ぶーくん読書録

今まで読んできた本について、いろいろ書いてみる。
ほとんど、ネタバレ!!

フルメタル・パニック!ずっと、スタンド・バイ・ミー(上・下) 賀東 招二

2011年03月29日 | 賀東 招二
2010年
富士見ファンタジア文庫



フルメタルパニックシリーズのクライマックス!
ヤムスク11の施設で時間災害により、今の世界が歪んでいることを知る。
そして、その歪みを正しい世界に戻すため、かなめはレナードとともに行ってしまった。

レナードの言う、正しい世界に違和感を感じる宗介は、
ミスリルの生き残りメンバーとともに、
レナードの計画の阻止に向かう。

アフガンで核ミサイル基地が何者かに占拠される。
それは、ミスリルの残党を引き付けるための、アマルガムの作戦だった。

テッサとTDD-1とAIのアルを搭載したレーバテインと宗介が
メリダ島にあるTARUTAROSの破壊、
クルーゾーとマオはアフガンへそれぞれ最後のミッションに向かう。

かなめの精神を乗っ取っているソフィアとかなめの戦い
クルーゾー、マオのAS戦
テッサ、マデューカスの潜水艦戦
宗介のレーバテインとレナードのベリアル
息つく暇もないほどのスピード感で一気に読み切ってしまった。

アルが最後の行動をとる際、
「わたしはは人間ですか、機械ですか?」と、宗介に問うシーンが
心に残った。

せまるニック・オブ・タイム―フルメタル・パニック! 10 賀東 招二

2011年03月16日 | 賀東 招二
2008年
富士見ファンタジア文庫



レモンとレイスの調査によって、
テッサが探していた都市跡とプラントの場所が判明し、
宗介とともに向かう。

同じころ、
レナードもかなめを連れて、そのプラントへと向かう。

このブラントこそ、
オムニ・スフィアの実験プラント、
敷いては、テッサたちウィスパートが生まれることとなった元凶がここにあった。

テッサと宗介がプラントの核へ向かう途中、
かなめの乗ったヘリがクルツにより撃墜され
プラント内へ墜落する。
テッサと宗介ははぐれてしまうが、その間にかなめとテッサが再会をはたし
核へと向かうが・・・


記事つどうメイク・マイ・デイ―フルメタル・パニック! 9 賀東 招二

2011年03月15日 | 賀東 招二
2007年
富士見ファンタジア文庫



生死にかかわるほどの怪我を負った宗介は
レモンが所属している組織により、ヒバオア島で治療を受けていた。

テッサ達は、残ったミスリルメンバーとともに、アマルガムへの反撃の作戦を開始する。

とらわれたままのかなめは失意の中に居た。

そんな中、アマルガムがヒバオア島に攻撃をしかけてくる、
辛くも逃げきった宗介とレモンは、以前、テッサの紹介で知り合った
元海兵隊員のコートニーの援助により、
かなめの居場所を突き止め、ASの提供を受けて奪還作戦に向かう。

同じころ、
ミスリルメンバーもアマルガムの基地のひとつである可能性がある地域を特定し
作戦を開始するが、そこで宗介たちと再会することができたが、
ここには、ラムダドライバ搭載機があり、苦戦を強いられる。

そんな中、レイスより、とあるASが宗介のもとにとどけられる。

ARX-8レーバテイン 搭載AIは”アル”だった。


極北からの声―フルメタル・パニック!サイドアームズ〈2〉賀東 招二

2011年02月26日 | 賀東 招二
2006年
富士見ファンタジア文庫



サイドアームズということで、
主人公は普段、脇を固める方がたがメインの語り手となる。

ミスリルの少佐、カリーニンがソ連軍にいた頃のはなしである。
北極海に日本の旅客機が墜落した。
カリーニンが乗った軍艦が到着した時は、旅客機はかろうじて氷上にあり、
捜索をすると、一人の女性と幼い子供が生存していた。
しかし、子供を救出したが女性は亡くなった。
帰還したが、旅客機は闇に付され、救出した子供の行方も分からなくなる。
数年後、あの少年が軍によってスパイとして育てられていたことがわかった。
その少年が、宗介である。
宗介の過去と、カリーニンの過去がわかる
「極北からの声」

ミスリルの中佐、マデューカスがイギリス海軍にいた頃の話で
テッサの父親であるカールとの出会い、
そして、カールの双子の子供たちの異常な能力の話を聞く、
その双子の能力のせいで両親は殺され、双子の行方が分からなくなるが・・
マデューカスとテッサの出会いが書かれた
「トゥアハー・デ・ダナン号の誕生」

2作品は、かなりシリアスでこの当時の世界紛争地図がわかる。

最後の作品は、いつものドタバタ
恭子が飼い始めた猫の自慢をする、そしてかなめも飼っているハムスターの自慢をする。
すると、宗介までが白猫を飼いだしたと自慢をするので
恭子とハムスターが見に行くと・・・
の「大食らいのコムラード」

本編とはちょっと違って面白い。

フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース 賀東 招二

2011年02月25日 | 賀東 招二
2006年
富士見ファンタジア文庫



全てを無くした宗介は、東南アジアのとある町へやって来た。
その町では、ASでの闘技会が行われていた。
宗介はナミという少女率いる弱小チームの操縦士となり、
そのチームにはレモンというジャーナリストがスポンサーとして参加していた。

ある日、宗介とレモンが市場に出かけたところを、
警察に拘束される。
しかし、この警察はアマルガムにつながっているようだった。
そこで、宗介は闇闘技会への出場することで釈放してもらい、
闘技会場へ向かう、
すると、相手はM9、ミスリルのASだった。

闇闘技会で勝利をした宗介は、この闘技会の裏にクラマが絡んでいることに気付く、
そして、ここでの生活も終焉を迎える。

この先、アマルガムまでたどり着いてかなめを救うことができるのか、
ミスリルの人たちはどうなってしまったのか、
ハラハラの展開である。

フルメタル・パニック! 悩んでられない八方塞がり? 賀東 招二

2011年02月24日 | 賀東 招二
2005年
富士見ファンタジア文庫



風間がネトゲの仲間をヴァーチャル世界で連れ去られてしまう。
しかも、連れ去ったのはその世界では有名なキャラであるため、
風間一人では歯が立たない。
そこで、かなめや宗介たちに援助を頼むが・・・
RPG仕立てのファンタジーモノでこういう息抜きも面白いかも・・・の
「約束のバーチャル」

廃工場でドラマのロケ中の吉良浩介の前に現れたのは
サブマシンガンの試射に来た宗介だった。
アイドルとして忙しい日々を送る浩介にとって、
自分にそっくりな宗介を見て考えたことは・・
入れ替わってみて、どんなに忙しくても浩介は浩介でいいと痛切に思った
「影武者のショウビス」

学園祭の出し物、かなめたち4組は喫茶店、しかし6組の喫茶店は人気があり
すっかり負けムード、そんな時に宗介が呼んだ”知り合い”のために・・・の
「対立のフェスティバル」

学園祭ではミスコンが行われることになった。
ミスコンに出る気が無いかなめに対し、依然いざこざがあった未亜が宣戦布告してきて・・
「愛憎のフェスティバル」

長編はかなりシリアスモードで、
かなめは奪われるし、ミスリルは壊滅するしで息の詰まる展開のなかで、
短編のドタバタはちょっとした息抜きになって楽しい。



つづくオン・マイ・オウン―フルメタル・パニック! 賀東 招二

2011年02月16日 | 賀東 招二
2004年
富士見ファンタジア文庫



長編シリーズの7巻目となる。

話が急展開となる、
アマルガムがミスリルを総攻撃してきた。

メリダ島も壊滅状態に追い込まれ、
残ったメンバーはかろうじてTDD-1で脱出する。

アマルガムにより陣代高校に爆弾が設置される。
かなめの身柄と引き換えに、攻撃を中止するというものだったが、
宗介がとった行動は、
かなめも高校も守るというものだった
しかし、そこにレナードが操作するAS、ベリアルがあらわれて

かなめを奪われ、ミスリルとの連絡も途絶える、
そして、日常がすべて奪われてしまった。

軽い気持ちで読み始めたこのシリーズも
気付けば13冊・・・

長編シリーズの中でも、ひときわシリアス度の高い一冊となった。
このあとどうなるんでしょう・・・

音程は哀しく、射程は遠く―フルメタル・パニック!サイドアームズ  賀東 招二

2011年02月04日 | 賀東 招二
2004年
富士見ファンタジア文庫



サイドアームズということで、今回はクルツが主人公となっている。

休暇で東京にやって来たクルツが宗介をさそって
やきとりやで一杯やっていた。
クルツがタバコを買いにでたところで、
中学の頃の副担任の先生と再会する。

先生と話をしているうちに、
自分が音楽をやっていたころを思い出し
本当なら、この手に持っているのはライフルではないギターだったのではないかと
もしかすると、まだ自分は戻れるかもしれないと
知り合いのライブハウスを借りて
先生と自分のために一世一代のライブを企画したのだが・・・

クルツの過去がちょっとだけ垣間見えて
いつもと違う彼の姿が読めて面白かった。

安心できない七つ道具?―フルメタル・パニック! 賀東 招二

2011年02月03日 | 賀東 招二
2003年
富士見ファンタジア文庫



都議会議員が学校の視察にやってくることになった。
平和な日常になれずにいる宗介がいると、なにか問題が起きるといけいないということで、
あれやこれやの作戦の末、ミッションをあたえて学校から遠ざけることに成功するが・・
の「穴だらけのコンシール」

以前、強盗が盗んだ品物を陣代高校の敷地内に埋めていた。
出所した、かれらがその品を掘り返しに来たのだが
その夜、宗介たちは用務員室で用務員の大貫をかこんで鍋をしていた。
鍋に入れる肉が無くなり買い出しに行くのだが・・・・
の「真夜中のレイダース」

など全6編
シリアスな長編の合間の息抜き的な短編集だが、
なんとなくパワーダウンしているような気がする。

踊るベリー・メリー・クリスマス―フルメタル・パニック!  賀東 招二

2011年01月20日 | 賀東 招二
2003年
富士見ファンタジア文庫
☆☆


以前、修学旅行のために乗り込んだ飛行機がハイジャックされた。
そのお詫びにと、クリスマスに一泊二日で豪華客船へ招待された。

しかし、宗介はミスリルでの用事を理由に不参加となる。

そして、当日、
なんと今度は、シージャックに合うことになる。
ところが、このシージャック犯、かなめにとって見覚えのある面々だった。

前回の香港での事件の際、
この豪華客船でのアマルガムの作戦に気付いたミスリルのSRT部隊は部単独で
”シージャック犯”のふりをして潜入するが・・・

小型ASが大量に搭載されていたことで、苦戦を強いられるもかろうじて切り抜けることができた。

長編シリーズもアマルガムの謎が深まってきてどんどん面白くなってきた。


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