2004年
双葉文庫
☆☆
いや~面白いです。
最近は新規開発の為、読んだことのない作家さんの作品を読んでましたが、
あたりはずれが、かなり激しかったので
安心して読める作家としてこの本を読んだ。
ホラーだとかミステリだとかいろいろなどれを読んでもハズレのない作家さんです。
元、大衆演芸の役者だった花菱家、独立したがうまくいかず
レンタル家族の事務所に登録していたが、そこも独立してレンタル家族を家族で経営していた。
花菱家は父親と母親、そして姉の桃代に兄の太一さらに姉の子珠美と”ぼく”である寛二の6人家族。
ある日、レンタル家族の仕事で結婚式の友人として出席すると、
雇い主は同級生の女だった。そこで姉の桃代がブチ切れる。
今日でお別れを歌って会場を出たところで、スカウトされ、家を出て行った。
さらに、兄、太一も自分の夢のために一家を離れて学校に入学する。
借金がかさみ、その金の工面のために
父親は昔、在籍していた大衆演芸の親方のところに向かうのだが、
劇団に戻ることを条件に借金の肩代わりをしてもらえることになる。
それを機に、珠美を桃代が引き取りにきて、
父、母、寛二の3人でのスタートとなった。
ストーリー進行は、次男の寛二により語られるのだが、
その語りがとにかく面白い。
電車の中で読んでると、顔がニヤついてしまって困ることがあるくらいだ。
そして、
笑いだけでなく、一見、バラバラに見える家族の絆が笑いの中にもジンとくる。
ハッピーエンドというと語弊があるのだが、
それでも、読んだ後ちょっと心が温かくなる。
双葉文庫
☆☆
いや~面白いです。
最近は新規開発の為、読んだことのない作家さんの作品を読んでましたが、
あたりはずれが、かなり激しかったので
安心して読める作家としてこの本を読んだ。
ホラーだとかミステリだとかいろいろなどれを読んでもハズレのない作家さんです。
元、大衆演芸の役者だった花菱家、独立したがうまくいかず
レンタル家族の事務所に登録していたが、そこも独立してレンタル家族を家族で経営していた。
花菱家は父親と母親、そして姉の桃代に兄の太一さらに姉の子珠美と”ぼく”である寛二の6人家族。
ある日、レンタル家族の仕事で結婚式の友人として出席すると、
雇い主は同級生の女だった。そこで姉の桃代がブチ切れる。
今日でお別れを歌って会場を出たところで、スカウトされ、家を出て行った。
さらに、兄、太一も自分の夢のために一家を離れて学校に入学する。
借金がかさみ、その金の工面のために
父親は昔、在籍していた大衆演芸の親方のところに向かうのだが、
劇団に戻ることを条件に借金の肩代わりをしてもらえることになる。
それを機に、珠美を桃代が引き取りにきて、
父、母、寛二の3人でのスタートとなった。
ストーリー進行は、次男の寛二により語られるのだが、
その語りがとにかく面白い。
電車の中で読んでると、顔がニヤついてしまって困ることがあるくらいだ。
そして、
笑いだけでなく、一見、バラバラに見える家族の絆が笑いの中にもジンとくる。
ハッピーエンドというと語弊があるのだが、
それでも、読んだ後ちょっと心が温かくなる。