札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

江別市の建築探訪①

2021-04-28 22:19:26 | 江別市

 

札幌と小樽の建築探訪が終わり、市のみで発刊されているのは函館のみ。
このコロナ禍で遠出は一切していないので函館はおろか近隣くらいしか行っていない。

今回は道南、道央となっているが近場で飛び飛びに建築探訪を追いかけながら、記載はされていないがが味があるレトロ・モダン建築物も併せて紹介して行きます。

 

 

「旧北海道林木育種場庁舎」NO-107     
       
 
所在地 江別市文京台緑町561-2
建築年 昭和2(1927)
指定等 登録有形文化財
館時 *令和3年4月より改修工事のため見学出来ません
休館日 月曜日~金曜日 12月29日~1月3日
入館料 無料
 

江別市の高台に建つハーフティンバーの大きな施設の庁舎です
国道12号線からも見える近辺のランドマーク的な建物。

中は見学できるが2階は崩壊があり見学ができない
たまたま私が訪問した日がメンテナンスチェックをしていて、見学者が一人しか居なかったからか
一緒に連れて行ってくれた。
何と言っても昭和11年に天皇陛下が行幸時に休憩をされた部屋を見せてもらえたのは嬉しかったね。
(黄色の壁クロスの部屋)


確かに天井の天板が崩れ落ち危険な状態ではあった
その後に補修することが決まり関係者も安堵したことだろう

暫くは見ることが出来ないが再開後は木製ドアや窓枠、階段手摺に分電盤など往時の造作を見ることを
おススメします。

 

2020年9月撮影

 

 

 

 

「酪農学園大学旧精農寮」NO-108     
       
 
所在地 江別市文京台緑町582-1
建築年 昭和20(1945)
指定等 江別市都市景観賞
館時 *一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
酪農学園の江別寄りに国道12号線からも見える特異な姿をしたレンガの建物。
この建物はかつて教員と学生が一緒に建てた学生寮
教員も一緒に暮らしていたらしい。

国道12号線を江別から札幌方面へ向かうとき、最初に酪農学園へ入る道を左折し、進むと左側に駐車場があり
そこからは目の前にある
レンガのサイロも見ながら一周するとユニークな形状の全容がわかる。
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 
 
 
 
「野幌公会堂」NO-109     
       
 
所在地 江別市野幌代々木54
建築年 昭和13(1938)
指定等 
館時 *一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
ドイツ下見という水平方向に細い溝をもつ板張りで改修された白い西洋館。
玄関上部は三角形の破風になっている。
サッシは替えられているが内部には古いペンキ塗りの格天井が残るとのこと。
 
公会堂として住民の交流の場として現在も利用されている。
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 
 
 
 
「江別市ガラス工芸館」NO-110 旧石田家住宅     
       
 
所在地 江別市野幌代々木53
建築年 昭和18(1943)
指定等 
館時 5月~10月の土曜日、日曜日、国民の祝日 10時~17時
休館日 5月から10月までは月曜日~金曜日(国民の祝日を除く)11月から翌年4月までは全日休館
入館料 無料 *工作は受講料あり
 
 
 
 
 
 
 
 
江別市のこの一帯は焼き物の都であった。
かつて西隣の区画には「北海煉瓦」があり、1ブロック札幌寄りには窯業の研究機関が今もある。
 
この住宅は北海煉瓦の社員が給与代わりに会社から規格外の製品を受け取り自ら築いたものとのこと。
前面に大きく張り出した窓面が印象的。
駐車場は邸の裏手にあり。
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 
 
 
 
「江別市屯田資料館」NO-111 旧野幌屯田兵第二中隊本部、被服庫     
       
 
所在地 江別市野幌代々木38-11
建築年 明治17(1884)
指定等 北海道文化財
館時 4月29日から11月3日までの土曜日、日曜日、祝日及び振替休日 9:30~17:00
休館日 4月29日から11月3日までの月曜日~金曜日(祝日・振替休日を除く)及び11月4日~4月28日
入館料 100円
 
 
 
 
 
 
 
 
 
屯田兵中隊本部の建物で現存している最古の遺構と言われる。
内部は中大隊長室、下士官集会室、事務室、軍医室などを配置
正面から見ると、隊本部として威厳がありそうだ。
 
裏手には木造の被服庫も保存されている。
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「グレシャム市アンテナショップ」NO-112 旧肥田煉瓦工場     
       
 
所在地 江別市東野幌3丁目1~3
建築年 昭和26(1951)
指定等 登録有形文化財
館時 10:00~22:00(テナントにより異なります)
休館日 年末年始
入館料 無し
 
 
 
 
江別市は昔から今も煉瓦の一大産地となっており、煉瓦を使用した建物が多い街。
旧ヒダ工場は平成10年に廃業した会社の工場であり、江別を代表する煉瓦造りである。
 
江別市が購入し姉妹都市のアンテナショップを開いた
その後は平成28年に商業施設「EBRI」としてオープンしている。
 
まだ「EBRI」の内部に入ったことがなく、商業施設なので近いうちに一度見てみたい
大きな煙突もあり廻りに存在感を示している。

個人的には綺麗な煉瓦より歴史を感じる傷んだ煉瓦が好きなのだが。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「江別第一中学校」NO-113      
       
 
所在地 江別市上江別西町40
建築年 昭和26(1951)
指定等 
館時 一般公開はしていません
 
 
 
以前の江別第一中学は扇形の校舎で中庭を囲むように作られた。
総2階建てで緩やかなカーブを描く校舎は遠くから見ても美しく、江別らしい煉瓦の建物だったようだ。
 
写真の現在の校舎は平成27年に完成しており、前校舎の中庭に造られている
その歴史を引き継ぎ、煉瓦づくりのお洒落な建物で生徒たちが羨ましいくらいだ。
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「江別小学校」NO-114      
       
 
所在地 江別市萩が丘19
建築年 昭和28(1953)
指定等 
館時 *現存していません
解体年 2016年
 
江別小学校は江別第一中学校の完成2年後に竣工した
こちらも煉瓦をふんだんに使用しており、学校という規模からみて重厚に感じたことだろう
何と言っても中心にあった4階建て規模の時計台、体育まで煉瓦と特徴ある校舎だったようだ。
 
広い敷地は空き地のままになっている。
 
 
 
 
「屯田兵第三大隊本部火薬庫」NO-115      
       
 
所在地 江別市萩が丘19
建築年 明治19(1886)
指定等 江別市指定文化財
館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
 
倉庫の廻りは綺麗に笹刈りがされており管理が行き届いている
道央で現存する最古の煉瓦造りである。
和風の屋根が面白い 煉瓦は札幌白石区の煉瓦を使用してるようだ。
戦前は奉安殿(天皇、皇后の御真影と教育勅語が祀られる)に利用されていたとのこと
その痕跡もあると書いてあるが中は簡単には見せてもらないだろうなぁ。
 
江別小学校の外周にあり2棟で長い間、街の歴史を見て来た
相棒がいなくなって寂しそうなので早く空き地の転用を決めてあげて欲しい。
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 

小樽の建築探訪 115-にしん漁場建築 ~ 123-S氏宅

2021-04-25 11:53:52 | 小樽市

「小樽の建築探訪」も中心部から始まり、市内東部も終わり残すは西部地区のこの2回だけとなりました
港や漁港に近い西部地区特有の古い建物が続きます。

 

「にしん漁場建築」 旧田中家住宅   
       
 
所在地 祝津3丁目228
建築年 明治30(1897)年
指定等 北海道指定有形文化財
開館時 9:00~17:00
休館日 11/24~4/2(令和3年度)他は無休
入館料 大人300円
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
地元では「にしん御殿」といえばこの建物を思い浮かべるが正式名称を知っている人は少ない
元々は泊村にあった田中氏の漁家を昭和33年に現地に移築したもの。

木材は道産木のほか東北からヒノキを取り寄せている
太い木材をそのまま使用しているので重厚であり広間は広く感じる。
内部は向かって右手が親方の、左手がヤン衆の住居である

現在は有料で観覧でき写真撮影も出来る
入口には売店もありオリジナルグッズも販売している
付近は国定公園内にあり、海岸美や旧水族館跡、昭和28年に改築された日和山灯台がある。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
 
「旧青山別邸」    
       
 
所在地 祝津3丁目63
建築年 大正12(1923)年
指定等 国登録有形文化財
開館時 9:00~17:00
休館日 1/1~1/7
入館料 大人1,100円
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
祝津の漁場は明治2年に民間に土地と漁場が与えられた
これを契機に三大網元が出現し前記した「白鳥家」と「青山家」「茨木家」である。
ニシン漁は明治33年をピークに昭和5年に皆無となる。
 
青山家もニシン漁の栄枯衰退とともに歴史を刻んだ
大正に造られた別邸は最後のニシン御殿と呼ぶにふさわしい豪華絢爛な邸宅である
材料、造作、建具など贅をつくしている。
 
現在は「小樽貴賓館」の敷地内にあり別邸だけの見学も出来るしレストランも併設しているので
食事と別邸、庭の見学が出来るようになっている
花のシーズンには見事であろう。

ただ、内部の撮影は禁止であり1,100円の入館料から考えると今回は入らなかった。
 
尚、本宅の主屋や石蔵などは北海道開拓の村に移築されており村内でも指折りの広い敷地である。

 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
 
「恵美須神社本殿」    
       
 
所在地 祝津3丁目161
建築年 文久3(1863)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 無し
休館日 無し
入館料 無し
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
恵美須神社は小樽市の江戸時代の遺構、三構の一つである
神社の創立は安政3年(1856年)でニシン漁が盛んであったころと言われる。

神社へは茨木家中出張番屋の水族館側に鳥居と歴史的建造物の標示があり道なりに登っていく
そんなに距離は無いが結構な勾配を上がっていき振り返ると海が見える
やがて第二鳥居と拝殿が現れるが拝殿は昭和3年から5年の間で建てられたもの。

拝殿の奥が本殿であるが、この時は雑草が鬱蒼としており近づくのは断念した
境内には市指定保存樹木であるイチイとクワがある。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「茨木宅」 旧茨木興八郎番屋    
       
 
所在地 祝津3丁目161
建築年 
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
茨木家は祝津の三大網元のひとつ
本宅の状態は良いが人が住んでいる気配は感じなかった
表札は出ているが各ガイドにも名が出ているので今回は個人宅だが記した。
 
海岸沿いにある漁家として最も広い敷地を持ち、本宅と離れ、石蔵(2棟)からなる
玄関が二つあり主玄関の横に洋室を配している。
特に離れは2階建ての豪華な造りが道路からも垣間見える。

すぐ近くに茨木家中出張番屋がありそちらは時期に応じ内部を公開しているそうだ。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 

 

「下村宅」 旧日本郵船(株)支社長宅    
       
 
所在地 末広町
建築年 明治末期
指定等 小樽市歴史的建造物
館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
 
旧支社長宅はどうも人が住んでいる気配がなかったので本の通り記載するが住所は非公開にした。
この建物はすでに無いものだと思っていたが偶然、見ることができた。
 
和風の玄関と白い下見板張りの洋室とのコントラスト
石垣の上に高く見下ろす場所に建てたのはやはりお偉いさんの住宅だからでしょう。
 
 
 
さてこの近辺は下記図にあるように旧日本郵船の社宅であった。
コンクリの高さのある鍵付き建築物は共同浴場の位置にあったと思う

図にあるように山側に登る旧通用門の小道があり
上がったところから原形に近いC宅と独身寮を見る
独身寮は朽ち果てていたが屋根にはソーラーパネルが乗っていた。
 
この車1台がやっとの小路一帯は、まだ私道、私有地かも知れないので
見学には注意を。
 
「小樽の歴史的建造物」様より
 
 
 
 
 
 
2021年4月撮影
 
 
 
 
 
「和田宅」 旧渡辺石蔵宅    
       
 
所在地 忍路1丁目
建築年 大正期
指定等 
館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
この建物も住んでいる気配が無かったように感じたが状態はよく、管理をきちっとされているようだ。
片側の壁は補修がされているが、もう片側はそのまま板張りのようなので
風か雪の吹く方向の影響かも知れない。
この前の路を下っていくと忍路港である。
 
忍路の漁場建築は網元の住宅と漁師番屋を別々に建てたのが特色
この建物は有数の網元である渡辺家の住宅であった。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
「津古丹稲荷神社本殿」     
       
 
所在地 忍路1丁目
建築年 嘉永2(1849)年
指定等 小樽市歴史的建造物
館時 無し
休館日 無し
入館料 無し
 
 
 
 
 
 
 
 
本殿の創建は嘉永2年(1849)と伝えられ現存する江戸期建築3棟中の1棟である。
建築年は昭和13年に現地に解体移築した際に嘉永2年との銘が発見されたことによる。
 
何度か塗りなおしたかも知れないが朱色が鮮やかで、はたして創建当初から
この色であったかは定かではない。
稲荷神社らしく狛犬がキツネになっており本殿の彫り物も見事である
 
この神社は忍路神社の境内にあり忍路神社の本殿も一緒に載せておきます。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「北海道大学共同利用施設忍路臨海実験所」     
       
 
所在地 忍路1丁目460
建築年 大正13(1924)年
指定等 
館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
忍路港は天然の湾になっており強風の日でも波浪が発生しないことから
臨海実験に適している。
 
実験場は湾の最奥にあり途中で関係者以外立ち入り禁止の札がある
写真はすべて敷地外からズームで撮影した。
 
それにしても映える建物がこんな場所にあるとは驚きだ
よく管理されているようでとてもきれいである。
季節は10月、紅葉も相まって映画のロケにでも使いたいようなシチュエーションだね。
 
ちなみに子供の頃に湾から出て小樽側に戻るところでよく海水浴をした
その昔でもアワビやウニを採っていると思われ漁船が監視に来たのを思い出した。
また忍路には北海道でも人気1.2のパン屋さんがある。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「S氏宅」 旧阿部三郎宅     
       
 
所在地 
建築年 大正15(1926)年
指定等 
館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
こちらは現在も住居とされているので町名も伏した。
大正時代のモダンな建物でこうして見ると廻りのどの新しい住宅よりも素敵だ。
何でも大正11年にあった住宅博覧会に影響を受けたモダン住宅である
新築時の図面を基に改修を行ったとのことで初代施主もきっと喜んでいることだろう。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
今回で「小樽の建築探訪」は終了です。
小樽には本に記載されている他に魅力的なレトロ建物が多いので
改めて紹介します。
 

小樽の建築探訪 106-唐門 108-徳源寺本堂 109-N氏宅 111-小樽高島診療所、渡辺宅 113-群来陣 114-旧手宮機関車室 

2021-04-21 23:10:11 | 小樽市

 

 

「唐門」 旧龍宮閣唐門      
       
 
所在地 オタモイ1丁目
建築年 昭和7(1932)年
指定等 
開館時 無し
休館日 無し
入館料 無し
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
旧龍宮閣唐門は以前は別の場所にあったらしい
現在は小樽の景勝地、オタモイ海岸から赤岩までの散策路の起点にある。
車で行くと右手に唐門が見えたらその先、左手にある駐車場に停める。(下るとつづら降りで海岸まで行く)
 
土の上を歩いて行くのは建築探訪では珍しい
直下に入ると思ったより大きく感じる門である。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
 
「旧伊藤整宅」 旧伊藤昌整宅      
       
 
所在地 塩谷1丁目13-6
建築年 明治42(1909)年
指定等 
開館時 *現存していません
 
作家の伊藤整が幼少から青年期まで過ごした家
切妻屋根に下見板張り、上げ下げ窓が付く。
その後は物置に転用していたが平成7年、国道5号の拡幅工事で解体した。
 
 
 
 
 
「徳源寺本堂」      
       
 
所在地 塩谷2丁目25-1
建築年 明治30(1897)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 無し
休館日 無し
入館料 無し
 
 
 
 
 
 
 
 
 
徳源寺は本堂と龍神堂を併置する禅宗の寺院で、前述の龍徳寺も同様である
塩谷は国道5号を挟み海と山にくっきりと分かれる町で徳源寺は山側にある
少しの勾配を上がっていくと門と小樽市歴史的建造物の看板が見え
奥に本堂を望む。
 
境内にあるクロマツとイチョウは小樽市指定保存樹木になっている。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「N氏宅」      
       
 
所在地 錦町
建築年 明治期
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
N氏宅は通りから奥まった場所にあり、やや斜め方向でしか見ることは出来ない
初代は漁師として能登から来た その後は小樽の開発に務める。

玄関は「むくり」のある破風をつけ、天井も曲面を見せる
北側には離れもあり、蔵は二つ所有している。
 
住宅のある通りはN氏の名前を付けられているが小樽の開発に尽力した結果だろう。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
「吉田宅」 旧吉田医院      
       
 
所在地 高島3丁目
建築年 大正12(1923)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 *現存していません
 
吉田氏は鳥取県から移住した医師である
肛門科医としての名声は高かった。
木造でハイカラな洋館であり玄関上のバルコニーがあったらしい
また茶色と水色のコントラストが際立つ建物であったようだ。
 
 
 

 

 

 

 

「小樽高島診療所、渡辺宅」 旧高島町役場庁舎     
       
 
所在地 高島4丁目
建築年 昭和10(1935)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
 
高島は海から山側に繋がる狭い道路にバスが走っている
初めて見た時は、驚いたが小樽では普通のようだ。
その道路の真ん中くらいに旧診療所がある。
 
その前に旧高島町が小樽と合併したのは昭和15年
それまでここが町役場だった。
 
外壁は石綿セメント板で板をネジでとめている
現在は使われていないようだがかつての町役場を残して欲しいものです。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
 
「手宮3丁目第1分団消防器具置場」 旧厩町消防番屋     
       
 
所在地 手宮3丁目3-6
建築年 大正8(1919)年ころ
指定等 
開館時 *現存していません
 
かつてこの地は厩町と言われたようだ
この建物は街の火の見やぐらとしてランドマークになっていた。
半鐘が吊るされていたので火災時は鳴らされていたことだろう。
 
 
 
 
 
「群来陣」 旧白鳥永作番屋    
       
 
所在地 祝津3丁目145
建築年 明治10(1877)年
指定等 小樽市歴史的建造物 都市景観賞
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
小樽水族館やホテルノイシュロス(旧天望閣)、祝津展望台へ行くには
この建物から左折する。
 
付近にこのような番屋が数軒あり祝津らしさを物語っている
白鳥家番屋は祝津最古の番屋であり、北海道の漁家の古い形態を伝えている。
 
網元とヤン衆の居住部分が大屋根で一体になり二つある玄関が分けている
外壁がきれいなのは平成10年まで飲食店の群来陣が営業していたからだろう

現在は残念ながら閉鎖されたままのようである 何とか再利用できないものか。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
 
「旧手宮機関車室」     
       
 
所在地 手宮1丁目3-2
建築年 明治18(1885)年
指定等 国指定重要文化財
開館時 9:30~17:00
休館日 火曜日(祝日の場合は翌日)
入館料 一般400円(冬期300円)、高校生・市内在住の70歳以上の方200円(冬期150円)
入館料(2館共通)本館、運河館に入館できます(二日間有効)
        一般500円、高校生・市内在住の70歳以上の方250円
        手宮洞窟保存館にも入館できます(開館中の有効期間内に限る)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
小樽市総合博物館は、平成19年、旧小樽交通記念館に小樽市博物館と小樽市青少年科学技術館の機能を統合し、開館した。
市内の博物館は運河と、この本館と二つあり徒歩圏内なので共通の入場券を販売している。
 
旧交通記念館だけあって本館は鉄道関係の展示が多い 屋内、屋外とも見どころが多く鉄道ファンでなくとも楽しめる
明治13年、手宮~札幌間に日本で3番目の鉄道が開通した
ここにある機関庫は近代小樽発祥の記念建築である。
 
構内にある機関庫は我が国最古の機関庫が現存しており、一目で歴史的建物とわかる
また周囲には小さいながらも危険物倉庫やオリジナルのマンホール、貯水槽などもあり
一緒に見ておきたい。

 
2020年11月撮影
 
 
 
 
 
 

小樽の建築探訪 96-旧作左部商店蔵 ~ 105-坂宅

2021-04-19 23:32:22 | 小樽市

 

「旧作左部商店蔵」      
       
 
所在地 住吉町15-3
建築年 明治前期
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
この蔵は小樽に残る希少な土蔵造りで、防火に工夫をすると言われています
外壁と屋根は土で塗り、その外側を保護するために板を張り、屋根に鞘と呼ぶ二重の屋根をかける。

白い箇所を塗りなおしたようできれいだ
保存状態は良好であるという。
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「イトウ舩旗や」 旧小堀商店      
       
 
所在地 住吉町14-4
建築年 昭和7(1932)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
 
重厚な黒色が特徴で、竣工当時は開口部はすべて防火シャッター、二重窓で内部はスチーム完備だったが現在はどうか?
小堀商店から旭商事を経て昭和63年に創業明治2年のイトウ染舗が工場に転用している。
建物前に置いてある錨は大漁旗の作成によるものかは不明。

本社は堺町にあるので大漁旗、のれん、幕ほかなど気軽に見に来てほしいようだ。
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「旧田中商店」      
       
 
所在地 住吉町16-11
建築年 明治前期
指定等 
開館時 *現存していません
 
木骨石造の初期遺構と思われる
特徴はうだつがあること、内部の商品陳列棚がひな壇になっていたそうだ。

 
 
 
 
 
「龍徳寺本堂」      
       
 
所在地 真栄1丁目3-8
建築年 明治9(1876)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 無し
休館日 無し
入館料 無し
 
 
 
 
 
 
 
龍谷寺本堂は小樽で建立した最古の寺院本堂です
他に境内には明治22年の金毘羅堂、と鐘楼、それと小樽市指定の保存樹木
「夫婦銀杏」がある。
 
札幌から小樽市内へ向かうとき突き当りにあるので右折する
隣に勝納川が流れ、向かいの南樽市場の横から春にはたくさんの鯉のぼりが渡される。
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「北海道開発局小樽開発建設部 小樽港湾建設事務所守衛所旧北海道庁土木部小樽築港事務所見張所      
       
 
所在地 築港2-2
建築年 昭和10(1935)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
 
ウイングベイ小樽と海との間の道路、小樽港縦貫線を走り
平磯岬の右折の手前にある、ちょっとした目立たない建物が旧見張り所だ。
 
中はガラス戸越しに覗くだけだが、かつては工事記録などの資料を展示していたとのこと
すぐそばに北防波堤があるがその築港事務所の見張り場所として建てられ
屋根にあるのはサイレン塔です。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 

 

 

 

「和光荘」 旧野口喜一郎宅      
       
 
所在地 潮見台2丁目4-1
建築年 大正11(1922)年
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
和光荘までは2通りのルートがあるようだが?今回はナビに従い手前側から奥に進み、車止めの駐車スペースから歩いて行く。
目の前に橋があるので渡ると左に和光荘が見えて来た。
 
これが個人住宅かと思えぬほどの規模に感じた
造りはまさに大正ロマン 円形の池に石積みの3連アーチ 白く塗られた手すりや柱がなんとも言えず上品な風格がある。
 
ここは元北の誉酒造の2代目野口喜一郎氏が建築した
下を見下ろせば自社の北の誉が見える位置にある。
また遠いが対岸からは木々越しに和光荘の正面を見ることが出来る。
 
看板に書いているように、天皇、皇后両陛下が昭和29(1954)年に来道のおり宿所とされた由緒ある建物で
洋館が目立つが和室も日本庭園もあり豪邸である。
 
1948年に和光産業によりホテルとなり、1950年に北海ホテル、1956年に北の誉酒造が買収し2代目社主の住宅を取得した。
その後2009年に再び野口家の所有となり内部を有料で公開もしていたが、
2018年に中国系企業に買収され一時は有料公開もしていた
2021年現在は閉鎖されたままになっておりHPもいつの間にか削除されたし今回通った通路も進入禁止になったようだ
去就が心配される。
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「宗円寺本堂」      
       
 
所在地 潮見台1丁目19-10
建築年 江戸時代(明治44年移築)
指定等 
開館時 *現存していません
 
宗円寺自体は現存しており、北海道指定有形文化財「木造五百羅漢像」が保存されていることで見に来る人も大勢います。
坂の多い小樽の中でも結構な勾配の途中にある 車でも行けるが道が狭いので注意を。
本堂は松前から小樽まで運んで来たもので平成12年に解体され新本堂に代わった。
 
 
 
 
 
 
 
「潮見台浄水場管理棟」      
       
 
所在地 潮見台1丁目19-10
建築年 昭和2(1927)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大事な浄水場なので敷地内には入れない
雪が積もれば柵を超えるので入ることは出来るがそれは止めよう。
外側からでもズームだが何とか撮影が出来る。

事務所棟や管理棟と、道程にある赤い円形のポンプ場は何故かメルヘンチックで別世界のようだ。
冬は除雪しているか不明だし、夏場はマムシが出るので注意の看板あり。
それだけ山の中ということ。
 
 
2021年3月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「銀鱗荘」 旧猪俣安之丞宅     
       
 
所在地 桜1丁目1-13
建築年 明治33(1900)年
指定等 小樽市歴史的建造物 都市景観賞
開館時 宿泊施設です
休館日 無し
入館料 宿泊施設です
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
小樽築港から朝里へ抜ける平磯岬の小高い山の上にあるのが銀鱗荘
この建物は余市から猪俣宅を移築したものだ。
 
猪俣家宅はニシン漁により一代で築いた余市随一の大邸宅であった
屋根の上にシャチホコを乗せたのは移築後で小樽らしさを表現するためでは?と言われている。
印象的な望楼や漁網倉庫跡、75畳の大広間と今でも見どころは多い。
 
現在は家具の「ニトリ」の所有となり洋風の新館も併せて、小樽でも指折りの高級旅館ホテルとして営業している。
360度の展望はまさに小樽を見下ろすことが出来る
またランチ付き日帰り入浴コースもあるので気軽に内部を見れそうだ。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「坂宅」 旧坂敏男宅     
       
 
所在地 見晴町
建築年 昭和2(1927)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 *現存していません
 
 
現存していないのに写真を載せたのは小樽の建築探訪の中で最も見たかった建物の一つで、
何と言っても田上義也の代表作である。
また映画「Love Letter」の主人公の家として多用され多くのファンが訪れた家として有名であった。
 
高台にあり石狩湾を一望する絶好のロケーションで坂炭礦株式会社の坂敏男氏の別荘であった。
赤屋根と壁のピンク色から「赤別荘」と呼ばれた。
 
2007年、火災により焼失し
現在は別の所有者が新築をしている。
非常に残念だ。
 

小樽の建築探訪 85-立正佼成会小樽教会 ~ 90-佐野貸家

2021-04-14 21:09:14 | 小樽市

 

 

「立正佼成会小樽教会」 旧遠藤又兵衛邸     
       
 
所在地 富岡1丁目9-4
建築年 明治39(1906)年
指定等 小樽市歴史的建造物 都市景観賞
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
旧遠藤邸は富岡にありお屋敷町で地元では有名です
ここから山側はさらにお屋敷が多くなり、すぐ下に小樽市警察署がある。
 
元は海産物商であった遠藤氏が建築し、数度の施主を変えながら現在は立正佼成会の所有となっている
かつては取り壊しも懸念されたが関係者の努力によって主要部分は残された。
 
瓦屋根の外観から純和風の建物に見えるが玄関横に白いペイウィンド付きの洋風応接室が組み込まれた。
秋には敷地内やレンガ壁に紅葉した葉や蔦が絡まりより建物を美しくしている。
 
 
2020年11月、21年4月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「カトリック富岡教会」      
       
 
所在地 富岡1丁目21-25
建築年 昭和4(1929)年
指定等 小樽市歴史的建造物 都市景観賞
開館時 無し
休館日 無し
入館料 無し
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
小樽商大への坂道を地獄坂と言うがカトリック富岡教会は地獄坂から結構奥まったところに建っている。
尖塔は塗装を終えたばかりで赤色が眩しい。
 
小樽の風景の一つと言ってもよい教会は軟石積み
礼拝堂は2階にあり、だれでも気軽に入ることが出来る。
 
外部の美しさはもとより
内部から見るステンドグラスの色彩の美しさと荘厳さ
まさに絵画そのものと言われる。
 
訪問時は誰もおらずありがたく内部を拝見させていただいた
季節的に紅葉もあり美しさに拍車をかける。
 
裏手には司祭館があるが、ここは内部は見れないので外観だけ
隣接している藤幼稚園は改築前は趣のある建物だったようです。
 
 
2020年11月撮影
 
 
 
 
 
 
 
 
「小樽警察署」      
       
 
所在地 富岡1丁目7-1
建築年 昭和12(1937)年
指定等  
開館時 一般公開はしていません
 
*現在は改築されています
 
 
上記は改築後の写真だが、市民の要望もあり丸窓や玄関の飾り模様など
新庁舎にデザインが引き継がれている。
 
 
2021年4月撮影
 
 
 
 
 
 
 
 
「E氏宅」 旧高田治作宅    
       
 
所在地 富岡
建築年 大正14(1925)年
指定等  
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
旧高田宅は大正14年に田上義也が設計した第一号の住宅作品です
その第一号がまだ現役なのは歴代の施主さんが大事に使っているからでしょう。
 
富岡は坂が多く、見晴らしがよい
この住宅は角地に立ち見晴らしがよいだろう
田上さんもこの地に立ち方角や景色などで設計をしたと思われる
角ばった建物、階段部の縦長窓など初期の特徴が出ている。
 
 
2020年11月、21年4月撮影
 
 
 
 
 
「S氏宅」 旧島谷汽船(株)社長宅   
       
 
所在地 富岡
建築年 昭和15(1940)年
指定等 小樽市歴史的建造物 
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
この建物には車では行けません
住宅街の中にあるが車1台も入れないような細い路地を上がって行きます。
 
さらに玄関までは階段か、門を超えてスロープを行くので敷地内になり
私はそれ以上は進まなかった。
 
ぐるっと回った丘陵の頂上付近から建物の裏側屋根を、途中から全景ではないが正面を見ることが出来た。
瓦屋根に黄色い壁は北海道建築では中々お目にかかれないであろう。
 
時期的に紅葉の真っ盛りで色を添えてくれた。
別の訪問レポートでは無人のようだとのことだが
はて自分では階段の上ギリから覗くぐらいしか度胸はない。
 
 
2020年11月撮影
 
 
 
 
 
 
「佐野貸家」    
       
 
所在地 緑
建築年 昭和8(1933)年
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
小樽市民会館、公会堂の間の道路を緑町側に降りたところに、同じようなスタイルの住宅が並んでいる
良く見ると3軒が同じで出窓も変わらない
それどころか大きな改修もなさそうである。
 
昭和8年の建築とあるがもうすぐ築90年になるじゃないか
付近の家は変わったろうに目の前の川とこの住宅は変わらぬ風景を与えてくれる。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 

 

 

 

「小樽ゲストハウス、Pasta Club」 旧杉森喜一郎宅    
       
 
所在地 緑3丁目9-5
建築年 昭和4(1929)年
指定等 小樽市歴史的建造物
開館時 ランチタイム 11:30~15:00 ディーナータイム 18:00~21:00 
休館日 火曜日(不定休) ※冬季クローズ12月末~3月末
入館料 無し
 
 
 
 
 
 
 
旧杉森邸は当時昭和初期としては個人宅として珍しい鉄筋コンクリート造りで
隣に蔵も併設している。
 
場所は小樽の有名な坂の一つ、地獄坂を小樽商大に向かって上がり
旧小樽商業高校を過ぎたところで左に入り、車1台がやっとの坂を上ると途中にある。
 
西洋館の外観とは裏腹に内部は和室というユニークな組み合わせだった。
現在は洋館はイタリアンの「Pasta Club」が1階を、2階は「小樽ゲストハウス」が3室の客室
それと蔵は1室だけの宿泊施設として営業をしている。
 
屋上のテラスには宿泊者用のベンチが置かれ小樽の夜景を満喫できるそうだ。
 
 
 
2020年11月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「北の誉酒造(株)小樽工場」 旧石橋商店醤油工場    
       
 
所在地 奥沢1丁目21-15
建築年 明治32~大正15(1899~1926)年
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
*現在は さくら食品(株)
 
 
 
 
 
 
*2011年ストリートビューより
 
「北の誉酒造」はかつて小樽を代表する大手酒造メーカーであった
創業は明治23(1890)年に丸ヨ野口商店が始まり
平成28(2016)年に他企業に吸収合併され小樽工場は廃止された。
 
その昔は工場、倉庫、記念館など街のランドマーク的な建物群であったが
記念館は現在は「さくら食品」がアイスクリームなどの販売をしている。
 
ストリートビューにはかつての趣がある事務所棟が写っているが
現在は取り壊されており残念だ。
倉庫の写真には建物があったであろう痕跡が付いている。
 
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「岡川薬局」     
       
 
所在地 若松1丁目7-7
建築年 昭和5(1930)年
指定等 小樽市歴史的建造物 都市景観賞
開館時 火,水,金,土 11:30-20:00 (lo 19:30) 日,祝日 11:30-18:00 (lo 17:30)
休館日 月曜、木曜
入館料 無し
 
*現在はCafeWhiteとして営業しています
 
 
 
 
 
 
 
 
初代岡川氏がこの地で薬舗を始めたのは明治28年だった
昭和に入り建物の老朽化と商売が繁盛していたため2代目が当時としては斬新な店舗兼住宅を新築した。
 
屋根にマンサード屋根をかけ窓も洋風になっている
当時は2階の外壁に丸いベランダがあったようだ。
 
現在は薬局としての役割を2005年に終え、岡川家の所有から移ったが敬意を表し名前を残しながら
宿泊を軸としたビジネスモデルを始動している。
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「新谷宅」 旧新谷商事(株)     
       
 
所在地 若松1丁目
建築年 昭和5(1930)年
指定等 
開館時 *現存していません
 
現存当時は一角に堂々と建つ洋館の趣に驚かれたようだ
本来は木炭を扱う店舗兼住宅
この建物は無くなってかなり惜しい建物だ。
 
 
 
 
「池田宅」 旧遠藤精麦検査所     
       
 
所在地 若松2丁目
建築年 大正10年代後半
指定等 
開館時 *現存していません
 
検査所の後は産婦人科が引き継いだ
最後は鋸工作所だったらしい
白地の下見板張りに上げ下げ窓が印象に残る建物のようだ。