札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

札幌市豊平区の建築探訪① 

2021-02-25 00:07:33 | 札幌市豊平区

「札幌の建築探訪」はレトロ建物の参考書のようなもので
まずは掲載されている建物のコンプを目指した。

すでに解体されている建物はやむを得ずだが、どうしても見ることが出来ない建物もあった
いつか必ずチャンスはあるものと注視していきたいと思います。

 

こちらでは豊平区の掲載分と他にきになった建物を追加していきます。

 

 

「森安ミシン商会」解体済(札幌の建築探訪NO97)       
 
所在地 豊平区豊平4条1丁目
建築年 大正2(1913)年
指定等 
開館時 *現存していません
 
元は米穀店だった その後、森安ミシン商会さんが入っていた。
札幌市内側から豊平橋を渡り、右にプレミアムホテルTSUBAKIを見て、
隣の1階にリサイクルショップが入っているマンションの隣にあった(現在は駐車場)

石造りで2階の重さをすごく感じた 
もし地震が来たら1階が潰れるんじゃないかとハラハラしながら見ていた覚えがある。

この趣味になった時にはすでに解体されていて残念。
森安ミシン商会さんは現在は同じ豊平に社屋を構えています。
 
 
 
 
「点心飲茶吉屋」 旧片山醸造店蔵 (札幌の建築探訪NO98)     
 
所在地 豊平区豊平4条5丁目
建築年 昭和2(1927)年
指定等 
開館時 テナントによります
休館日 テナントによります
入館料 飲食店です
 
*現在は札幌に本店があり関東以北に20店舗以上を展開している
「宮越屋屋珈琲」さんが入っています
 
 
 
国道36号線と菊水旭山通りが交わる交差点のエネオスの隣にあります
ちょっとだけ奥まっているので千歳方面以外から来ると見えないか?
 
元は醸造店の蔵
屋号の「き」は片山家夫人の名前の一文字だそうだ。

「吉屋」の時に一度だけ利用したことがあるが、当時は意識していなかったので珍しいなくらいの記憶?
中華料理の使用は珍しいので続けて欲しかったけどね
 
入口だけ当時から改装したようだ
その方が飲食店として見た目が良いと思う。
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「北海学園旧北駕文庫書庫」 (札幌の建築探訪NO99)      
 
所在地 豊平区旭町4丁目 北海学園大学内
建築年 明治44(1911)年
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
「北海学園」は明治18年に創立された北海英語学校が始まり。
北海学園大学、北海商科大学、北海高校、北海学園札幌高校(旧札幌商業高校)があり
以前は高校2校は男子校だった。
 
北海高校は高校野球で今春のセンバツ甲子園大会に選ばれており甲子園の常連校としてすでに有名だ
北海学園大学は歴史もあり経済界などで活躍している人が多いが、
最近ではTEAM NACS(チーム・ナックス)森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真を輩出した学校であることが有名。
 
 
旧北駕文庫書庫は正門から入って向かって右手すぐにある
平岸街道からは木々で見えずらいですが存在は確認できる。
 
 
明治44年の行啓を記念して開館した北駕文庫の書庫として建てられた
北駕とは当時の校長が行啓の名称「鶴駕」ちなんで付けたとのこと。
 
 
 
 
当時は平屋だったが大正期に2階を増築した
明治の風格漂うどっしりした倉庫です。
 
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 
 
「平岸天神太鼓道場」 旧中井家りんご倉庫 (札幌の建築探訪NO100)     
 
所在地 豊平区平岸3条2丁目
建築年 昭和10(1935)年
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
札幌の人なら、YOSAKOIソーラン祭りでの「平岸天神」チームは知っている人が多い
大賞10回の受賞を誇るYOSAKOIを代表するチーム。
 
 
「太鼓道場」は元はリンゴ倉庫
 
 
レンガ倉庫の後ろには石造りの倉庫もあった
 
 
昔の豊平区、南区は果樹園が多く、今でも西岡にはいくつかのレンガ造りのリンゴ倉庫が残っている。

この倉庫は平岸街道から1本中に入った通り沿いにある
太鼓の練習はレンガ倉庫では防音状態なのだろうか
通りかかった時にどこまで聞こえるのか聞いてみたいね。
 
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「沢田珈琲店」 旧平岸農事実行組合共同選菓場 (札幌の建築探訪NO101)     
 
所在地 豊平区平岸2条6丁目
建築年 昭和11(1936)年
指定等 
開館時 テナントによります
休館日 テナントによります
入館料 飲食店です
 
*現在は札幌に本店があり市内に10店舗を展開している
「サッポロ珈琲館」さんが入っています
 
 
 
 
石造り倉庫をリノベーションして飲食店にするのは札幌では結構お馴染み
サッポロ珈琲館はここ以外でも歴史や由緒ある古い建築物を利用している面白い会社だ。
 
 
ここは元はリンゴの選果所として建てられ2階は集会所だったそうだ
入口横の石細工の模様が素敵。
 
 
 
店内を利用したことは無いが、オープンは平成23年 軟石を使用し当時の趣をそのまま活かした店舗。

ここで飲むコーヒーはきっと美味いだろうな。
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 

 

「相馬神社本殿・拝殿」 (札幌の建築探訪NO102)      
 
所在地 豊平区平岸2条18丁目
建築年 昭和3(1928)年
指定等 
開館時 無し
休館日 無し
入館料 無し
 
 

 

 
 
相馬神社は平岸天神山の一角にあります
駐車場も広いので手軽な散歩やウォーキングにと地元民の利用が多い。
 
 
明治35(1902)年に福島県相馬太田神社よりより御分霊を奉遷し、大正5(1916)年に現在地に移築されている。
旧社殿は昭和3(1928)年に造営された。
 
 
御神木がすごい!
 
 
その後、現在の本殿は平成19年に改修されたもの
どうりでまだ真新しいですが一部は旧社殿の箇所がありそうだ。
 
 
 
 
 
 
 
平岸天神山へ行ったときは相馬神社へも行って見て
とても良いところだったよ。

 
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 
「つきさっぷ郷土資料館」 旧北部軍司令官官邸 (札幌の建築探訪NO103)      
 
所在地 豊平区月寒東2条2丁目
建築年 昭和15(1940)年
指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 10:00~16:00
休館日 4~11月の水・土
入館料 無料
 
月寒地区には旧陸軍の施設や史跡が多く残っている。
この記念館は、もともと旧陸軍北部軍司令官官邸として昭和16年に建てられたもので、赤いレンガの建物が特徴。
 
 
 
戦後は北海道大学の学生寮として使用されていたが、昭和60年につきさっぷ郷土資料館として開館した。
ここには、旧歩兵第25連隊をはじめ旧陸軍資料が数多く展示されている。
 
*札幌市公式HPより
 
 
 
以前から存在は知っていたけど入るのは初めて
まずは建物の外観が素敵だ
 
 
 
 
 
敷地内の正面左側のスペースが駐車場だが
あまり多くの台数は停めれない。
 
 
資料館は無料で入館できる

 
 
入口にいきなり金庫
 
 
階段手摺の造作なども見てください
 
 
 
一番驚いたのは競輪場があったこと
現在の月寒体育館がある場所だった。
 
 
軍関係の展示が多いのが特徴
 
 
 
 
 
「北部軍防空作戦室~月寒送信所」
北海道には珍しい第二次大戦の戦跡だった。
私もこの建物が面した通りを何度も通り、コンクリートのもの寂しい建物だなぁと思った記憶が…
保存運動もかなわず2008年取り壊された

 
 
 
 
 
別室には農耕や民具などテーマごとに部屋があります。
郷土資料館だけあって月寒の歴史がすごくよくわかること(古地図など)
軍関係の資料がたくさんあることなど見ごたえがある資料館だった。

階段の装飾や照明など当時の技術など細かいところも注目
秋の紅葉、春、夏の花々などがレンガの建物にきっと美しく映えると思う。
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 
「八紘学園栗林記念館」 旧吉田善太郎別宅 (札幌の建築探訪NO104)     
 
所在地 豊平区月寒東1条12丁目
建築年 大正初期
指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 2020年9月現在感染防止により一般公開はしていません
 

八紘学園は設立者の栗林氏が豊平区月寒の広大な吉田農場・牧場を購入し学校法人を設立した。
 
栗林記念館は旧吉田家の住宅を昭和20年まで住居として使用して
その後に記念館となる。
 
 
現在はコロナ過もあり見学は出来ません
よって門外からの撮影となった。

 
 
こちらは別の市道上から
 
夏は枝葉が多いので晩秋から冬がよく建物が見えるはず
白い外壁に上げ下げ窓、井型と菱組を組み合わせた桟割がモダンな印象を与る。
 
 
 
 
敷地内にはリンゴ倉庫もあるが、これが白レンガで珍しい
 
広大な庭や屋内を見てみたいので、学校の発信を注視しています。
早くコロナが落ちついてほしいものだ。
 
 
2020年8月、11月撮影
 
 
 
 
 
 
 
 
「同資料館」 旧吉田牧場畜舎サイロ      
 
所在地 豊平区月寒東1条13丁目
建築年 昭和18(1943)年
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
八紘学園には大人気の農産物直売所がある。
オリジナル乳製品、牛乳、ヨーグルト

特にソフトクリームの評価が高い!
 
 
その直売所と道路を挟んだところにある2基のサイロが目印
 
1基は吉田牧場時代のもの、もう1基は後から建てられた。
 
資料館とはいえ一般は立ち入り禁止のようです。
 
 
 
この周辺には学園所有のレトロな建物が多い
 
 
 
 
これらはすべて関係者以外立ち入り禁止区域なのでズームで撮影した。

栗林記念館、サイロ資料館、他のレトロ施設を見て直売所で買い物とソフトクリームを
食べたら充実した一日になりそうだね。
 
 
2020年8月、11月撮影
 
 

札幌市東区の建築探訪①

2021-02-14 21:09:48 | 札幌市東区

 

「諏訪神社社務所」      

 

所在地 東区北12条東1丁目
建築年 昭和9(1934)年
休館日 無し
入館料 無し

 

諏訪神社は長野県からの入植者達が明治14年に建てたとのこと

その後、昭和9年に本殿と社務所を新築した。

 

さらに本殿は昭和41年に建て替えされています。

 

 

なので社務所が「札幌の建築探訪」に記載されました。

 

確かに歴史を感じる木造建築になっている

 

敷地を一歩出ると交通量の多い石狩街道だが、中は静かに感じた
神社はやはりおごそかな気持ちになるね。

 

2020年8月撮影

 

 

 

 

「りんゆう観光こまくさ寮・蔵」 旧植田繁太郎氏宅      

 

所在地 東区北9条東2丁目
建築年 昭和10(1935)年
開館時 *取り壊し済

 

りんゆう観光は札幌では藻岩山スキー場とリフト、層雲峡ロープウェイなど観光業の会社。
寮として使われたのは創業者の自宅を転用したもの
丸窓や水平帯などモダンな造りだったようだ。

 

 

「北海湯」      

 

所在地 東区北7条東3丁目
建築年 明治40(1907)年
指定等 札幌景観資産 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 一般見学はしていません入館料 飲食利用

 

 

 

 

 

 

 

明治期のレンガ造りの銭湯が残っているのは貴重だ

現在は銭湯からバーに変わっています

内部はバーの客として利用するしか見れない。

ただ外観のレンガ、アーチ、ブロック、タイルと
そのモダンさだけでも一見の価値はあると思う。

 

2020年9月撮影

 

 

 

 

「高城商店」      

 

所在地 東区北7条東4丁目
建築年 昭和7(1932)年
指定等 札幌景観資産
開館時 個人宅のためありません

 

 

 

 

 

 

 

 

北海湯とは道路を隔てた隣にあるので2軒セットで見るのに便利です
お店は廃業しているので中は見ることが出来ない。

それでも異質を放つ外観から歴史を感じることが出来るね

看板類もよく見てください
それにしても、よくこのような建物が現存してくれた。

 

2020年9月撮影

 

 

 

 

 

「サッポロビール開拓使麦酒記念館」 旧札幌製糖会社工場     

 

所在地 東区北7条東9丁目
建築年 明治23(1890)年
指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 11:00~18:00休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館日入館料 無し(有料コースもあり)

*現在は「サッポロビール博物館」となっています

 

サッポロビールといえば商業施設が札幌ファクトリー
ビール園といえばこちらが浮かびます。

広大な敷地にビール博物館、ビール園、アリオ(大規模スーパー)が立ち並びます


駐車場はたくさんあり、 博物館に一番近いのはスーパー側へ行かず、北8条通りから進入し
すぐ右手の駐車場がよろしいかと。駐車代金は6時間無料だ。

 

駐車場から博物館はすぐだけど外にもいくつかの展示あり。

 

うん 最初、何て書いてあるかわからなかった。

 

「サッポロビール博物館」は日本で唯一のビール博物館

 

 

ここは元は製糖工場だった

 

 

 

 

博物館の見学は無料のコース(自由)、有料コース(500円、予約制、案内付き、ドリンク付き)と2コースあるが
もちろん無料の自由コースで回ってみた。

 

博物館なのでサッポロビールのあれこれ

 

旧工場事務所はモダンだったね。

 

 

 

 

内部でもレンガ、軟石むき出しの雰囲気がいいね

 

売店もありオリジナルグッズ満載

 

「スターホール」 有料だがサッポロビール飲料をいただける。

 

懐かしいリボンナポリンを飲んだ(チーズ付き)

 

 

 

 

懐かしいやらで楽しい

 

 

 

とにかく外観が素晴らしい

 

 

隣接のここは札幌ビール園の「開拓使館」

 

 

 

 

この中で毎日たくさんの人がビールやジンギスカンを楽しんでいる
ちなみにビール園施設はここに他2つあるので規模が大きい。

 

 

何年もの? ツタの枝が太い

 

 

 

2つのレンガ棟の見事さが見どころ

札幌でのレンガ建物といえば旧北海道庁、ファクトリーなどが有名だけど
それに匹敵する建物だと思う。

建物はぐるりと1周廻って見ることが出来るので色んな角度から撮影出来るのも嬉しいね
出来れば中でここでしか飲めないビールを飲みたいものだ。

 

2020年9月撮影

 

 

 

 

 

「曹洞宗大覚寺本堂・山門」      

 

所在地 東区北10条東11丁目
建築年 大正3(1914)年 山門、大正9(1920)年
休館日 無し

 

東区にある大きなお寺だ。

 

こういうの見ても威厳があるね

 

第一の門をくぐり

 

これが仁王像がある山門になる

この山門は北海道最大と言われ「さっぽろ・ふるさと文化百選」には本堂ではなくこの山門が指定されている。

とにかく立派だ

 

大覚寺には大正建築の本堂

細かい細工

 

五百羅漢堂など見事な建築物がある

 

素晴らしい建築物でした。

 

2020年9月撮影

 

 

 

「苗穂小学校記念館」 旧苗穂小学校教室棟     

 

所在地 東区北9条東13丁目
建築年 昭和12(1937)年 
開館時 一般公開はしていません

 

 

 

現在では札幌では珍しい木造校舎とのことだが現役ではないようだ
一般公開はしていないので中に入れるのは在校生や卒業生、PTAや関係者だけかと思われる。

それでもよく残してくれた
卒業生や地域の皆さんのおかげであろう

 

 

面積的には教室2つ分くらいかな
当時の在校生数はかなりの人数だったと思う。

この校舎は現在の校庭の一角にあり現在の小学生が毎日目にしている
古いけどどこかお洒落で綺麗にしてある旧校舎を見て、残すことの大事さを知らず知らずのうちに学んでいるのかなと思った

素晴らしい。

 

2020年9月、21年2月撮影

 

 

 

「JR苗穂駅」     

 

所在地 中央区北3条東13丁目
建築年 昭和10(1935)年
開館時 *現存していません

 

*ストリートビューより

2019年解体 何度も見慣れた駅舎だったけど撮影をしないまま解体になったのは残念だ!

歴史のある駅舎で、現在は空き地になっている。

新苗穂駅は見違えた姿で中心部寄りに建設され稼働している。

 

 

 

 

「JR苗穂工場北海道鉄道技術館」 旧鉄道院北海道鉄道管理局札幌工場第一用品庫     

 

所在地 東区北5条東15丁目
建築年 明治43(1910)年
開館時 第二、第四土曜日 13:30~16:00休館日 上記以外
入館料 無料

*現北海道鉄道技術館

 

 

北海道鉄道技術館は東区の苗穂にある古くからの鉄道に関する工場地帯にあり
その歴史的資料は鉄道マニアなら一度は来たことがあるのでは?

私も今回初めて見学したが鉄道に興味がなくとも一級の資料と展示物は見て楽しかった。


初訪問は昨年の9月
ただでさえ月に2回しかチャンスが無いのに、コロナ禍での見学中止を解除したばかりだった。

駐車場は隣接していなく距離があると謳っていたので「アリオ」に停めた 歩いて徒歩5分程度。
が、後から車で来た人たちを敷地内すぐの場所に何台も停めさせていたが?



開館時間の30分前に入口に到着したがすでに20人ほどの行列
さらに時間が経つにつれ行列は長くなる…
外とはいえソーシャルディスタンスが取れない状況だった。

 

苗穂工場正門警備室で記帳をして施設内に入場
皆、真っすぐに展示館へ向かうね。

 

 

 

鉄道技術館は見事なレンガ造り
これは明治43年に工場の用品倉庫として建造された。

 

 

 

歴史を感じます
展示物はあまり載せないが、懐かしいものがあったり楽しめた。

 

 

 

 

 

資料館、博物館的に楽しめたのでまた行きたいね
レンガの建物も見ごたえがあったけど展示物が良かった
外に電車の展示もあったし、鉄道マニアのみならず男の子とかも好きになりそう。

 

駐車場までの間にJR敷地内にあるレトロ風の施設建物を発見
何に使っているのか興味ある。

 

 

 

「機関車検修場」 旧鉄道院北海道鉄道管理局札幌工場組立旋盤職場     

 

所在地 東区北5条東15丁目
建築年 大正2(1913)年
指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 一般公開はしていません

 

こちらは同じ苗穂工場の敷地内にあるので鉄道技術館と同じく月2回しか見るチャンスはない。
場所は入口から技術館への途中にあるので、まずはここが最初の撮影ポイント

 

 

鉄道車両の工場だけあって大きな施設です
線路も敷いてあるので運が良ければ?シャッターが空いて機関車の移動が見れるかも?

近づくことは出来ないので少し離れた場所からズームで撮影になる
「札幌の建築探訪」では内部の写真も載っているけど一般人には無理だろう。

 

 

2020年9月撮影

 

 

 


札幌の建築探訪 北区② 71-北大第二農場産室・追込所および耕馬舎 ~ 93-篠路駅周辺の倉庫群

2021-02-11 13:07:46 | 札幌市北区

 

北海道大学のラストは「第二農場」です。

北8条から南北に長い北大キャンパスは北23条まで続きますが「第二農場」は
北18条~19条の西7丁目から8丁目にかけて存在しています。

今回は北18条から行ってみました
一般車の通行は出来ないので環状通を東から西へ歩いて向かいます
ほどなくしてエルムトンネルがあるので入らず向かって左側を進むと右手に白い建物が見えます。

 

トンネルの上を横切る感じで右に行くと入口です。

 

 

敷地内にこんな池があるとは驚きました!

まずは入口にある事務所で記帳します。

 

「事務所」 旧東北帝国大学農科大学第二農場事務所      

 

所在地 北区北18条西8丁目

建築年 明治43(1910)年

 

 

 

 

白くコンパクトサイズで可愛い事務所ですよ。

 

それでは先に進みます
まず最初に左手に見える建物から

 

「製乳所」 旧東北帝国大学農科大学第二農場製乳所     

 

所在地 北区北18条西8丁目

建築年 明治43(1910)年

 

 

 

やっぱりレンガは味が出ますね~小窓とかお洒落だし🧱

 

 

「釜場」 旧東北帝国大学農科大学第二農場釜場      

 

所在地 北区北18条西8丁目

建築年 明治43(1910)年

 

 

 

隣は窯場でこちらは石づくり░
煤けた感じと、こちらも小窓がいいアクセントだなぁ

 

 

ここから木造建築になります🌳

「秤量場」 旧東北帝国大学農科大学第二農場秤量場      

 

所在地 北区北18条西8丁目

建築年 明治43(1910)年

 

 

 

穀物の重さを荷馬車ごと軽量する施設だそうです
なんか小型で古い物置のようだけど…(失礼) 

 

 

ここから建物が大きくなります。

「収穫室および脱稃室」 旧東北帝国大学農科大学第二農場収穫室      

 

所在地 北区北18条西8丁目

建築年 明治44(1911)年

 

 

 

 

 住宅としても素敵な意匠に見えますね
大中小、三つの建物が重なりあっています。

 

 

「穀物庫」 旧札幌農学校玉蜀黍庫      

 

所在地 北区北18条西8丁目

建築年 明治12(1879)年

 

 

繋がっています

 

 

貯蔵庫として高床に意味があります ネズミ対策と通気もあるのかなと🐀

 

 

「北大第二農場産室・追込所および耕馬舎」 旧札幌農学校農校園模範家畜房      

 

所在地 北区北18条西8丁目

建築年 明治10(1877)年

指定等 重要文化財

開館時 10:00~16:00 4/29~11/30

休館日 毎月第四月曜日

入館料 無料

 

 

 

 

 

第二農場でのメインはこの模範家畜房(モデルバーン)です。

なんとも大きな建物で特に2階の大きさには圧倒されそうです
これを模範として酪農施設の参考にということでしょう🐄

ここだけ施設内の見学が出来たが、コロナウィルス感染防止のため現在は停止しています。

 

 

「牧牛舎・根菜貯蔵室・緑飼貯蔵室」 旧東北帝国大学農科大学第二農場牧牛舎      

 

所在地 北区北18条西8丁目

建築年 明治42(1909)年

 

 

 

 

この建物も正面から距離を取って撮影が出来ます📷
モデルバーンと同じように小屋根含む2階の広がりが特筆すべき点かと。

 

裏手にはサイロがあります。

 

 

 

 

「種牛舎」 旧札幌農学校農行園模範家畜房翼部      

 

所在地 北区北18条西8丁目

建築年 明治12(1879)年

 

 

 

前記の大型施設と同様の造りのように見えますね🐄🐄🐄

こちらも裏手にはレンガ造りの「根菜貯蔵庫」があります。

一連の施設の繋がりは実に見事な施設群ですね
もはやこのような大規模の木造酪農施設は中々見ないでしょう。

これらはすべて「重要文化財」に指定されています

 

 

行って見たらわかりますが、草原を中心に周囲に施設が建っているので
どこも絵になりますし
都会の中にいることを忘れる異空間ですね

観光でも市民でも行ったことが無い人にぜひお薦めいたします

 

 

事務所の裏にあった用具室?物置?

小さくとも歴史を感じた(*^^)v

 

トイレがサザエさんのアニメに出る家みたいでかわいい
ホワイトに下見板張り、赤いトタン屋根でとてもイイ🚻

 

2020年9月撮影

 

 

 

*写真は札幌藤学園キノルド記念館

 

 

 

「O氏宅」     

 

所在地 北区

建築年 大正12(1923)年

指定等 

開館時 個人宅のため公開していません

*現在は改築されています

 

 

改築前の面影を残しハーフティンバー風の仕上げと、
以前は半切り妻屋根だったが、切り妻屋根にしすっきりした印象ですね
現在の姿も素敵です

 

 

 

「札幌藤学園キノルド記念館」 旧札幌藤高等女学校本館     

 

所在地 北区北16条西2丁目

建築年 大正13(1924)年

指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選

開館時 冬季休館(コロナウィルス感染防止で年間休館の可能性あり)

 

 

 

 

 

「札幌の建築探訪」が発行された時はもっと大きくて校舎として使用されていたが
その後に解体され、現在あるのは一部を再現したものです。

設計はスイス人のマックスヒンデルで、彼の作品で札幌に現存しているのは
このキノルド資料館と北星学園100周年記念館、ヘルベチアヒュッテ、空沼小屋だけになりました。

 

敷地外からは木々が邪魔してよく見えず🌳 東南の門からはすぐそこなので多少の撮影は出来そうですが
あくまでも女子校なので行き過ぎた撮影や進入は止めたほうが良いと思います👧

キノルド資料館は内部見学が以前は出来ましたが冬季は休館、現在は未確認です
4月になったら確認して見れたらなと思います

何と言ってもピンクの校舎と赤い屋根上の玉ねぎ形の尖塔が特徴ですね🏠

 

 

 

「北海道建築工房」 旧質舗かねた・丸田質店蔵    

 

所在地 北区北8条西1丁目

建築年 昭和5(1930)年ころ

指定等 

開館時 現存していません *現在この一角は大規模再開発工事中です

 

*2019年5月 ストリートビューにて

少し前まで建物はあり飲食店が営業をしていました。
近辺をよく車で通ったので、建物ではなく古民家的な飲食店に魅力を感じ
いつか行こうと思ったままでした…

こんなことはいくつかあり二の舞を踏まないようにしたいです😢

 

 

 
 
 
「近藤牧場木造サイロ」      
 
所在地 北区新川694
建築年 大正14(1925)年
指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 一般公開はしていません
 
いい天気でした
青空と牧場がイイ感じ👍
 
「札幌の建築探訪」では、この木造サイロが選ばれています。
 
 
こちらは石造りのサイロ
ただでさえ珍しい木造サイロなのに石造りと並んでいるとは
 
乳牛なんだ 牛乳飲んでみたい🍼
 
 
 
いい光景だね これが人口190万都市にあるなんてホント素晴らしい
手入れもきちんとされているし
ずっと残して欲しいな
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 
「新琴似屯田兵中隊本部」      
 
所在地 北区新琴似8条3丁目
建築年 明治19(1886)年
指定等 札幌市指定有形文化財
開館時 10:00~16:00
休館日 月・水・金・日曜、冬期間(12~3月)
入館料 無料
 
 
 
九州各地の士族が屯田兵としてこの地に来ました。
 
めちゃくちゃ説明がありますね!
地元が力を入れてる感があります👍
 
 
建物は復元されています。
 
 
中隊本部のある場所は新琴似神社の敷地で他に石碑がいくつもあり
一帯が郷土資料的なスペースのようです(((uдu*)ゥンゥン
 
 
 
 
 
 
 
 
建物は復元されただけあってとてもきれいだし、窓枠などモダンですね
 
中は郷土資料館になっていますが、あいにくの休館日で💦
いつか時間があれば曜日を選んで行き、中を見たいです
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「篠路駅周辺の倉庫群」 旧篠路農協倉庫     
 
所在地 北区篠路3条7丁目
建築年 昭和9(1934)年
指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
JR篠路駅から外に出ると左右に倉庫があります。
右手に倉庫群、左は会社と倉庫ですね
 
 
 
 
何かののぼりのポールがくくりつけられていて標示がかわいそう💧
 
 
 
 
 
 
レンガも石も、また形も色々あって何か楽しかったです!
基本的には会社の倉庫なので、あまりウロウロするのもちょっと気が引けました
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 

札幌の建築探訪 北区① 66-偕楽園水木清華亭 67-北海道大学正門、同本部、同南門、門衛所 ~ 69-北海道大学農学部本館 70-北海道大学理学部本館

2021-02-05 00:03:18 | 札幌市北区

 

 

「偕楽園水木清華亭」     

 

所在地 北区北7条西8丁目

建築年 明治13(1880)年

指定等 札幌市指定有形文化財

開館時 9時~17時

休館日 年末年始

入館料 無料

 

 

 

「札幌の最初の公園であった偕楽園に、開拓使の貴賓接待所として建てられました。開拓使長官黒田清隆が「水木清華亭(みずきせいかてい)」と名付け、明治天皇行幸の際に休憩された由緒ある建物です。外観は洋風な印象でありながら、内部は漆喰塗で大きな張出し窓が広がる洋室と、縁側のある和室を並べた和洋折衷様式となっています。明治19(1886)年の道庁設置とともに民間に払い下げられました。」札幌市HPより

 

ここが札幌最初の公園だったなんて初めて知りました💦

以前から北大の南側を巻いて西区へ向かうルートを通るたびに反対側に見える古い家は何かな?と思っていた建物です。 

 

駐車場はありませんが、すぐ近くにコインパーキングがあります🅿

JR、地下鉄札幌駅から徒歩10分なので観光なら北大と一緒に公共交通機関がいいかも知れませんね

 

まずは建物をぐるりと

 

 

 

 

 

 

 

 

木々や緑が多く小公園といった感じです🏞

古い建物ですが外観はよく管理されていますね

 

それでは中へ

靴を脱いで上がり記帳もします。

中に管理人さんも居ました。

 

廊下の赤絨毯、什器、家具

 

入ってすぐの右手に洋室です

洋室はベイウィンドウがいいですね~

 

清華亭の解説資料の展示あり

 

 

 

 

奥に15畳の和室

 

 

 

 

縁側がある家が好きです

 

 

 

 

見学が出来るスペースは限られているので

ただ見るだけならあっという間に終わります

解説や造りなどを見て外も廻って撮影して30分くらいの所要時間でした

廻りにビルが無く、また木々も多いので時計台や資料館と違い、明治の気分を味わえると思います。

 

 

2020年8月撮影

 

 

 

 

 

「北海道大学正門」 旧北海道帝国大学正門     

 

所在地 北区北9条西5丁目

建築年 昭和11(1936)年

指定等

 

前回から札幌市北区に場所が移りました。中央区はさすがに数が多く「札幌の建築探訪」の半分以上ありました!

そして北区といえば北海道大学です。

大学内は歴史的な建造物が多く、3回に分けて紹介します。

 

まずは入口、正門

 

創建時からのものではなく昭和11年に陸軍の大演習があり北大に大本営を設置するにあたり

この門に取り換えたという……いや昔はそんな時代だったんですねぇ

 

 

 

 

「北海道大学本部」 旧北海道帝国大学予科教室     

 

所在地 北区北9条西5丁目

建築年 昭和10(1935)年

指定等 

開館時 一般公開はしていません

 

正門を入るとすぐ右手に見える建物です。

 

 

スクラッチタイルが印象的な重厚感ある建物ですよ

 

中を見たいですね~

 

 

 

「北海道大学南門」 旧札幌農学校正門    

 

所在地 北区北8条西5丁目

建築年 明治37(19041)年

指定等 

 

 

こちらの南門が創建時の正門でした

南門はレンガ造りで歴史を感じます🧱

 

 

 

「北海道大学門衛所」 旧札幌農学校門衛所     

 

所在地 北区北8条西5丁目

建築年 明治13(1880)年

指定等 

開館時 一般公開はしていません

 

小さな建物ですが明治13年からそんなに変わっていないそうですよ

車で営業に来た時は、ここに一旦駐車し入館の記帳をし通行書を発行してもらいます

結構営業で来たので、なんか懐かしいです

 

 

 

「放送大学北海道地域学習センター」  旧札幌農学校昆虫学及養蚕学教室     

 

所在地 北区北9条西8丁目

建築年 明治34(1901)年

指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選

開館時 一般公開はしていません

 

農学部の方向へ進むと歴史ある建物群が見えてきます。

ある意味、集中していると見て廻るのが楽

以前の北大(札幌農学校)は時計台のある北2条にありました。

そこから5年をかけて現在の北8条キャンパスに移築したのです。

 

 

 

 

「北海道大学図書刊行会」 旧札幌農学校図書館・書庫    

 

所在地 北区北9条西7丁目

建築年 明治35(1902)年

指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選

開館時 一般公開はしていません

 

 

 

図書館はレトロな姿がそのまま残っています📚

 

繋がっているのは書庫です

 

このレンガの建物も実に味がありますね~🧱

 

 

 

 

 

 

「札幌の建築探訪」には掲載されなかったが同じ敷地にある「昆虫学標本室」

芝生が気持ちよさそう

 

 

 

 

「北海道大学古河記念講堂」 旧東北帝国大学農科大学林学教室     

 

所在地 北区北9条西7丁目

建築年 明治42(1909)年

指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選

開館時 一般公開はしていません

 

「古河」は当時、古河財閥の寄付をもって建設されたためです

 

 

いや~ここも中の見学がしたい

 

 

 

 

 

少しキャンパス内も

カフェもいくつかあるし

 

普通にエゾリスもいます

 

キャンパス内に川が流れ憩いの場を形成しています

 

ここから流れ出しています

 

北大が近ければ定年引退後は毎日のように散歩したいです

 

 

「北海道大学農学部本館」      

 

所在地 北区北9条西9丁目

建築年 昭和10(1935)年

指定等 

開館時 一般公開はしていません

 

北大出身でもない私がもつ北大のイメージは、クラーク博士と農学部🎩

クラーク博士は羊ヶ丘展望台のような絵になるカッコイイ銅像ではない

しかし北大にかかわった博士として胸像でもいいと思う。

 

 

南北に走る大通りを横目に

クラーク像から振り向き真っ過ぐに西方向へ

 

 

夏はこのような木々の向こうにすぐに全景が見えてくる 

 

 

 

建物はまさに招き入れるように逆コの字になっており壮観です

 

 

平日では無いため学生のいない静かなキャンパスだった

 

 

 

時計塔の造作が素晴らしい

時計塔の窓から玄関のアーチ、上から下まで「3つ」が共通になっています。

 

そして両サイドの入口の造作もまた素敵です。

 

 

仕事の関係で工学部と理学部は結構行ったけど、農学部だけはなぜか行ったことが無かった。

やはり工学、理学部の教授、助教授にはお世話になっていたので行きやすい学部に行っていたのだろう。

それとも農学部の学舎に圧倒されて気後れしたのかも知れない(笑)

もっと前から歴史ある建物に興味があったならば、これだけの素晴らしい学部には入り浸りだったんだろうなと思います💧

 

 

 

 

 

 

「北海道大学理学部本館」 現北海道大学総合博物館     

 

所在地 北区北10条西8丁目

建築年 昭和4(1929)年

指定等 

開館時 10:00~17:00

休館日 月曜日(祝日の時は翌平日に休館)

入館料 無料

 

旧理学部(北大博物館)は正面から入ったことは記憶がなく

ほとんどは駐車場のある北側の小さな玄関から入った覚えがある。

 

北大を南北に走る長い直線道路沿いにあります。

 

 

農学部同様、その存在感は他を圧倒します。

 

入館料は無料です

 

玄関から入るとこの細工がお出迎え

1階にはカフェもあれば売店もある☕ 特に売店はオリジナルグッズ満載なので覗く価値あり!

 

 

展示物は本格的なものばかり🐻

さすが北大というところでしょうか。

学術的にド素人でも結構楽しめるし興味が持てそうなこともありました。🦖

 

やはり階段がイイね

 

この先は立ち入り禁止ですが、まさに私が出入りしていたころの理学部がここにあります。

この薄暗さを思い出しました。

 

 

 

建物のハイライトはこの階段を登り切ったところにある

 

 

吹き抜けに現れる「アインシュタイン・ドーム」

 

 

結構な枚数を撮影しました。

色んな角度から見ると同じようで違う感覚がして、ぼーっと見てましたねぇ

 

 

ここは北大に観光に行くと一番時間をかけるところ

博物館なんか子供も興味が出そうなものもあるしね

まずは外観のゴシック、そして中の歴史ある造りと展示などとても見どころありです。👍

 

 

 

有名な北大ポプラ並木は理学部の北側を通るので行って見た。

 

過去の爆弾低気圧でなぎ倒された木が多かったですね🌲

 

 

ここも初めての訪問💦

 

 


札幌の建築探訪 中央区⑥

2021-02-04 00:07:23 | 札幌市中央区

 

 

 

「北海道拓殖銀行旧本店」     

 

所在地 中央区宮の森910

建築年 明治42(1909)年 昭和34(1959)年移築

指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選

開館時 現存していません

 

元々は大通り3丁目の旧拓銀本店の場所に建っていました(現大通ビッセビル)

昭和34年に大倉山シャンツェに行く途中に移築されています。

そこで銀行としての機能を終わっていましたが平成14年解体されました。

昔の銀行らしい石造りの重厚な建物のようですね 一度は見たかったなぁ


※「伊藤組80年史」より

 

 

「工藤宅」     

 

所在地 中央区北2条西20丁目

建築年 昭和9(1934)年ころ

指定等 

開館時 現存していません *現在はマンションが建っています

 

2階建ての洋館部分と和風の平屋からなっていました。

切り妻屋根が印象的で昔も今もモダンな住宅ですね

2010年のストリートビューには載っておらず解体後にすぐマンション建設だったかも知れません。

 

 

 

 

「ストロベリーフィールド」 旧大賀宅 *建物名は「札幌の建築探訪」に準じています。    

 

所在地 中央区北3条西21丁目

建築年 大正末

指定等 

開館時 現存していません *現在マンション?建設中

 

元々は北海道帝国大学工学部の大賀教授の自宅として建築されました。

その後、喫茶店やレストランになりましたが閉鎖を経て令和2年に建設が始まりました。

完成は令和3年ですがマンションになるかと。

 

 

2010年のストリートビューには店舗は閉鎖されているけど建物は残っています。

異なる腰折れ屋根が特徴のようですね。雑草が閉鎖期間の長さを伺えます

 

こちらが2020年9月撮影のもの 工事が始まっていますが……

 

この倉庫だけが残されていました

また確認してみます。

 

 

 

「K氏宅」     

 

所在地 

建築年 昭和初期

指定等 

開館時 個人宅のため無し

休館日 個人宅のため無し

入館料 個人宅のため無し

 

広大な敷地に建つ個性的なお屋敷です。

現在は向かって左側の敷地内に住宅が建てられました。

 

こちらは裏手の道路沿いです

下見板張りで勝手口はこちらだと思います。

 

K氏宅で特徴的なのはこのスクラッチタイルでしょう

(表面に櫛引の浅い平行の溝が入ったタイル)

 

平坦な屋根に見えますが以前は2階建てで、これも印象的な半円のアーチ型の3連窓やペイウィンドウなど

個性的な洋館でした。

 

2020年8月、21年1月撮影

 

 

 

「T氏宅」     

 

所在地 

建築年 大正10(1921)年

指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選

開館時 個人宅のため無し

休館日 個人宅のため無し

入館料 個人宅のため無し

 

現在は隣地に新築され住居とはしていないようです?

 

大正時代の建物ですが綺麗にペイントされていますね

 

この界隈はかつて「博士村」「大学村」と呼ばれ北大の教授たちが住んでいました。

さっぽろ・ふるさと文化百選に選ばれた時は6軒が建っていたが

現在は2軒を残すのみです。

大正元年から「村会」を毎月持ち回りで開いていて、平成7年まで続いていたようですよ

 

2020年8月撮影

 

 

 

「H氏宅」    

 

所在地 

建築年 昭和7(1932)

指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選

開館時 個人宅のため無し

休館日 個人宅のため無し

入館料 個人宅のため無し

 

こちらもK氏宅と同様に北大教授のお宅で「村会」のメンバーの住宅でした。

 

いくつかの改築が行われており鬱蒼とした木々からは内部の様子はほとんどわかりません。

 

建物はさっぽろ・ふるさと文化百選に選ばれていますが

こちらは特にそっとしておいて欲しいようですね

 

 

2020年8月撮影

 

 

「札幌の建築探訪」中央区はこれで終了です

書籍以外の気になった建物は⑦から載せていきます。