経過が語られる。

3章は犯人Bの兄の視点から母親の日記というかたちでBのものがたりがかたられる。

4章はBの視点から

5章はAの視点とAのものがたり

6章で・・・・・

たしかに、3章まで面白いと思った、
しかし読み進めていくうちに、嫌悪感の方が勝ってくる。
最後、読み終わったときの読後感の悪さ
”本屋大賞”という言葉に踊らされた自分も悪いと反省をした。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大当たりの本 (ぶー)
2009-06-01 00:01:32
この本は読んでいませんが、
このごろ大当たり!という本に出合うのが難しくなっているように感じます。
たとえばおっしゃるように
「途中まではとってもよかったのに、
全体としてみるとそうでもない」本が多い気がします。
本の傾向がそうなのでしょうか?
私のテイストが変わってきたのでしょうか?

ぶーくんさんはどう思われますか?
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Unknown (ぶーくん)
2009-06-01 00:19:10
懲りすぎているのか、書きすぎているのか。

この本にいたっては、一章だけの短編として完結していると、面白かった気がします。
文の中で、分割されているような感覚なんでしょうかね?でも、この本は後半ががっかりという感じですね・・・
先日読んだ「笑う警官」とか「慟哭」「13階段」なんかは、一気に進んで途中に切れ目がないということなのか・・・

読み終わって、がっかりくるのは寂しいですよね。
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Unknown (itchy1976)
2010-07-01 20:31:32
itchy1976です。コメントありがとうございます。

最近この本を再読しましたが、ミステリーとして考えれば確かに1章だけで完結していますよね。犯人A,Bが誰かという直接的な記述がないですからね。

>3章は犯人Bの兄の視点から
→犯人Bの姉だったと思います。

これからもよろしくお願いします。
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itchy1976さんへ (ぶーくん)
2010-07-01 23:01:00
あっ!姉でしたか・・・
私は、読んでいてず~っと兄だと頭の中でおもってました・・・(思い込みですね・・・)

目からウロコです。
きっと他にも思い違いがあるのかもしれませんね・・・
ありがとうございます。
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