札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

木造校舎・廃校 長沼町の閉校② ※旧南長沼小を追加

2022-08-31 18:28:29 | 木造校舎・廃校

長沼町の閉校(小学校) 赤字は①にて 青字は今回訪問

  • 長沼町立長沼小学校〈旧〉(1969年統合により北長沼小へ)
  • 長沼町立長沼第一小学校(同上)
  • 長沼町立長沼第二小学校(同上)
  • 長沼町立長沼第五小学校(1971年)
  • 長沼町立長沼第三小学校(1975年西南小と統合し南長沼小へ)
  • 長沼町立西南小学校(1975年長沼第三小と統合し南長沼小へ)
  • 長沼町立長沼第四小学校(1977年1月1日南長沼小へ統合)
  • 長沼町立長沼中央小学校(2020年統合により長沼町立長沼小学校〈新〉へ)
  • 長沼町立北長沼小学校(同上)
  • 長沼町立南長沼小学校(同上)
  • 長沼町立西長沼小学校(同上)
  • 長沼町立長沼舞鶴小学校(同上)

(中学校)

  • 長沼町立中央長沼中学校(2014年統合により長沼町立長沼中学校へ)
  • 長沼町立北長沼中学校(同上)
  • 長沼町立南長沼中学校(同上)

    ※wikipediaより

 

「旧長沼町立南長沼小学校」

開校:1975(昭和50)年
閉校:2020(令和2)年
校舎:1976(昭和51)年竣工

長沼町字馬追原野906-23


4月に隣にある南長沼中学校を撮影に行ったとき、南小学校は改装中だった
情報不足で、南小学校がすでに閉校していたのを知らず、ただの改装かと思ったことで
同じ場所に、また行くことになった。

すでに校門と校舎は新しい利用先に変わっており
閉校した校舎としては良かったことだろう。

新しい利用先は「キャメルファクトリー」
こちらは東京が本社の珈琲を扱う会社「キャメル珈琲」のグループで
札幌ではイオン内にある「カルディ」と言えばわかるだろう。

併せて「ながぬま温泉」と「道の駅」の指定管理者にもなった
今後は長沼町と強い関係になるだろう。

 

小学校の名残りはなんといっても校舎正面の校章
これは利用先がそのままにしてくれたのだろうか

他に校門裏のプレートに名があった、自転車置き場は新設なのだろうか?

だが校舎も体育館も残っている

これに勝るものはないね。

 

 

 

 

 

 


2022年7月撮影

 

 

 

「旧長沼町立長沼中央小学校」跡

開校:1896(明治29)年
閉校:2020(令和2)年
校舎:1973(昭和48)年竣工

長沼町銀座北1丁目3-1


長沼中央小学校を初めて正面から見た時に
やけに目立つ耐震工事が建物にマッチしていてモダンな学校に見えた。

総3階建てではなく中心に一部4階とさらに伸びた箇所がある
元は中央小学校であったが2020年の5校統合でこの校舎が使用され「長沼小学校」となった。
統合を経てまだ2年なので、いまだ中央小学校の名前の方がご近所ではしっくりするかも。

横門に古いプレートがありそちらには「尋常高等小学校」の名があった。
尋常高等小学校から中央小学校への改名は昭和22年なので、ずっと残していたようだ。

広い敷地に広い校庭
中心部にある学校でも余裕のある学校だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年5月撮影

 

 

 

「旧長沼町立西長沼小学校」

開校:1939(昭和14)年
閉校:2020(令和2)年
校舎:1986(昭和51)年竣工

長沼町西7線南4


札幌から長沼町に入ると、ローソンのところでV字に分かれる
右側は国道274号線で、道の駅~由仁町~夕張日高方面に通じる国道だ。
左側は道道3号線で長沼中心部に通じる。

西長沼小学校は左側の3号線を行く
やがて歩道橋がありその右にあるのが学校だ。

この時は特に柵もロープもなく無人の学校の駐車スペースに行けたので
現在は何か別に活用しているのかも。

この学校も広い校庭を持ち、過去の運動会では廻りにギャラリーがたくさんいたことだろう。

壊れた百葉箱が閉校を物語っていたが桜の木は何事もなかったように咲いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年5月撮影

 

 

 

「旧長沼町立舞鶴小学校」

開校:1905(明治38)年
閉校:2020(令和2)年
校舎:1983(昭和58)年竣工

長沼町東5線南12


2020年の5校統合により舞鶴小学校は閉校した
実に100年以上の歴史がある学校だった。

長沼の学校は古くからの学校が多く、統合の度に数を減らす
現在の校舎はまだそんなに古さを感じない。

校庭にはタンポポが咲き乱れ、植物の天国になりそうだ
敷地内には特に立入禁止の表示やロープも無いので校庭や遊具で遊べそう
もっともそれだけの子供が住んでいるかはわからぬが……

旧門をそのまま残していることは素晴らしい
近所のお爺さんお婆さんも懐かしく思うだろうね。

校章の鶴は校名から、校名は地名から付いたものだろう
名前の通り鶴の来る土地なのだ。
現在は学校から少し東南に行ったところに「鳥の駅マオイトー」がある
時期と運があればタンチョウヅルが見られるそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年5月撮影

 

 

 

「旧長沼町立長沼中央中学校」

開校:1947年(昭和22)年
閉校:2014(平成26)年
校舎:1975(昭和50)年竣工

長沼町中央南2丁目3-1


特異な正面の長沼中央中学校は改築に改築を重ねたもののようだ。

3校を1校に統合した時にこの校舎を使用することになった
他の2校の場所を考えたら妥当なところでしょう。

この校舎は正面の左側に竣工当時を思わせる門柱があり
右側には父母や地域住民の手による前庭がある。

学校のある場所は近くに役場や町立病院、図書館などがあり町の中心地にあたる。

 

 

 

 

 

 

 


2022年5月撮影

 


木造校舎・閉校 富良野市の閉校

2022-08-28 20:54:59 | 木造校舎・廃校
  • 富良野市立育良小学校(1958年富良野市立布部小学校へ統合)
  • 富良野市立布部小学校上御料分校(1958年育良小から移管、廃校時期不詳)
  • 富良野市立八幡丘小学校(1973年富良野市立富良野小学校の一部・富良野市立扇山小学校の一部と統合し富良野市立東小学校へ)
  • 富良野市立三の山小学校(1974年西達布小へ統合)
  • 富良野市立西達布小学校(1976年樹海東小開校に伴い廃校)
  • 富良野市立島ノ下小学校(1981年富良野小へ統合)
  • 富良野市立老節布小学校(1981年統合により樹海西小へ)
  • 富良野市立東山小学校(同上)
  • 富良野市立平沢小学校(同上)
  • 富良野市立山部第二小学校(1995年)
  • 富良野市立樹海西小学校(2007年樹海東小と統合し富良野市立樹海小学校へ)
  • 富良野市立樹海東小学校(2007年樹海西小と統合し樹海小へ)
  • 富良野市立山部第一小学校(2008年富良野市立山部小学校へ統合)
  • 富良野市立樹海小学校(2022年樹海中へ統合し、富良野市立樹海学校(義務教育学校)へ)

※wikipediaより

 

 

「富良野市中央公民館八幡丘分館」旧富良野市八幡丘小学校 旭川・道北の建築探訪NO76
       
 

開校:大正3(1914)年
閉校:昭和48(1973)年
校舎:大正3(1914)年竣工

富良野市八幡丘

 
富良野市から3校の学校が「道北の建築探訪」に記載された
これは他の地域では珍しい 古くからの木造校舎を大事に保存していることによるだろう。
 
この学校はTVドラマ「北の国から」で子供たちが通う学校としてロケ地になった。

横一直線の建物には以前は体育館もあったのだろう
畑や牧草地の中にポツンと建つ 校庭は校舎のサイズにあっている
ブランコだけが残った遊具だ。
横には跡地としての石碑があるが、校舎は前記のドラマのおかげで生き延びている。
 
赤い屋根というのは緑の中で実に映える
また入り口上の窓桟にも特徴がある
牧歌的でシンプルな校舎はずっと残してほしい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2022年8月撮影
 
 
 
 
 
「富良野市立山部第一小学校」 旭川・道北の建築探訪NO77

       
 

開校:明治43(1910)年
閉校:平成20(2008)年
校舎:調査中

富良野市山部西14線

 
富良野市山部にある2校は、明治43.44年に相次いで開校されたので
外観が似ている またバックに夕張山地の最高峰、芦別岳を従えている。
 
閉校後に別の用途が無かったか、校舎の前には木々が生い茂り全容は見えない
また校門は残っているが校名プレートは外してある。
 
こじんまりとした可愛らしい校舎で
青空がよく似あった。
 
 
 
 
 
 
 
 

2022年8月撮影
 
 

 
 
 
 
「アートファーム南陽館」旧富良野市立山部第二小学校 旭川・道北の建築探訪NO78
 
       
 

開校:明治44(1911)年
閉校:平成7(1995)年
校舎:調査中

富良野市山部西25線

 
第二小学校は閉校後に別の活用があったようだが、現在は空家になっているようだ
入り口屋根を支える3本の持ち送りが印象的なこと以外は、やはり木造校舎の現存は貴重だ。
 
しかも校門とプレートは見ずらいが現存しており、校庭内に閉校の碑、70周年記念碑もある
体育館は改築されたようで校舎に比べて新しいように感じた。
 
山部といえば芦別岳とメロン
大いなる山とのどかな山間部にある2校は、この後はどうなるのだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2022年8月撮影
 
 
 
 
 
 
「旧富良野市立扇山小学校」
  
    

開校:明治32(1899)年
閉校:昭和33(1958)年
校舎:調査中

富良野市南扇山1

 
扇山小学校は他校との統合のため移転が決まり
この場所にあった校舎は閉鎖された。
 
その後は解体され、現在は個性ある外観の会館が建つ
校庭があったと思われる場所は草地になっており、管理はされているようなので
何かに使われているかも知れない。
 
他に新しい遊具があるが木々の中に校門があった
後付けのプレートは、この校舎を忘れないために地区連合会が付けたのか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2022年8月撮影
 
 
 
 
 
 
 

富良野市の建築探訪

2022-08-27 17:37:20 | 富良野市

富良野市上富良野町、中富良野町、南富良野町を一緒にします。

参考には「旭川と道北の建築探訪」2000年11月発行、
「ふらの歴史的建物」2014年12月発行、
「北海道建築大図鑑」2020年11月発行を参考にしています。

 

まず「旭川と道北の建築探訪」には富良野市と南富良野町から合計6件が記載された
そのうち3件は学校なので「木造校舎・閉校」のカテゴリーで紹介します。

 

「YAMADORI」旧河村合名酒造 旭川・道北の建築探訪NO74
       
 
所在地 富良野市朝日町4-22
建築年 明治44(1911)年
指定等 なし
開館時 
 
 
未訪問
 
 
 
 
「渡部医院」 旭川・道北の建築探訪NO75
       
 
所在地 富良野市本町1-10
建築年 大正12(1923)年
指定等 なし
開館時 医院のため見学不可
 
 
富良野の古い建物にはTVドラマ「北の国から」のロケ地に使用されたことが多い
渡部医院も使用され、他に「風のガーデン」にも使用された。
 
白地の洋館は周りの住宅に対して異彩を放つ
縦長の上げ下げ窓、ドイツ下見板、寄棟屋根、軒の持ち送り、胴蛇腹などが印象的。
 
以前は玄関ポーチの上にバルコニーがあったようだ
平成4年に内装工事をしている。
 
富良野市内に於いてこのような洋館は珍しい
残してほしい建物だ。
 
 
 
 
 

2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 
「富良野市中央公民館八幡丘分館」旧富良野市八幡丘小学校 旭川・道北の建築探訪NO76
       
 
所在地 富良野市八幡丘
建築年 昭和6(1931)年
指定等 なし
開館時 なし
 
 
「木造校舎・閉校」にて
 
 
 
 
「富良野市立山部第一小学校」 旭川・道北の建築探訪NO77
       
 
所在地 富良野市山部町西14線12
建築年 昭和9(1934)年
指定等 なし
開館時 なし
 
 
「木造校舎・閉校」にて
 
 
 
 
「アートファーム南陽館」旧富良野市立山部第二小学校 旭川・道北の建築探訪NO78
       
 
所在地 富良野市山部町
建築年 昭和8(1933)年
指定等 なし
開館時 なし
 
 
「木造校舎・閉校」にて
 
 
 
 
「旧落合郵便局・住宅」 旭川・道北の建築探訪NO79
       
 
所在地 南富良野落合172
建築年 昭和42(1952)年
指定等 
開館時 
 
 
未訪問
 
 
 
 
「小野田旅館」 現小野田そば屋
       
 
所在地 富良野市麓郷市街地
建築年 昭和31(1956)年
指定等 なし
開館時 [4月~9月] 11:00~18:00 [10月~3月] 11:00~17:00
    定休日 第2、4火曜
 
 
TVドラマ「北の国から」の舞台である麓郷の交差点付近にある建物で
やはりロケ地に使用されている。
 
元は麓郷の奥地で山仕事をする人たちが利用した旅館である
昭和41年から1階でそば屋を開業、平成4年に旅館は廃業した。

木造下見板張りで旅館らしい姿を見せている
現在もそば屋として営業しており店内にはたくさんのサイン色紙とロケの写真が飾られている。
 
 
 
 

2022年7月撮影
 
 
 
 


 
「麓郷木材工業㈱事務所」
       
 
所在地 富良野市麓郷市街地
建築年 昭和36(1961)年
指定等 なし
開館時 一般企業のため見学不可
 
 
こちらも「北の国から」のロケ地
当時に使われた会社名を今も玄関に付けたままになっている。
 
木材を扱う会社としてドラマ側がこちらに設定を合わせたかも知れない。
会社は昭和19年に発足、事務所とチップ工場が昭和36年に新築で建てられた。
 
 
 

2022年7月撮影
 
 
 
 
 
 
「東大北海道演習林 森林資料館」
       
 
所在地 富良野市麓郷市街地
建築年 調査中
指定等 なし
開館時 4/1~11/30 平日 9:00~15:00 無料
    定休日 土日祝日 12/1~3/31
 
 
1927(昭和2)年に建てられた麓郷作業所の建物を資料館として復元したもので
建物としては新しい。
 
木立の奥から覗くピンク色の木造建物はよく映える
ファサードは1階、2階の切妻屋根と2階の規則正しい窓にシンメトリーを感じ、
1階左手角の連続する窓には驚く。
 
厳密には歴史的建物ではないようだが過去の建物のデザインを見るには貴重な建物だ
尚、開館しているかぎり資料館として無料で見学ができる
今回は時間が足りずに外観の撮影だけで終わったので機会があれば見たいものだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2022年7月撮影
 
 
 
 
 
 
「カフェゴリョウ」旧辰巳邸及び倉庫兼馬小屋 
       
 
所在地 富良野市字上御料
建築年 昭和4(1929)年
指定等 なし
開館時 11:30~18:00 定休日 火曜日、水曜日
 
 
建物は昭和初期のもので平成20年に倉庫をカフェへ、その後平成23年に平屋の母屋をゲストハウスにリノベーションした。
 
倉庫は、よく見る腰折れ屋根になっており母屋は切妻屋根である
木造の形をそのまま活かし、かつ内部を今風に改装したりしている。
 
当初は倉庫は傾いた状態で、大工に教えてもらいながら自分たちでコツコツと修繕したそうだ
目の前に畑が広がり、富良野のこの地にピッタリな雰囲気の素敵な空間になっている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2020年8月、2022年7月撮影
 
 
 
 
 
 

木造校舎・廃校 森町の閉校

2022-08-18 11:04:40 | 木造校舎・廃校

森町は道南のシンボル的な駒ヶ岳を山頂で鹿部町と分けて
観光地の大沼を七飯町と分けている。

噴火湾に面した気候のよい土地のイメージがある
海も山もあり、それぞれに古い住宅がいくつか現存しており
それそれに学校があった。

市町村の統合では「砂原町」を統合した。

今回は時間が足りず、海側の古い住宅などは残念ながら割愛した。


※wikipediaより

  • 森町立三岱小学校(1990年)
  • 森町立姫川小学校(2003年)
  • 森町立石谷小学校(2003年休校)
  • 森町立赤井川小学校(2011年休校、2017年廃校
  • 森町立石倉小学校(2017年休校)
  • 森町立濁川小学校(2022年休校)
  • 砂原町立砂原小学校(1997年統合により森町立さわら小学校〈当時:砂原町立〉へ)
  • 砂原町立掛澗小学校(同上)
  • 砂原町立沼尻小学校(同上)

 

 

「旧森町立赤井川小中学校」

 

開校:昭和27(1949)年
閉校:平成29(2017)年
校舎:昭和35~40(1960~1965)年

森町赤井川117


国道5号線沿いにあり本来は車がスピードを上げて通る箇所
しかし学校用かと思うが手押し信号があり、校内へ。

小学校が先で後に中学校が増設された
玄関は校庭を抜けて入るようだ
建物の裏側は行かなかったので入り口はこちら側しか見ていない。

校舎は木造モルタルのようでバックネットや遊具も残っていた
やはり平成後期の閉校はまだ新しいし校舎もよく頑張ったと思うな。

 

 

 

 

 


2022年6月撮影

 

 

 

「森町立駒ヶ岳小学校」

 

開校:昭和22(1947)年
閉校:小学校は現役 中学校は昭和56(1981)年統合のため閉校
校舎:昭和26~33(1951~1958)年増築

森町駒ヶ岳453

 

駒ヶ岳小学校は現役の小学校で木造校舎が現存している。

小学校の後に中学校が増設されたのは赤井川小学校と同じだ
元々赤井川小中学校はここから分校されたもの
そこが閉校になり数十年を経て、再び生徒は駒ヶ岳小学校に戻ってきた。

昭和56(1981)年に中学校が廃止となる。
旧校門はそのまま残してあった


新しい校門も出来、なんといっても
一直線に伸びる校舎とかわいらしい体育館が一望できる

秀峰駒ヶ岳を背後に擁する木造校舎は実に素敵だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年6月撮影

 


木造校舎・廃校 八雲町の閉校

2022-08-16 10:33:13 | 木造校舎・廃校

八雲町の閉校は国道5号線になるべく近い学校ばかりを訪問した
黒岩小、中学のように隣接して建っていると効率は良いのだが

 

※wikipediaより

  • 八雲町立上鉛川小学校(1965年八雲町立八雲小学校へ統合)
  • 八雲町立久留米小学校(同上)
  • 八雲町立鉛川小学校(1967年八雲小へ統合)
  • 八雲町立上の湯小学校二股分校(1967年)
  • 八雲町立八雲鉱山小学校(1969年7月31日)
  • 八雲町立富咲小学校(大関小富咲分校から改称、1972年廃校)
  • 八雲町立熊嶺小学校(1972年
  • 八雲町立八線小学校(1973年
  • 八雲町立大関小学校夏路分校(1976年)
  • 八雲町立熱田小学校(1976年八雲小へ統合)
  • 八雲町立大新小学校(1987年)
  • 八雲町立赤笹小学校(1990年)
  • 八雲町立蕨野小学校(1991年八雲町立東野小学校へ統合)
  • 八雲町立上の湯小学校(1993年休校、八雲町立落部小学校へ編入)
  • 八雲町立桜野小学校(1973年閉校、1982年再開、1992年休校、1995年廃校)
  • 八雲町立栄浜小学校(2007年落部小へ統合)
  • 八雲町立春日小学校(2009年八雲小へ統合)
  • 八雲町立大関小学校(2011年八雲小へ統合)
  • 八雲町立黒岩小学校(2014年八雲小へ統合)
  • 八雲町立関内小学校(2017年統合により八雲町立熊石小学校へ)
  • 八雲町立雲石小学校(同上)
  • 八雲町立泊川小学校(同上)
  • 八雲町立相沼小学校(同上)
  • 八雲町立山崎小学校(2021年
  • 熊石町立雲石小学校見日分校(1985年)
  •  
  • 八雲町立黒岩中学校(2004年

閉校が多いのは市町村統合により旧熊石町の閉校も含むため

 

 

「旧八雲町立黒岩中学校」

 

開校:昭和22(1947)年
閉校:平成16(2004)年
校舎:昭和39(1964)年

八雲町黒岩212

 

旧黒岩中学と旧黒岩小学校は校庭を間にして建っている
国道5号線とJR線に挟まれた場所だ。

札幌方面から来ると5号線の右側に、昔の通学路があるので少し進入して停車
ここから歩いて行ってみる。

雑草が生い茂っているので長靴に履き替えて進む
やがて両側に校門を発見 校名プレートも残っていた。

正面には教員住宅らしき建物を見る
左手が校庭で奥に近代的な旧黒岩小学校があるので両校で使用した校庭であろうか。

校舎は右手に現存していた
しかも木造校舎だ 資料によると昭和39年の建築で平成16年まで使用したとある
40年使用で閉校から15年以上経った建物。

樹木や背の高い雑草に囲まれた廃墟美がある
校舎入り口前のスペースに閉校記念碑が おそらく現役時はこの周りに草はなく
校舎ときれいに見えていただろう。

体育館は5号線から背の高いイタドリ越しに見えるが
その天井は崩落が心配される。

物音がしたので驚いて振り返ったら
キタキツネだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年6月撮影

 

 

 

「旧八雲町立黒岩小学校」

 

開校:明治16(1883)年
閉校:平成26(2014)年
校舎:平成6(1994)年

八雲町黒岩212

 

旧黒岩中学校と校庭・グラウンドを挟んで建っているが
中学は草ぼうぼうなのに対し、小学校は校門前まできちんと舗装道路がある
校門プレートは外されているが平成時代に建てられた校舎はきれいだ。

そのファサードはまるで宿泊施設を見るようだ
校門にチェーンなどは無いので少し入って撮影した。

遊具はほぼ現役で、近くの子供に開放しているのかも知れない
また校舎も何かの再活用をしているようだ?

体育館は正面から見えないが中学校側からこれもきれいな体育館に見えた。

 

 

 

 

 

 


2022年6月撮影

 

 

 

「旧八雲町立山崎小学校」

 

開校:明治39(1906)年
閉校:令和3(2021)年
校舎:平成4(1992)年

八雲町山崎375

 

旧山崎小学校も旧黒岩小学校と同様に、平成に建てられた校舎をもって閉校した。

5号線から少し右に入った場所にある
パッと見てログハウスのような、これも黒岩小学校と同じく学校には見えずらい

校舎前に創立者の像、人工池、広いグラウンド
何よりオシャレな施設に目が行く。

特に体育館の正面に幾何学模様風の窓はステンドグラスだ
ゆえに最初はキリスト教の私学?と思ったほど。

素敵な校舎になる前は、普通の木造平屋建てだっただけに
新旧両方の校舎に通った生徒は変化に喜んだことだろう。

山崎、黒岩の両小学校の設計は何かしらの関連があるような気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年6月撮影

 

 

 

「旧八雲町立栄浜小学校」

 

開校:明治42(1909)年
閉校:平成19(2007)年
校舎:昭和39(1964)年

八雲町栄浜96

 

この学校は函館からの帰途に訪問した 天気が良かったのは帰途日だけであった。

栄浜小学校だけ5号線の海側にある やはり「浜」の名が付く学校だからだろうか
5号線沿いに校門とプレートがあるが、実際は民家の間を少し行ったところに校舎があった。

これはおそらく木造モルタルで、ここにも古い校舎が残っていた
正面側は木々が生い茂り、校舎全体が入る写真は撮れなかった。

校庭側に遊具やオブジェがあるが、ここも当時は草はなかっただろう
時期的にカラスの子育て中で、侵入者に対し威嚇がひどく、這う這うの体で
離脱したのが思い出となった。

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年6月撮影