紹介の順番は北海道新聞社発行の「道東の建築探訪」(2007年発行)のNO順で行きます。
もはや20年近い前の本なので現存していない建物もあります。
北見市では本の掲載が8軒あり、うち解体が1軒、未訪問が4軒だった
札幌からは遠いので次に行けるのはいつになるか。
「ピアソン記念館」 *道東の建築探訪NO1
ナビ「ピアソン記念館」 ※2025年3月29日撮影
アメリカ人宣教師のピアソン夫妻が15年にわたり生活をされた木造2階建の西洋館であり、
ウイリアム・メレル・ヴォーリズ氏が設計した最北の建築物でもある。
本来なら内部見学も出来るのだが、訪問時間が早すぎて敷地内にも入ることが出来なかった。
よって外からズームでの撮影になった
観る限りでは補修がきちんとなされ綺麗な建物になっている。
高名なヴォーリズ氏の最北の設計のようだ
やはり実際に内部の造作を見ないことには実感は出来ないだろう。
「ハッカ記念館」 *道東の建築探訪NO2
ナビ「ハッカ記念館」 ※2025年3月29日撮影
旧ホクレン北見薄荷工場の事務所を改修した建物。
北見のハッカは昭和14年ごろには世界ハッカ市場の約70%を占め、北見市をはじめ、この地方の今日の発展の礎をなした代表的な産業のひとつでしたとある
ピアソン記念館同様、訪問時間が早すぎて内部見学が出来なかった
今回はスケジュールがタイト過ぎて失敗だ
観ることが出来る建物は観た方が良いということ。
以前からピンク色の建物かは知らぬが、記念館的な建物には良いだろう
こちらは敷地が広く、天皇皇后行幸啓記念碑もある
綺麗な洋館の佇まい
縦長窓と小割の窓桟 シンメトリーで美しい
だが横からと裏側からみるとまた別の顔がある。
軒の持ち送りもお洒落だ
裏側はこうなっていた
敷地内にもう一つ木造建築物がある
薄荷蒸溜館(平成14年竣工)
「日清製粉北見工場倉庫」 *道東の建築探訪NO3 「解体」
ナビ「日清製粉㈱ 北海道小麦センター」 ※2025年3月29日撮影
旧名称「丸玉倉庫」
明治建築の倉庫は解体されて、現在は「北見市民温水プール」が出来ている。
倉庫の解体は残念だが日清の木造事務所がある
竣工年は不明だが、この建物も古くからあるものだろう。
玄関が横側にあるので、大通りに面した方向から観るのを忘れた
裏手へ廻るとしっかりと板張りの箇所があった。
「野付牛屯田兵屋」*道東の建築探訪NO4 「未訪問」
ナビ「」
「ハッカ御殿」 *道東の建築探訪NO5
ナビ「ハッカ御殿」 ※2025年3月29日撮影
「旧五十嵐家住宅」
ハッカ商・五十嵐弥一の私邸として建てられた。
平成6(1994)年に現在地に移築されたとあるので最初からここにあったものではない。
大きな入母屋屋根に下見板張りで管理がしっかりしているようだ
こちらも内部見学が出来るが時期が早い。
ハッカをテーマにした公園で畑から蒸留小屋まである
北見田園空間情報センターでは資料展示や研修室、体験学習室があり
ハッカ商品の販売、トイレなど利用出来る。
上記2館は時間が早すぎたが、こちらは時期が早い訪問で
残雪のため近くまで行けず・・・
同じ角度から撮るしかなかった
長い縁側が当時の豪邸を想像させる
公園内の湧水は廃止に
「一区神社拝殿」 *道東の建築探訪NO6 「未訪問」
ナビ「」
「下野付牛屯田兵屋」 *道東の建築探訪NO7「未訪問」
ナビ「」
「留辺蕊町開拓資料館」 *道東の建築探訪NO8 「未訪問」
ナビ「」
そのほかに気になった建物を
「ヘアーサロン小泉」
ナビ「ヘアーサロン小泉」 ※2025年3月29日撮影
JR北見駅のすぐ近くなのでこの味のある建物を見て驚いた
まるでここだけ時が止まったかのようだ。
特に2階の角部屋に2面ある窓、また小割の窓桟などが目に留まる
玄関廻りはリフォームされている。
だが最も惹かれたのはここが理容室だとわかるサインポールだ。
早朝の見学だったので現役かは不明だが。
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