「旧日本郵船株式会社 小樽支店」
建築年 明治39(1906)年
指 定 国指定重要文化財
住 所 小樽市色内3丁目7番8号
※HPより
国指定重要文化財 旧日本郵船株式会社(NYK)小樽支店は1906年に完成した、日本の近代洋風建築完成期を代表する建物の一つです。
さらに、地元産の石材を使用した石造2階建の本建物のつくりは重要文化財の中でも珍しいです。設計者は佐立七次郎(さたちしちじろう)(1856‐1922)、日本で最初の建築家養成機関、工部大学校造家学科の第一期卒業生4人のうちのひとりです。
英国の建築家、Josiah Conder(1852‐1920)に学んだ「近世ヨーロッパ復興様式」を忠実に守りながら、重厚さと繊細なデザインを両立させた石造2階建の作品です。
細部にわたる美しいデザインと建築美をお楽しみください。
開館時間 | 午前9時30分〜午後5時 |
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休館日 |
火曜日(祝日の場合は翌平日) 年末年始(12月29日から1月3日まで) |
入館料 |
一般300円 高校生・市内にお住まいの70歳以上の方150円 中学生以下無料 |
小樽市を代表する歴史的建造物
2回目の大規模修繕のため令和2年から閉館し、令和7年4月25日から開館した。
古くからの市民には昭和31年からの「小樽市博物館」時代が懐かしい
私も小学生のころよく商売をしていた親父の軽トラで行ったものだ。
なので私の記憶では博物館で止まっている
もちろん中は覚えていないのだが。
それにしても素敵に治していただいたものだ
この建物が2階建てとは思えない。
隣も向かいも歴史的建造物が立ち並ぶ
「旧日本郵船㈱小樽支店残荷倉庫」
「旧 日本石油㈱ 倉庫」
「旧茨木家倉庫」
昔は正面玄関の左右が駐車スペースだったと記憶しているが
向かって右端に駐車場がある
そして玄関は何となく記憶がある
当時から石造りの重厚さは子供でも覚えていたよ。
中に入り、靴を脱ぎスリッパに履き替える
入場料を支払い1階から順に見学する
この1階はどことなく同じ小樽市の旧日本銀行小樽支店と似ているように感じた。
「白山丸模型」
「第一応接室(非公開)」
「金庫室」
1階は映画「Love Letter」のロケ地として有名
主人公が勤務する小樽市立図書館になった
主演の中山美穂さんがタイプライターをうっていたのは「支店長室」
2階へ上がるが、やはり階段も見ものだ
1階の奥には木造の建物があり接続されていた
これは初めての情報で、裏手にこんな箇所があったとは驚いた
「トイレ」
「球戯室(非公開)」
その後、2階の色んな部屋を見学
小樽軟石(小樽天狗山・奥沢産)で造られている
次に「会議室」が見学のメインでしょう
カーテン、シャンデリア、絨毯などが失われていたが、竣工時の写真をもとに1987年の工事の時に復元されたとある。
「金唐革紙 展示」
明治から昭和初期の金唐革紙(旧製品)が現存する主な日本の建築物の1棟である
第一回目の旧日本郵船小樽支店の修復工事の際、この壁紙の復元のために研究所が出来たくらい有名なものだった。
裏手の旧手宮線から見る本館と左に見える石造り平屋の間に木造部分がある。
個人的には入場料以上の見学価値があり、来て良かった。
充実な時間を過ごすことが出来、併せて歴史の確認にもなり勉強した気分だ
また来年も行きたい。
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