ぶーくん読書録

今まで読んできた本について、いろいろ書いてみる。
ほとんど、ネタバレ!!

ジェノサイド 高野 和明

2013年03月08日 | 小説-日本-
2011年
角川書店
☆☆



傭兵のイエーガーが肺胞上皮細胞硬化症の息子の医療費の為に
アフリカで行われる特殊任務を引き受けることになる。

そして、
日本では、薬学の院生である研人は
研究者である父親の葬儀に出席していた。

アフリカの傭兵と日本の院生がどうつながるんだろう?
と、思いながら読み進めていくと!!

研人の父親は生前、
とある研究をやっていた。
GIFTという、人類が考えることができない
高性能な創薬ソフトによる
「肺胞上皮細胞硬化症」の特効薬の創薬であった。
父親は自分になにかが起こり、
研究を中断することになった場合に
研人に引き継いでもらうよう準備をしており、
死後に、メールにより
ソフトや、研究に必要な器具、そして謎のパソコンのありかを知らせる。

一方、アフリカでの任務は
新種のウイルスに感染しているおそれのある
とある一族の虐殺だと知らされ、
任務終了後には、その中和剤である薬を必ず服用するようにと
クスリを渡され、任務を開始することになるが、
イエーガーはこの任務の真の意味を知ることになる。

研人は
「肺胞上皮細胞硬化症」を患っている
二人の子供の存在を知り、
さらに、その二人の命の期限を知り研究を急ぐのだが・・

この二つがつながらないときは、
ずっと、頭の上に「?」マークを乗せながら読み進めたいたが
二つが重なったときに、
止められなくなった。

後半は、一気に読んでしまった。

面白い!!と、思って
ふと、この作者を確認すると!!

私の好きな本、ベスト10に入る
「13階段」の作者でした!!

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