ぶーくん読書録

今まで読んできた本について、いろいろ書いてみる。
ほとんど、ネタバレ!!

幽霊詐欺師ミチヲ3 時計仕掛けのファンタスマゴリア  黒 史郎

2013年05月19日 | 小説-日本-
2012年
角川ホラー文庫


面白いか面白くないかだと
普通なんですが、くせになる本といいましょうかw

「擬葬結婚式」
ミチヲは、自分が自殺しようとした原因のユカリが死亡していることに気づく。
そもそも、ミチヲが幽霊相手の詐欺師となるきっかけは
ユカリから受けた結婚詐欺だった。
借金をして貢いだ挙句、お金が出なくなると捨てられて
自殺しようとしていたところを
詐欺師のカタリに拾われたのだが、
その際、カタリに大きな借金をする羽目になり、
さらに、カタリにこき使われる際に、
チゲ鍋のようなマミコさんに憑りつかれるハメになった。

カタリは死者となったユカリを今度はミチヲが利用して幽霊相手の美人局をさせて
大金を稼ぐとうプランを立てる。

お人よしのミチヲは、
ユカリの死の真相と、成仏させるため
ユカリの思いを遂げさせるために奮闘する。

「ファンタスマゴリア」
前回の出来事で、
ミチヲからマミコさんが離れたのだが、
カタリへの借金を返済して、普通に生活を始めるも
一人きりの生活に耐えられず、
マミコさんと共にあの世にいく決心をして
カタリを探すうちに、
ある一見の廃墟にたどり着く、
そこでカタリの過去を知ることになる。
ミチヲとマミコさんの結婚式と
カタリの過去への清算の話。

カタリがナゼ、幽霊詐欺師になったのか、
カタリが唯一苦手にしているミシェルの存在など
謎だった部分が明るみになる。


あああ~読んだな~って言う感じは無く、
読んでる間は、おかしくてふふっと笑ったりするが、
読み終わると、あまり印象にのこってなかったりする。
気楽に読むにはちょうど良い。

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