ここでは、いわゆる古民家カフェとか食堂、レストランなど飲食店や食品を扱う店舗を載せていきます。
ほとんどの店舗には入ったことが無いので外観が中心となり、正確な情報がないお店もあります
私が見て気になったりレトロだなぁと思うお店、たまたま通りかかったら古いけど面白い建物であったお店など
そういうことでお店自体の情報や内容は各HPなどでどうぞ(笑)
(これまでの建築探訪で紹介した建物はダブるので載せません)
「珈房 サッポロ珈琲館 本店」
住所:西区八軒1条西3丁目1-63
2022年4月撮影
元北海道工業試験場の建物を活用したカフェ。
工業試験場は大正12年から西区のこの地に設置され随時研究棟が建設された
その後、昭和52年に現在の北区(北大敷地内)に移転している。
JR琴似駅付近は昔は工場が多く、すぐ近くに缶詰工場もあり、今も現存している事務所が歴史的建築物になっている。
店舗に隣接している道警の琴似庁舎が広い敷地を持っているので試験場の名残かも知れない。
建物は庁舎を改装したものであり、特に内装にそれが見られ天井も高く、当時を彷彿とさせる箇所もある
庁舎らしく箱型だが玄関が印象的だ。
サッポロ珈琲館は平成元年に工房をここに移し現在に至る
市内でも北円山店、平岸店、月寒店など歴史的建物をリノベーションして活用しており
レトロ建物が好きな人には素晴らしい会社であるといえよう。
「カフェレストラン 薫月」
住所:北区北25条西8丁目3-15
2021年8月撮影
薫月(かおるづき)は札幌北高のすぐ横にある住宅街のレストランであり
いわゆる古民家である。
玄関廻りは綺麗に塗装され窓枠は白枠に。
印象的なのは一部2階建ての窓が正面を向いており、ハーフティンバーと窓の桟が印象的で
この桟のスタイルは木々で見えないが1階の窓にもありそう。
薫月は2004年にオープンしているイタリアンのお店で味の評判が良さそうだ
飲食店がリノベーションをしてくれると利用しやすく中が拝見出来る。
コロナ過が少し落ち着いたらぜひ利用したいものだ。
「ル・クレエ」
住所:東区北13条東3丁目1-3
2021年7月撮影
ル・クレエは南向きの一方通行に面しており、天使大学、天使病院が隣にある。
店舗は2007年にオープンしており、建物は昭和初期に建てられた民家をリノベーションしたものである。
北区の「薫月」と似ているところは、2階の窓とイタリアンということ。
特に西向き正面玄関側にある2階の丸窓とアーチ型の窓が印象的だ
また南側に廻ってみると中小2つの菱形窓もある。
これらはリノベ後に取り付けたと思うがどうか?
過去に2度ほど利用しているが、特にランチはリーズナブルでコスパ良く
味も良いと思う。
古民家はちょっと暗さがあるくらいが落ち着ける
その点では申し分ないと思うが。
「ル・パティシエ・フルタ」
住所:東区本町1条2丁目1-10
2021年1月撮影
東区はタマネギが名産でタマネギ倉庫が各町にある
ここは1940年代に建てられたタマネギ倉庫であった。
所有者は法邑家で倉庫の後にアトリエ、カフェの「品品法邑」を営業しており
今も表示は残っていた。
すぐ近くにギャラリーもあり、かつてはカフェも併用していたので以前は何度か利用したことがある。
カフェ時代の壁は白く塗られたり、絵が描いてあったりしたが
2016年に現在のお店がオープンしてから目立つ色になった。
ル・パティシエ・フルタのオーナーシェフはいくつかの賞を取る実力者で
札幌のスィーツ界では有名だ。
「Nancy」
住所:中央区南15条西8丁目1-32
2021年8月撮影
この建物に関して情報は無く建築年も所有者も結局わからなかった
だが特徴あるファサードと壁の状態、何より上部にある屋号により古いものと判断した。
元々店舗が面している通称「東屯田通」は札幌でも歴史のある地区で
商業の盛んな地区である。
ネットでは分からなかったが、何かの手がかりが無いか探してみる
カフェナンシーはアンティークショップも兼ねており、固定ファンがいそうなお店だ。
「ありんこ研修所」
住所:中央区北4条西7丁目1
2021年8月撮影
建物は木造2階建て、店舗兼住宅として昭和10年頃に建てられたようだ
京王プラザホテル札幌の前にあり賑やかな駅前で歴史のある姿を遠慮気味に誇っている。
正面は塗装や修繕されているようだが横や裏に廻ると痛みがわかる。
ありんこは1978年設立で「おにぎり」の製造・販売店である。
1989年にこの店舗がオープンし、昼は近隣の会社員で賑わっていた。
現在は研修所として営業はしていない。
「ヤキニクネコスタイル」
住所:中央区大通西14丁目3-20
2021年2月撮影
昭和中期に建てられた民家をリノベーションして営業をている
大通西14丁目という立地にビルではなく、このような民家が残っていたことに驚く。
中通りに建っている建物は現在の壁色からしてとても目立つ
ここ数年は飲食店が数店入っていたようだ
壁の色や中通りに面した細長い小さな窓は改装したもの。
ヤキニクネコスタイルは記憶違いでなければ同オーナーが猫を見ながらの飲食店から
猫を見ながら焼き肉にチェンジしたものだ。
「円山バル 地球防衛軍」
住所:中央区南6条西17丁目2-6
2021年7月撮影
こちらも情報は少なくて、推測だがこの店舗は昭和初期~戦後すぐくらいまでの住宅建築?
店舗前には木々が多く全景は撮っていないが桜の時期には綺麗だそうだ。
玄関や窓上部の細かい格子桟がお洒落に見える
中も見てみたいが場所柄お酒が飲みたくなるね。
お店は2006年頃から営業しているようでスペインやイタリアンが中心だ
長らく続いているのは味と雰囲気が良く固定客がいるからだろう。