札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

木造校舎・閉校 積丹町の閉校

2022-10-31 21:16:53 | 木造校舎・廃校

積丹町は積丹半島の先端部分を占めており古くは鰊漁で賑わった漁港がいくつかあり漁村を形成している。
内陸部では農業や林業もあり海、山などの観光資源にも恵まれている。

 

小学校の閉校

  • 積丹町立美国小学校浜婦美分校(1965年)
  • 積丹町立西河小学校(1971年積丹町立余別小学校へ統合)
  • 積丹町立来岸小学校(1973年)
  • 積丹町立神岬小学校(1977年
  • 積丹町立婦美小学校(1978年)
  • 積丹町立丸山小学校(1979年)
  • 積丹町立幌武意小学校(2010年
  • 積丹町立入舸小学校(2010年

中学校の閉校

  • 積丹町立余別中学校(廃校時期不明)
  • 積丹町立野塚中学校(1981年積丹町立美国中学校へ統合)
  • 積丹町立幌武意中学校(同上)

※wikipediaより

 

 

「旧積丹町立西河小学校」

所在地:積丹町西河町82-2
開校年:()年 
閉校年:昭和46(1971)年
建築年:昭和32(1957)年


西河小学校は積丹半島の、ほぼ先端にあたる地域にあった学校である

西河トンネルと武威トンネルの間のわずかな海岸通りに山側に入る道がある
登って行くと少しの家屋があるが人が住んでいるかは未確認。

道は未舗装の1車線だが対向車が来るようには思えない
ほんの少しで車は行き止まり。

最終民家のあるこの先がおそらく校舎があったようだ
学校を示すものは何も見あたらなかったが石垣や階段
それとちょっとした広場に雑草が茂っているが校庭だったのかもしれない。

昭和46年の閉校でもあり、まだあった民家も無くなってしまったようだ。


 

 

 


2022年10月撮影

 

 

 

「旧積丹町立来岸小学校」

所在地:積丹町来岸町21-7
開校年:()年 
閉校年:昭和48(1973)年
建築年:昭和32(1957)年

 

積丹町来岸の町は半島の先端部にあたり武威トンネルと来岸トンネルの間にある集落である。

海側は漁港があり山側に住宅も多くある
その一つの小路を山側に行くと「来岸会館」で行き止まり
この会館が旧小学校である。

閉校年は先の西河小学校と同じくらいだが
こちらはその後に会館として町民に使われたので比較的きれいに残っていた。

正面には二宮像もあり閉校したが町民に愛された建物であることがわかる。


 

 

 

 

 

 


2022年10月撮影

 

 

 

「旧積丹町立婦美小学校」

所在地:積丹町婦美町519
開校年:昭和12(1937)年 
閉校年:昭和53(1978)年
建築年:()年

 

婦美小学校は現存する木造校舎の少ない一校になった。

現在は地域の会館として再活用されているようだ
校門はあるが残念ながらプレートはない
校舎の正面はコンクリートだが横に廻れば味のある木造校舎が見える。

隣にある原っぱが校庭かと思う また遊具も数点見て取れた
その向こうにもある建物は、保育園だったようで現在は企業が使用している。
場所的に漁民ではなく農家の子息が通った学校であろう。

玄関内にあった子供が手を挙げている像は
道路前に設置されて子供たちの交通安全を見守っていたことだろう。

 

 

 

 

 

 

 


2022年10月撮影

 

 

 

「旧積丹町立丸山小学校」

所在地:積丹町野塚町字丸山1101-1
開校年:昭和32(1957)年 
閉校年:昭和54(1979)年
建築年:()年

 

丸山小学校も現在は地域の会館として再活用されているようだが
行ってみて面白かったのは前面にある「牛のオブジェ」だ。

なぜこれがあるのかの理由が分からないが、おそらくなるほどと思える理由なのだろう。

校門?も面白い
ロケット型と思ったが牛に合わせてサイロ風だろうねぇ
ただ校名のプレートは無いのが残念。

校舎は現存しており木造モルタルのようだ
小さな校舎だが、閉校後に一部を解体とかはなさそうだ。

ここは民家がほとんど見受けられなかった
いったいどれだけの住民がここに暮らしていたのだろう。

 

 

 

 


2022年10月撮影

 

 

 

「旧積丹町立幌武意小学校」

所在地:積丹町幌武意町番家の沢27-1
開校年:明治12(1879)年 
閉校年:平成22(2010)年
建築年:()年

 

幌武意小学校は開校は古いので、現存している校舎の前にいくつかの木造校舎であったはず。

この校舎がいつの建築かは未確認だが、思ったより年数が経っているように見えた
校舎に対し体育館が大きく思えるのは、その後の活用も考えてだろうか
幌武意の町は道道913号線沿いと漁港に集落がある
数は多くないが暮らしている人達にとって学校はとても大事なものかと思う。

残念ながら閉校はしたが、郷土資料の関係で活用し残すことになったようなので良かったことでしょう。

 

 

 

 


2022年10月撮影

 

 

 

「旧積丹町立入舸小学校」

所在地:積丹町入舸町158−2
開校年:明治20(1887)年 
閉校年:平成22(2010)年
建築年:()年

 

入舸小学校と幌武意小学校は同じ道道913号線沿いにあり
場所でいえば隣町の学校同士。

建築年も同じくらいかとても似ている校舎だ
入舸の町は幌武意より大きく積丹ブルーが望める観光地の島武意海岸がある。

漁港もあるので最盛期は結構な数の生徒が居たかもしれない
現存している白い校舎の建築年は未確認だがそこそこの年数が経っているように見える。

町や生徒にとって学校が新築されるのはうれしいことかと思うが
卒業生や木造校舎好きの私から見たら何か一つでも
校門や校名プレートだけでも古いものが見たいものです。

 

 

 

 

 

 


2022年10月撮影

 

 


木造校舎・廃校 余市町の閉校 ※栄小学校と白岩小学校を追加しました

2022-10-25 10:30:45 | 木造校舎・廃校

余市町の小学校閉校は

  • 余市町立桜ヶ丘小学校(1964年)
  • 余市町立白岩小学校(1970年余市町立沢町小へ統合)
  • 余市町立島泊小学校(1972年)
  • 余市町立豊浜小学校(1986年余市町立沢町小へ統合)
  • 余市町立豊丘小学校(2007年余市町立沢町小へ統合)
  • 余市町立栄小学校(2016年余市町立大川小へ統合)

中学校

 

 

「旧栄小学校」

所在地:余市町栄町645
開校年:明治40(1907)年 
閉校年:平成28(2016)年
建築年:平成9(1999)年

 

余市町栄地区は、町の中でも最も東側で小樽市に接している
国道5号線から内陸部に向かい、高速道路の下をくぐるとまもなく左手に旧栄小学校が見える。

平成28年の閉校だけに校舎は綺麗で再活用がされているようだ
だがグラウンドはすでに草ぼうぼうで、これからさらに伸びてくるのだろう。

奥に閉校と100周年記念碑がある
やむを得ないことだが、近い将来の夏場は記念碑に近づくのも大変になるのでは。

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年10月撮影

 

 

 

「旧白岩小学校」

所在地:余市町
開校年:明治38(1905)年 
閉校年:昭和45(1970)年
建築年:()年

 

余市町といえば「ローソク岩」が有名だが、その少し手前に「えびす岩と大黒岩」がある
まるで夫婦のように寄り添った奇岩ではある

この近辺が白岩町だが、結論として旧白岩小学校の跡地は判らなかった。

家屋が続いているのはこの海岸沿いだけのようだが
唯一あったスペースには頭上に断崖があり、まさかここには建てないだろうと…
また旧道の閉鎖されたトンネルの向こうは漁港で行き止まりだ。

可能性があるのは国道229号線沿いにある「白岩会館」がそうであり
会館が建つ前に校舎があったかも知れない(かつて白岩会館はもっと海側にあった)

閉校してすでに50年以上経っているので、無くなった集落や廃道のその先にあったのかも知れない
ネットや余市町史ではほとんど情報が無いが今後も注視していきたい。


2022年10月撮影

 

 

 

「旧豊丘小学校」 現、生活介護事業所 こうずみとよおか

所在地:余市町豊丘町590
開校年:明治41(1908)年 
閉校年:平成19(2007)年
建築年:



ナビで行けます
目印の看板があり

 

この緩い勾配を登ってかつては子供たちが登校をしていたんですね



校門手前の左手には学校の名残りのトーテムポールと


右手には二宮像と碑があった


 

再利用になり建物はすっかり綺麗にされたことだろう
壁の塗装や屋根などきちんとされている。

現在の利用者が校庭に居たので撮影はここまでで
でも木造校舎を綺麗にし、再利用されているのを見て良かったと思う。

 

さあ下校しよう

2021年8月撮影

 

 

 

「旧豊浜小中学校」 現、余市豊浜学園


所在地:余市町豊浜町293
開校年:明治35(1902)年
閉校年:平成19(1986)年
建築年:

車で進むと先に豊浜学園の校舎があり、そこから先は敷地内かも知れないので遠慮しながら徒歩で奥にある旧校舎へ。



ここが正面玄関で校門、学校章がある 校門に名札は無い
奥に体育館もあるが、もしかして当初は左翼側にも校舎があったのかも?




廃校サイトで見ると向かいにある三角形の建物は更衣室で裏にプールがあったとのこと
今は綺麗に更地になっている

校舎の中は倉庫利用に見え、体育館は現役かな
いずれにしろ再利用で残っていて良かった。


2021年8月撮影

 

 


木造校舎・廃校 南幌町の閉校

2022-10-19 22:11:01 | 木造校舎・廃校

南幌町は広大な石狩平野の中心部にあり
山が無い町だ
その代わり平地が広いので農地が多く、学校も敷地が広く取れたのではないか。


小学校の閉校

  • 南幌町立鶴城小学校(1970年南幌小〈旧〉へ統合)
  • 南幌町立晩翠小学校(1972年南幌小〈旧〉へ統合)
  • 南幌町立東幌小学校(1972年南幌小〈旧〉東幌分教場となり、1973年廃校)
  • 南幌町立南幌小学校〈旧〉(2012年統合により南幌町立南幌小学校〈新〉へ)
  • 南幌町立夕張太小学校(同上)
  • 南幌町立みどり野小学校(同上)

※wikipediaより

 

「旧南幌町立鶴城小学校」

開校:明治32(1899)年
閉校:昭和45(1970)年
校舎:昭和16(1941)年

南幌町南17線西12番地


田園の中にポツンと現在は「南幌町鶴城寿の家」があり
ここに鶴城小学校があった。

校舎はすでに解体されているが、二宮像と幌向村立鶴城尋常小学校の立て札がある
現在のこの地には昭和16年に移転新築され、その後増築や体育館を新築していった。

校名も幌向村立から鶴城尋常小学校、昭和16年には鶴城国民学校となり南幌町立鶴城小学校として閉校した
閉校が50年以上前の話なので卒業生も少なくなってきただろう。

 

 

 

 

 

 


2022年9月撮影

 


※南幌町史より

 

 

 

「旧南幌町立晩翠小学校」

開校:明治32(1899)年
閉校:昭和46(1971)年
校舎:昭和10(1935)年

南幌町南12線西15番地


晩翠小学校も上記の鶴城小学校と同じような道を歩み
現在の姿も似ているではないか。

今は「晩翠集落センター」になり周りの畑に囲まれているようだ
校舎が現存していたころからあったのでは?と思われる木がある
建物の裏にも行けるがここは何だったのだろう 校庭は表側だと思うが…

校舎は昭和10年に新築されたが
すでに解体されており校舎跡、説明文の立て札がある。

 

 

 

 

 

 


2022年9月撮影

 


※南幌町史より

 

 

「旧幌向村立晩翠尋常小学校」

旧晩翠尋常小学校があった場所にも立て札がある
明治31年(1898年)に竣工、昭和10年に移転するまでここに学校があった。

現在は用水路に沿った細長い場所になっている
おそらく当時は普通の平地だったのだろう。

昭和11年に上記の場所に移転した。

 

 

 

 

 

 

「旧南幌町立東幌小学校」

開校:昭和10(1935)年
閉校:昭和48(1973)年
校舎:昭和10(1935)年

南幌町南14線西746-24


東幌小学校は、かつて存在した「育生小学校」と「青葉小学校」が統合して出来た学校であった。

新校舎には閉校する両校の建築資材を一部使用したそうだ
閉校が昭和48年なので38年間の学校としては短命で終わったほうだろう。

南幌町の学校に多い、周りは畑や原野に囲まれたような場所で
敷地には農業用の倉庫らしき建築物が2つあっただけ
学校があったと思わせるものは立て札だけであった。

 

 

 


2022年9月撮影

 


※南幌町史より

 

 

 

「旧南幌町立南幌小学校(旧校舎)」

開校:明治38(1905)年
閉校:平成24(2012)年
校舎:平成2(1990)年

南幌町栄町3丁目3-1


旧南幌小学校は町の冠が付いているので町の中心部にある
現在は「生涯学習センターぽろろ」に生まれ変わった。

南に南幌町役場、北に広いグラウンドを挟んで南幌中学校に挟まれた位置にある
黄色がまぶしい明るい外観の旧校舎だ。

2015年に開設された「ぽろろ」は有料の貸し会議室やホールがあり、一般利用の図書館が入っている
また2階に郷土資料室があり、学校の沿革や校旗なども展示していた
まだ新しいほうの校舎だが、このような形で内部の見学が一部でも出来る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年9月撮影

 

 

 

「旧南幌町立夕張太小中学校」

開校:明治32(1899)年
閉校:平成24(2012)年
校舎:()年

南幌町南16線西20番地


夕張太小学校は校舎が現存しており、校門やプレートも残っているが
一般企業の日生バイオ北海道工場が購入し稼働している。

正面側と裏側から校舎と体育館が望めるが一周は出来ない
正面の通りを少し南側に移動すると旧校門であろうレンガ造りの門があった
校名は割られているが間違いないだろう。

場所は南幌町の西南部にあたり、至る所に「夕張太(ゆうばりふと)」の名前を見るが
現住所は南幌町稲穂である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「旧南幌町立みどり野小学校」

未訪問

開校:平成8(1996)年
閉校:平成24(2012)年
校舎:平成8(1996)年

南幌町

 

 


小樽市の建築探訪② 再訪含む

2022-10-14 10:44:32 | 小樽市

久々に小樽市です
数度に渡って訪問した建物の未記載と再訪が中心です
特に再訪建物は内部利用があったので。

 

 

「旧寿原邸」【再訪】 小樽市の建築探訪NO65
       
 
所在地 東雲町8-1
建築年 大正1(1912)年
指定等 小樽市指定歴史的建造物
開館時 2022年は4/29~10/10までの、土日祝で一般公開あり
入館料 2022年は無料(今年度の見学は終了)
 
 
旧寿原邸の今年度の見学は実質この10月9日が最後(10日は片付けがある)
住吉神社と合わせて見に行きました。
 
個人的にここの目当ては映画「Love Letter」で中山美穂と加賀まりこの会話シーンがあった洋間。
 
あの映画は小樽のいいところばかりをロケ地に使用したので
今でも思い出して観ている。
 
そして洋間には昔も今も貴重なピアノが鎮座している。

今年も無事に観ることが出来まして
ボランティアの皆さんに改めて敬意を表します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2022年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「住吉神社社務所」【再訪】 小樽市の建築探訪NO80
       
 
所在地 住之江2丁目5-1
建築年 明治9(1934)年
指定等 小樽市指定歴史的建造物 
開館時 通年無休

 

住吉神社には社務所や蔵など歴史のある建物が多いが
最近の目当ては「花手水」

今年度の分が10/17で最終終了と聞いて寄ってきた
今年は3回の花手水を見たが最後に華やかな色をもってきたね。

ほとんどの人が撮影をしていく花手水は札幌も含めて一番だと思う
また鳥居の向こうに海が臨めるのは函館の神社に勝るとも劣らずかな。

 

 

 

 

 


2022年10月撮影

 

 

 

 

Unwind Hotel&Bar」【再訪】 旧越中屋ホテル 小樽市の建築探訪NO19
       
 
所在地 色内1丁目8-25
建築年 昭和6(1931)年
指定等 小樽市指定歴史的建造物 
開館時 ホテル営業に順じます
 
 
1階のレストランが土日限定でランチを実施していると聞いて早速予約した。
駐車場は隣のコインPで1時間無料の券をくれる。
 
初めて入るエントランスからロビーまで
ホテルとしては小さなほうだが中は素敵すぎる
どこまでが古いものかどうか分からないくらい趣を合わせている。
 
どちらかというと照明は新しくして躯体や階段、ステンドグラスは
昔のままだそうだ。
レストランホールも素敵だ
 
ランチはリーズナブルなイタリアン・フレンチ
料理プラスこのホール内の見学を兼ねて大変満足した。
 
ウェイターのサービスも基本に忠実
他の4組が帰るまで長居させていただき
たくさん撮影をさせてくれて感謝します。
 
各種の支援キャンペーンがあるので
今度はぜひ一泊してみたい
朝食がまた素敵だそうだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2022年7月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「旧北洋銀行小樽支店」【再訪】 旧小樽無盡(株)本店 小樽市の建築探訪NO75       
       
 
所在地 花園4丁目1-1
建築年 昭和10(1935)年 
指定等 小樽市指定歴史的建造物
開館時 
休館日 
入館料 飲食店です
 
*現在は「花園 游人庵」
 
 
兼ねてより1階の食堂が使い勝手が良い
と聞いていたので、やっとランチ利用に行って来ました。
 
銀行として建てられたので1階は流石に天井が高い
角の場所はうまく活用された内装になっていた。
 
外観の写真は一方向(国道5号線向き)しか載せていないが
右手の公園通り沿いに面した窓が大きく、また昔のと思えるすりガラスが
とてもいい感じだった。
 
トイレも縦長窓がお洒落に感じたので一枚失礼した
入口から内部に入るまでにある階段や梁なども趣がありよかった
 
ランチは、こちらもリーズナブルで良かった
札幌より安いのは当然か。
 
ただヤシの木は合わないかな(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2022年7月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「小樽市公会堂」【再訪】 旧小樽区公会堂 小樽市の建築探訪NO79    
       
 
所在地 花園5丁目2-1
建築年 明治44(1911)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 予約利用者のみ入館です
 
 
今回の訪問は岡崎家の能楽堂が見れるとのことで行ってみた。
 
大大的に看板があったが3か月以上の日程なので人が重ならないでよかった
中へ入り左手にある階段を下りる。
 
案内どおりに進むと眼前に舞台がどーんと鎮座していた
残念ながらガラス窓越しなので良く写っていないが
なるほど能楽の舞台を見るのは初めてだし、こんな大きな物が個人の家にあったとはと改めて驚いた。
 
岡崎家は今も広い敷地にいくつかの蔵を持つ歴史的建物で暮らされているが、そちらも興味が‥‥
 
公会堂の中に入ったのも初めてで、照明や天井など印象的であった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2022年7月撮影
 
 
 
 
 
 
「住吉神社社務所」【再訪】 小樽市の建築探訪NO80
 
 
 
所在地 住之江2丁目5-1
建築年 明治9(1934)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 無し
休館日 無し
入館料 無し
 
 
今回の住吉神社への再訪動機は「花手水(はなちょうず)」である。
 
住吉神社のは以前から有名で過去に一度見たことがある
期限があり次の花に変わるのだが、たまたま期日をまたいで小樽に行ったので2回見てきた。
 
花手水の綺麗さはもとより函館の護国神社で見た
鳥居越しの海は、ここ住吉神社も負けていないぞ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2022年6月、7月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「㈱前堀
 
 
 
所在地 色内3丁目9-8
建築年 不明
指定等 無し
 
 
㈱前堀は鋼材を扱う会社で隣に倉庫が並んでいるのがわかる。
 
小樽市の歴史的建造物「前堀商店」も鋼材扱いのため、同会社と推測する
さてこの本社建物だが、ファサードよりも横面を併せて見ると庇部分が面白い。
 
軒天に横一列で窓ガラスと両サイドは換気用だろうか
またサイドに縦に折れる庇が長く、過去にこれに似た一般住宅を札幌で見た
その住宅は縦の下部が梯子状に横棒が入っていた。
 
この住宅は田上義也氏の設計ではと聞いたことがある。
この会社ビルはどうかと思ったがやはり違うのかどうか

だが先日、古いストリートビューを見て見たら思わず目を見張った。
 
縦庇の下部が現在は貼られているが、そこが梯子状になっているではないか?

まぁただ単に当時の流行りかも知れないが
 
 
 
 
 
 
2022年3月撮影
 
 
 
 
 
 
「釣り具屋シーポート
 
 
 
所在地 住吉丁15番-4
建築年 不明
指定等 無し
 
 
小樽市指定歴史的建物である「旧作左部商店蔵」は、現在釣具屋シーポートの作業場として使われている。
 
二つの建物は隣同士で、よく見るとシーポートの方にも説明版があった
「オタルナイ役所跡」 かなり古く江戸時代からあったようだ
その後、大火により焼失して移転したのも明治14年と古い話。
 
建物は基礎に石が使われており、縦長窓の多用とアーチ型入り口などが印象的だ。
 
 
 
 
 
 
 
2022年3月撮影
 
 
 
 
 
 
「中央バス手宮ターミナル
 
 
 
所在地 手宮2丁目1-1
建築年 昭和40(1965)年
指定等 無し
 
 
バスターミナルは手宮の五差路に面しており
水族館のある祝津など小樽市北部の重要な地点にある。
 
今までターミナル自体の利用もなかったがネットで取り壊しの記事を見て行って見た。
 
残念ながら雨交じりの天気であった 
正方形のような四角の建物は確かに見覚えはある
初めて中に入ったがわずかなイス程度でがらんとした待合所だった。
 
やはり廃止間近の建物はこういうものなのだろう。
 
施設の老朽化に伴い、2022年3月31日で廃止
その後も使用できていた待合室も6月20日をもって利用終了となり
建物は解体された。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2022年3月撮影
 
 

木造校舎・廃校 栗山町の閉校 ※旧滝下小学校を追加しました

2022-10-13 10:43:48 | 木造校舎・廃校

栗山町の閉校(小学校)

  • 栗山町立御園小学校(1979年南学田小へ統合)
  • 栗山町立南学田小学校(1981年統合により栗山町立継立小学校へ)
  • 栗山町立日出小学校(同上)
  • 栗山町立円山小学校(同上)
  • 栗山町立緑丘小学校(1982年雨煙別小へ統合)
  • 栗山町立滝下小学校(1982年継立小へ統合)
  • 栗山町立桜山小学校(1987年継立小と栗山町立栗山小学校へ分割統合)
  • 栗山町立杵臼小学校(1997年継立小と栗山町立角田小学校へ分割統合)
  • 栗山町立雨煙別小学校(1998年栗山小へ統合)

(中学校)

  • 栗山町立円山中学校(1952年継立中円山分校から独立、1968年継立中へ統合)
  • 栗山町立栗山中学校〈旧〉(1970年統合により栗山町立栗山中学校〈新〉へ)
  • 栗山町立角田中学校(同上)
  • 栗山町立雨煙別中学校(同上)
  • 栗山町立継立中学校(2014年栗山中へ統合)

※wikipediaより

 

「旧栗山町立滝下小学校」

開校:1916(大正5)年
閉校:1982(昭和57)年
校舎:()年

夕張郡栗山町滝下


栗山町の最南端にあった学校で由仁町と夕張市に挟まれたような場所にある
夕張川が境界で国道274号線から夕張川方面を見ると特異な断崖がある
その方向へ向かう細い道路へ進入する。

突き当りに現在はイワタニグループの会社があるが
滝下小学校はかつてここにあった。

現在は学校があったことを証明するものは何もない
以前は確かに校舎が現存していたレポートもあった。

周辺には農地が広がり農家の子供が通った学校かと思う
隣の夕張市には滝上の地名があり、名所「千鳥ヶ滝」を称して滝の上と下の地名が出来たのかも。

 

さて本題からずれるが、十数年前にもここに来たことを思い出した
目的は夕張川に流れ落ちる未知の滝を探しに来た
ここからJR石勝線を超えて行った覚えがある。

JR線路を超えるようなことは今はしないが…

 

 

 


2022年9月撮影

 


※栗山町史より

 

 

 

「旧栗山町立継立中学校」

開校:1947(昭和22)年
閉校:2014(平成26)年
校舎:1984(昭和59)年

夕張郡栗山町継立362番


継立中学校は、継立小学校の斜め向かいにあるが小学校は現役だ。

継立の街は栗山町の南部にあたり少し行くと南学田小学校跡地がある

さて中学校だが閉校して8年になるが、校門に柵やロープがなく中に入れる
すぐ石碑があり校歌や沿革が刻まれている。

校舎も健在で教室棟は「コの字」になっており珍しい
校庭は広く、サッカーと野球が同時に出来るだろう
校舎の正面は校庭側にあり校章もしっかりしている。

今まで見てきた栗山町の地区の中でも継立は建物があるほうだと思う
それでも閉校になるのは多くの市町村と同じであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年5月撮影

 

 

 

「旧栗山町立御園小学校」

開校:1904(明治37)年
閉校:1979(昭和54)年
校舎:1()年

夕張郡栗山町

 

御園小学校へは「御園パークゴルフ」でナビをセットできる
駐車場に味のある大きな石碑がある
それ以外に学校があった証が見当たらないと思ったら

道路を少し行ったところに校門があった
校名プレートは残念ながらなかったが、以前はここから登校していたようだ
古い写真とは門が違うので作り替えたと思う。

片方の門の裏に変わったものがあったのでよく見ると「タイムカプセル」だった
閉校時の1972年に埋められて2000年にすでに掘り起こされていた。

さらによく見るとパークゴルフ場の奥に教員住宅であったような建物もあった。

 

 

 

 

 

 

 


2022年5月撮影

 


*栗山町史より

 

 

 

「旧栗山町立円山小中学校」

開校:1909(明治42)年
閉校:1981(昭和56)年
校舎:1948.1952(昭和23.27)年増築

夕張郡栗山町円山146

 

円山小中学校があった円山地区は夕張川に面しており川向うは由仁町
南北に長い栗山町の南端に近い円山は由仁町のほうが馴染みがあるかも知れない。

学校の目印は「円山地域文化センター」で塔のある個性的な建物だ
そこと校庭を間にし、校舎を改築したような建物と校門、碑がある。

校門は煉瓦造りで素晴らしいが長い年月で一部崩壊している
このままでは近いうちに倒れてしまいそうだ。

古い写真では小中学校校舎は平屋の一直線で延長上に体育館があった
一部を解体し残した部分を転用していると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年5月撮影


*栗山町史より

 

 

 

「旧栗山町立南学田小学校」

開校:1896(明治29)年
閉校:1981(昭和56)年
校舎:1907(明治40)年竣工

夕張郡栗山町南学田86番

 

南学田小学校はご覧の通り水田の前に建つ学校であった。

昭和33年に新築移転するまでこの地にあり
当時と今では畑も土地も変わっているかも知れない。

道路を挟んで向かいに南学田神社と覚念寺があり、神社は大正5年からなので
学校が先にこの地にあったようだ。

閉校記念碑しかここには何もないが、新築移転先には何か残っているものが
あるかもしれないので、いつか機会を作って見に行こう。

そういえば向かいにあるバス停のサインやマンホールが可愛すぎる。

 

 

 

 

 


2022年5月撮影

 

 


*栗山町史より

 

 

 

「旧栗山町立緑丘小学校」 現緑丘公民館

開校:1927(昭和2)年
閉校:1982(昭和57)年
校舎:1955(昭和30)年増改築

夕張郡栗山町雨煙別緑丘

 

緑丘小学校の校門は少し変わった校門で
プレートはなくすでに「緑丘公民館」に変わっている
今では貴重な地元のコミュニティだろう。

その公民館は旧体育館で昭和39年の建築である
古い写真を見ると、公民館の玄関と校舎が「L字型」で繋がっていた。

木々の中には立派な閉校の碑がある
校舎がなくて残念だが、校庭を見ると錆びたポール、下部がコンクリートのバックネット
タイヤの遊具と、やはり錆びたサッカーゴールがあった。

錆びたサッカーゴールは今のところあまり見ないなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年5月撮影

 


*栗山町史より

 

 

 

「旧栗山町立杵臼小学校」

開校:1900(明治33)年
閉校:1997(平成9)年
校舎:1953(昭和28)年竣工(体育館)

夕張郡栗山町杵臼274番

 

旧杵臼小学校は、すでに校舎は解体しているが木造の体育館が残っているとの情報を得た。
それもいつ解体されるかわからないのでなるべく急いで行ったつもり。

はたして遠くからもわかる畑の中にあるような体育館だった
作りもあまり変わっていない様子で同じ木造の日出小学校の体育館と横面が似ていた。

地域の会館が建っており入口側に立派な閉校記念碑がある
古い写真から校舎は体育館と「T字」に接続されていた
今の会館のあるあたりに建っていたように見える。

近くに寄ると痛みがわかる体育館はいつまで頑張ってくれるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年5月撮影

 


*栗山町史より

 

 

 

「旧栗山町立雨煙別小学校」 現コカコーラ環境ハウス

 

開校:1899(明治32)年
閉校:1998(平成10)年
校舎:1936(昭和11)年竣工

夕張郡栗山町字雨煙別1-4

 

雨煙別小学校は「道央の建築探訪」にも載っていたので
岩見沢・栗山編ですでに載せています。

 

昭和前期に建てられた木造小学校では増毛小学校などを除けばほとんど存在しない
現存しているだけで貴重な建物である。
 
平成10年に閉校してからしばらくは活用予定がなかったが、平成21年から雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウスが開設された。
再生工事には延べ1500人の町民がボランティアとして参加し、歴史的建築物の再生活用方法として注目されている。
内部や外壁など綺麗に塗装されたり、床板を外して吹き抜けにしたりの改築はあるが
ほぼ原形を留めている。
 
関係者の方に突然の見学依頼にも親切で優しい対応に感謝したい。>
 
 
学校としての現役時からは綺麗な外壁になり、別の建物のようだが木造建築として
永く留めてほしい建物です。
 

2020年10月撮影

 

 

 

「旧栗山町立桜山小学校」 

 

開校:1918(大正7)年
閉校:1987(昭和62)年
校舎:1()年竣工

夕張郡栗山町桜山509

 

訪問時が曇天だったからかやけに寂しく感じた
紅葉の残りは綺麗であったが廃屋然とした校舎には崩壊箇所もそのままにされており
ガラスも割れているところもあった。

正面には看板があるが使用はされていない
だが木造校舎は貴重だ。

現在は体育館の手前に木材が積み上げられ、集木場として活用されているのかも知れない。

少し前には「桜山自然の家」として転用していたが平成27年に廃止しており
建物の今後が心配である。

 

2020年11月撮影

 

 

 

「旧栗山町立日出小学校」 現日出クラシックパーク 麗燈露

 

開校:1901(明治34)年
閉校:1981(昭和56)年
校舎:1()年竣工

夕張郡栗山町桜山509

 

学校の創立時は角田炭鉱へと向かう角田炭鉱鉄道が敷設されて集落が出来、たくさんの世帯で子供も多かったようだ
だが、1970年の炭鉱閉山と鉄道の廃線により一気に人は激減した。

校舎は解体されたが体育館と門柱は残された
残念ながら今回は雪深く門柱まではたどり着けなかったが、体育館はクラッシクパークの方だろうが除雪をきちんとされており
近くまで行けた。

その体育館は実にいい味を出している
校舎から張り出した部分(補強?)は斜めに木材を走らせている体育館をよく見るが
柱状に垂直に軒まで伸びているのは時代が物語っているのだろうか。

現在の日出クラッシクパークは懐かしい車の展示場で入館料を払い見物が出来、カフェスペースでお茶を飲むことが出来るそうだ
クラッシックカーマニアにはとうに知っての場所かと思うが体育館見物と併せても面白いだろう。

今度、付近を通ることがあれば校門を撮影したい。

 

2021年2月撮影

 

*2022年5月に正面から撮影した