1997年
文春文庫
☆☆
初めは普通にホラー作品かと思った。
本の購入は、本屋で見かけるものとネットで題名だけでさっさと購入する。
この作品も、ネットで題名だけ見て(カバーも作家名も見てない)購入したのだ。
読み始めて、
ん?っと、思ったのだ。
この本はホラーではなく、
本当に題名通りの内容だった。
絵画に絡んだ思出でのようなエッセイ集のような感じだ。
著者の思いでを書いているようにも読めるが、
そうなると、この方の思春期はとにかく”性”と波乱になってしまい
いくらなんでも・・・と、感じる。
なので、
少しの事実がエッセンスだと思えばよいかもしれない。
9つの短編からなっていて
特に、わたしが気になったのが
「姉は血を吐く、妹は火吐く」
このお話を簡単に説明すると
浪人生の主人公が、知り合いの姉妹どちらかと”やりたくて”
手紙を送ったら、妹の方が会いに来て・・・であるが、
読み進めていくうちに、姉妹の驚きの結末が・・・であるが、
このないようというよりも、
この物語にでてくる絵画が
「二人道成寺」というもので、
わたしは、絵画は恐怖の対象ではなく、
どんな図柄でも憧憬の対象でしかない。
ただ、
一つだけ、トラウマとしてもっているのが
以前、蛟堂報復録で描いたが
安珍清姫の清姫が蛇となり火を噴きながら安珍を追いかける絵巻である。
そこで、この作品がなんとなく心に残った。
あとは、
「陰獣に追われ追われて」
話の内容的には、それほど印象にのこらないのであるが、
この題名は
江戸川乱歩の「陰獣」という作品からきている
わたしは、江戸川乱歩が好きで
江戸川乱歩の全集を持っていて、
出版当時の挿絵を使用している
なので、この本でかかれている竹中英太郎氏の挿絵だ。
江戸川乱歩のエログロな世界観を引き立てる挿絵だった。
「豹の眼に射抜かれて」
こちらも、昭和初期の小説の挿絵画家さんの絵に絡んだ話。
この中で紹介されている伊藤彦造さんという挿絵画家さんの絵が非常に好きだ。
そもそも、昭和初期の挿絵自体が非常に好きだったりする。
基本的に、絵を怖いと思ったことはないが、
この本を読むと、改めて絵画鑑賞したいな~と思った。
紹介したのは日本の絵ですが、
この本には、洋画もたくさん紹介されてます。
文春文庫
☆☆
初めは普通にホラー作品かと思った。
本の購入は、本屋で見かけるものとネットで題名だけでさっさと購入する。
この作品も、ネットで題名だけ見て(カバーも作家名も見てない)購入したのだ。
読み始めて、
ん?っと、思ったのだ。
この本はホラーではなく、
本当に題名通りの内容だった。
絵画に絡んだ思出でのようなエッセイ集のような感じだ。
著者の思いでを書いているようにも読めるが、
そうなると、この方の思春期はとにかく”性”と波乱になってしまい
いくらなんでも・・・と、感じる。
なので、
少しの事実がエッセンスだと思えばよいかもしれない。
9つの短編からなっていて
特に、わたしが気になったのが
「姉は血を吐く、妹は火吐く」
このお話を簡単に説明すると
浪人生の主人公が、知り合いの姉妹どちらかと”やりたくて”
手紙を送ったら、妹の方が会いに来て・・・であるが、
読み進めていくうちに、姉妹の驚きの結末が・・・であるが、
このないようというよりも、
この物語にでてくる絵画が
「二人道成寺」というもので、
わたしは、絵画は恐怖の対象ではなく、
どんな図柄でも憧憬の対象でしかない。
ただ、
一つだけ、トラウマとしてもっているのが
以前、蛟堂報復録で描いたが
安珍清姫の清姫が蛇となり火を噴きながら安珍を追いかける絵巻である。
そこで、この作品がなんとなく心に残った。
あとは、
「陰獣に追われ追われて」
話の内容的には、それほど印象にのこらないのであるが、
この題名は
江戸川乱歩の「陰獣」という作品からきている
わたしは、江戸川乱歩が好きで
江戸川乱歩の全集を持っていて、
出版当時の挿絵を使用している
なので、この本でかかれている竹中英太郎氏の挿絵だ。
江戸川乱歩のエログロな世界観を引き立てる挿絵だった。
「豹の眼に射抜かれて」
こちらも、昭和初期の小説の挿絵画家さんの絵に絡んだ話。
この中で紹介されている伊藤彦造さんという挿絵画家さんの絵が非常に好きだ。
そもそも、昭和初期の挿絵自体が非常に好きだったりする。
基本的に、絵を怖いと思ったことはないが、
この本を読むと、改めて絵画鑑賞したいな~と思った。
紹介したのは日本の絵ですが、
この本には、洋画もたくさん紹介されてます。
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