札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

木造校舎・廃校 日高町の閉校

2024-06-02 17:13:42 | 木造校舎・廃校

小学校の閉校  赤字は今回レポート

 

日高町〈旧〉(2006年・日高町を新設) ※合併した旧門別町は含まず

  • 日高町立三島小学校(1949年千栄小三島分校から独立、1974年日高町立千栄小学校へ統合
  • 日高町立日高小学校〈旧〉(1977年新設の日高町立日高小学校へ統合)
  • 日高町立富岡小学校(同上)
  • 日高町立三岩小学校(同上)
  • 日高町立千栄小学校(1997年閉校)

 

中学校

  • 日高町立千栄中学校(1998年)

 

日高町は日高山脈の北西に位置し、日勝峠を超えて十勝側に入る交通の重要な拠点である
現在は道東道が開通し、かつての賑やかさが落ち着いたようだ。

また日高山脈へ日高側の登山口として登山者の訪問も多い町である

2006年に太平洋に面した門別町と飛び地合併し、町名は日高町のままで役場は門別町にある。

 

「旧日高町立富岡小学校」

開校:大正2(1913)年
閉校:昭和51(1976)年
校舎:昭和2(1927)年竣工

日高町富岡

 

※日高町史より


富岡小学校は現存する貴重な木造板張りの校舎である
だがその姿はよく見ると廃墟化していた。

 

学校へは日高町の道の駅から直進し道道847号線(三岩日高線)に入る
道なりに南下しながら進み、十字路になっている一角に学校がある。

敷地内には平屋の木造校舎と後年に建てられたと思われる体育館
奥に教職員住宅と思われる建物と体育館裏に閉校の記念碑があった。

記念碑には閉校時の在校生と思われる子供たちの名前が彫られており
その下には学校の歴代記録書が納められていた
石板には「開校百年目西暦二〇一二年に開きましょう」と記されているので中身はすでに無いであろう。

校舎も体育館も割れた窓ガラスや、特に校舎端の崩壊が激しく
この姿を見るのもあと数年ではないかと危惧するが
何ともしようが無いのが実情かと思う。

今回撮影が出来たのは「間に合った」ということになるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※2024年5月30日撮影

 

 

 

 

「旧日高町立三岩小学校」


※日高町史より

開校:大正5(1916)年
閉校:昭和52(1977)年
校舎:()年竣工

日高町三岩137-1

 

先の旧富岡小学校からさらに南下し、やがて国道237号線に合流すべき左折しへ南下を続けて沙流川に架かる「日高大橋」を渡る
次に2本目の「三岩橋」も超えていくと左側に石碑が見えるので行きすぎないことだ。

学校校舎はこの奥の正面に建っていた
現在は校舎関係はすべて解体され、会館らしき建物が1棟だけ後から建てられてようだ
しかし利用の様子はうかがえない。

日高町史によるかつての三岩小学校の写真を見たが
実に素敵な姿ですっきりした校舎に見える。

閉校記念碑である大きな石碑には簡素に事実だけが記されているだけだった
向こうに大きな石碑と銘板があるが、これは学校とは無関係。

 

 

 


正面奥に校舎があった

 

※2024年5月30日撮影

 

 



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