一日3分で
ウエスト11cm、
9cm縮小、
二の腕ほっそり!
女子大生も夢中
腰をひねり腕を振る……。
この動き、どこかで見たことがありませんか?
そう、昔懐かしい、おもちゃの「でんでん太鼓」です。
太極拳の準備運動であるこの体操は、
いつでも・どこでも・だれでもできて、
ウエストが細くなる、腰痛やひざ痛が消えると話題です。
皮下脂肪も内臓脂肪も燃やす
「でんでん太鼓体操」は
ウエスト引き締め効果絶大
◎皮下脂肪と内臓脂肪の両方を燃焼させる
「でんでん太鼓体操」と呼ばれるのは、楊名時太極拳の準備運動の一つである「回転のスワイショウ」です。
これは中国古来の健康法で、いくつかの種類があります。私が特にダイエットに効果的な体操として勧めているのが、ウエストをひねりながら腕を体に巻きつけるように振る、この体操です。
ちなみに、でんでん太鼓は中国から伝わった振り太鼓の俗称で、子どものおもちゃとして江戸時代に大流行しました。柄のある小さな太鼓に玉や鈴がついたひもが結びつけてあり、柄を持って回すことによって玉や鈴が太鼓の皮の面に当たって音が鳴ります。
ウエストをひねって、その勢いで腕を振る回転のスワイショウの動きが、でんでん太鼓を振ったときの様子に似ています。
私がスワイショウの中でも、このでんでん太鼓体操に特に注目しているのは、だれでも簡単にでき、しかも単独で行ってもすぐれたダイエットや健康増進効果、それに美容効果があるからです。
この体操には、2つの大きな効用があります。一つはウエストを引き締める効用、もう一つは皮下脂肪と内臓脂肪の2種類の脂肪をともに燃焼させる効用です。
でんでん太鼓体操を行ってウェストをひねると、肋骨が動くのがわかるでしょう。肋骨が動くと肋間筋と外腹斜筋という筋肉が連動して動き、それに伴って皮下脂肪と皮膚がひねられるので、ウエストの引き締めに効果があるのです。
肋骨は、その上部と下部で動きが違います。息を吸うと下部が横に広がりますが、さらに深く息を吸うと上部が上がり、しかも広がります。肋骨が動くと、呼吸筋が刺激されて呼吸力が上がり、酸素の消費能力が向上します。
呼吸力がつくということは非常に重要です。というのも、呼吸筋は姿勢を維持する筋肉でもあるので、呼吸力が上がると基礎代謝量(生きていくために最低限必要なエネルギー量)がアップするからです。
そして同時に血液循環やリンパ液の流れも促進されるので、脂肪が燃焼しやすくなります。血液循環が促進すると胃腸の働きが活発になり、このことも内臓脂肪の燃焼を高めます。
でんでん太鼓体操は、以上のようなメカニズムによって皮下脂肪だけではなく内臓脂肪も燃焼するので、ウエストが引き締まるだけでなく、全身のダイエットに効果的なのです。
実際、ウエスト引き締め効果とダイエット効果は、すばらしいものがあります。半年間でウエストが10cm細くなり、体重が10kgへったという人も少なくありません。
◎肩こりは88%、腰痛は100%効いた
この体操の効用はダイエットにとどまりません。体の不足している機能を補うので、さまざまな症状の改善に効果が得られます。
便秘がちな人は便秘が、下痢しやすい人では下痢が解消します。冷え症、不眠症、頭痛、耳鳴、肩こり、腰痛などがある場合も同様です。
以前、太極拳教室の生徒さんの中で肩こりや腰痛がある人たちにでんでん太鼓体操を1カ月間続けてもらい、効果を調べたことがあります。その結果は、肩こりの人では17名中15名(88%)で症状が改善し、腰痛の人では17名全員(100%)の症状が改善したのです。
また、血圧については、高血圧は下げ、低血圧は上げるというように、どの人の場合もちょうどよい数値にコントロールされます。
この体操は、胴体をウエストの位置で左右に回転させ、胴体のひねりに合わせて両手を左右に振るだけととても簡単です。
体を回すというと、女性はおしりを振る人が少なくありません。おしりではなく、胴体をひねってください。実感としては、ウエストをひねるつもりで行うとよいでしょう。
ひねる速さは自然に任せてください。というのは、一種の振り子運動ですから、やっているうちに自然と一定のスピードになるからです。終了するときは、いきなり止めるのではなく、徐々にスピードを落としましょう。
なお、女性はメニエール病(内耳性のめまいの一種)になりやすい体質の人がいて、そういう人はでんでん太鼓体操を行って首を振るとめまいがする場合があります。その場合、正面を見て、首から上を動かさずに行ってかまいません。
初めて行う場合、一日1回、1~2分間から始めましょう。でんでん太鼓体操は一見楽に見えますが、最初のうちは1分間続けるのは案外たいへんです。慣れてきたら一日1回、3分間行うのが基本です。
また、目的に応じてより大きな効果を上げるには、コツがあります。
内臓脂肪を効率よく燃焼させるためには、食前に1分間程度行いましょう。胃腸の働きが促進するので、内臓脂肪の燃焼が高められます。ただし、やりすぎると交感神経(自分ではコントロールできない自律神経は、活動する神経といわれる「交感神経」と、休む神経といわれる「副交感神経」の2つに分類される)が興奮して食欲をおさえてしまうので、注意してください。
また、寝る前にでんでん太鼓体操を行うと、筋肉にたまった疲労物質・乳酸などの老廃物の排せつが促進されます。この場合も、やりすぎると交感神経を興奮させて眠れなくなることがあるので、1分間程度でやめましょう。
血液循環の促進に主眼を置くなら、ある程度ゆっくり行うほうが効果的です。ゆっくり行うと交感神経の緊張がおさえられ、副交感神経が優位になります。副交感神経は、血管を拡張して血流を促進します。
血流がよくなると手足が温かくなって心身がリラックスし、不眠や冷え症の改善に効果があります。
中部内家研究会代表・中部学院大学非常勤講師 橋 逸郎
マキノ出版発行「ゆほびか」7月号より
この1年間、私は腰痛に悩まされています。ドクターには薬で痛みを抑えてあとは腹筋と背筋のトレーニングをしろといわれています。どうも芳しくありません。
しかしこの「でんでん太鼓体操」は痛いところに直接作用しているような感覚があります。ウエストも58cm(フトモモだったかな)になりました。
詳しい資料欲しい方用意します。また、グラウンドで私、でんでんしています。よろしかったら声をかけてください。ご説明します。
ウエスト11cm、
9cm縮小、
二の腕ほっそり!
女子大生も夢中
腰をひねり腕を振る……。
この動き、どこかで見たことがありませんか?
そう、昔懐かしい、おもちゃの「でんでん太鼓」です。
太極拳の準備運動であるこの体操は、
いつでも・どこでも・だれでもできて、
ウエストが細くなる、腰痛やひざ痛が消えると話題です。
皮下脂肪も内臓脂肪も燃やす
「でんでん太鼓体操」は
ウエスト引き締め効果絶大
◎皮下脂肪と内臓脂肪の両方を燃焼させる
「でんでん太鼓体操」と呼ばれるのは、楊名時太極拳の準備運動の一つである「回転のスワイショウ」です。
これは中国古来の健康法で、いくつかの種類があります。私が特にダイエットに効果的な体操として勧めているのが、ウエストをひねりながら腕を体に巻きつけるように振る、この体操です。
ちなみに、でんでん太鼓は中国から伝わった振り太鼓の俗称で、子どものおもちゃとして江戸時代に大流行しました。柄のある小さな太鼓に玉や鈴がついたひもが結びつけてあり、柄を持って回すことによって玉や鈴が太鼓の皮の面に当たって音が鳴ります。
ウエストをひねって、その勢いで腕を振る回転のスワイショウの動きが、でんでん太鼓を振ったときの様子に似ています。
私がスワイショウの中でも、このでんでん太鼓体操に特に注目しているのは、だれでも簡単にでき、しかも単独で行ってもすぐれたダイエットや健康増進効果、それに美容効果があるからです。
この体操には、2つの大きな効用があります。一つはウエストを引き締める効用、もう一つは皮下脂肪と内臓脂肪の2種類の脂肪をともに燃焼させる効用です。
でんでん太鼓体操を行ってウェストをひねると、肋骨が動くのがわかるでしょう。肋骨が動くと肋間筋と外腹斜筋という筋肉が連動して動き、それに伴って皮下脂肪と皮膚がひねられるので、ウエストの引き締めに効果があるのです。
肋骨は、その上部と下部で動きが違います。息を吸うと下部が横に広がりますが、さらに深く息を吸うと上部が上がり、しかも広がります。肋骨が動くと、呼吸筋が刺激されて呼吸力が上がり、酸素の消費能力が向上します。
呼吸力がつくということは非常に重要です。というのも、呼吸筋は姿勢を維持する筋肉でもあるので、呼吸力が上がると基礎代謝量(生きていくために最低限必要なエネルギー量)がアップするからです。
そして同時に血液循環やリンパ液の流れも促進されるので、脂肪が燃焼しやすくなります。血液循環が促進すると胃腸の働きが活発になり、このことも内臓脂肪の燃焼を高めます。
でんでん太鼓体操は、以上のようなメカニズムによって皮下脂肪だけではなく内臓脂肪も燃焼するので、ウエストが引き締まるだけでなく、全身のダイエットに効果的なのです。
実際、ウエスト引き締め効果とダイエット効果は、すばらしいものがあります。半年間でウエストが10cm細くなり、体重が10kgへったという人も少なくありません。
◎肩こりは88%、腰痛は100%効いた
この体操の効用はダイエットにとどまりません。体の不足している機能を補うので、さまざまな症状の改善に効果が得られます。
便秘がちな人は便秘が、下痢しやすい人では下痢が解消します。冷え症、不眠症、頭痛、耳鳴、肩こり、腰痛などがある場合も同様です。
以前、太極拳教室の生徒さんの中で肩こりや腰痛がある人たちにでんでん太鼓体操を1カ月間続けてもらい、効果を調べたことがあります。その結果は、肩こりの人では17名中15名(88%)で症状が改善し、腰痛の人では17名全員(100%)の症状が改善したのです。
また、血圧については、高血圧は下げ、低血圧は上げるというように、どの人の場合もちょうどよい数値にコントロールされます。
この体操は、胴体をウエストの位置で左右に回転させ、胴体のひねりに合わせて両手を左右に振るだけととても簡単です。
体を回すというと、女性はおしりを振る人が少なくありません。おしりではなく、胴体をひねってください。実感としては、ウエストをひねるつもりで行うとよいでしょう。
ひねる速さは自然に任せてください。というのは、一種の振り子運動ですから、やっているうちに自然と一定のスピードになるからです。終了するときは、いきなり止めるのではなく、徐々にスピードを落としましょう。
なお、女性はメニエール病(内耳性のめまいの一種)になりやすい体質の人がいて、そういう人はでんでん太鼓体操を行って首を振るとめまいがする場合があります。その場合、正面を見て、首から上を動かさずに行ってかまいません。
初めて行う場合、一日1回、1~2分間から始めましょう。でんでん太鼓体操は一見楽に見えますが、最初のうちは1分間続けるのは案外たいへんです。慣れてきたら一日1回、3分間行うのが基本です。
また、目的に応じてより大きな効果を上げるには、コツがあります。
内臓脂肪を効率よく燃焼させるためには、食前に1分間程度行いましょう。胃腸の働きが促進するので、内臓脂肪の燃焼が高められます。ただし、やりすぎると交感神経(自分ではコントロールできない自律神経は、活動する神経といわれる「交感神経」と、休む神経といわれる「副交感神経」の2つに分類される)が興奮して食欲をおさえてしまうので、注意してください。
また、寝る前にでんでん太鼓体操を行うと、筋肉にたまった疲労物質・乳酸などの老廃物の排せつが促進されます。この場合も、やりすぎると交感神経を興奮させて眠れなくなることがあるので、1分間程度でやめましょう。
血液循環の促進に主眼を置くなら、ある程度ゆっくり行うほうが効果的です。ゆっくり行うと交感神経の緊張がおさえられ、副交感神経が優位になります。副交感神経は、血管を拡張して血流を促進します。
血流がよくなると手足が温かくなって心身がリラックスし、不眠や冷え症の改善に効果があります。
中部内家研究会代表・中部学院大学非常勤講師 橋 逸郎
マキノ出版発行「ゆほびか」7月号より
この1年間、私は腰痛に悩まされています。ドクターには薬で痛みを抑えてあとは腹筋と背筋のトレーニングをしろといわれています。どうも芳しくありません。
しかしこの「でんでん太鼓体操」は痛いところに直接作用しているような感覚があります。ウエストも58cm(フトモモだったかな)になりました。
詳しい資料欲しい方用意します。また、グラウンドで私、でんでんしています。よろしかったら声をかけてください。ご説明します。