アカデミックな雰囲気にぴったり♪
京都に行くとついつい足を運んでしまうのが大学の食堂。基本、リーズナブルなのと、京都の大学は建物自体が美しいものも多く、そこに居るだけで楽しいのです。
京都御所を訪れた日のランチは、京都大学内のフレンチレストラン『ラトゥール』でいただきました
今年で10周年を迎えるこちらのレストランは京都大学のシンボル・時計台記念館の1階にあります。
大正14(1925)年設立の時計台は2003年に改修工事を終えて耐震はばっちり、ホールなどは最新の設備です。
高い天井にクラシカルな調度品が素敵です
客の8割は女性でした
この日はスープ、メインディッシュ、デザートのコースをチョイス。
薩摩芋のポタージュスープ。
豚肉のトマト煮込みレンズ豆のラグー添え。
ココナツのケーキとベリーのソルベ。
どれも上品なお味で外れなし
フレンチと言うと濃厚なソースをイメージしてしまいますが、こちらはあっさりという訳ではないですが、クドくなる手前でぐっと味をひき締めている感じ。薩摩芋のポタージュは和のテイストもちらり。素材もとてもいいものを使っているように思います。
学内にあるレストランですが、黒い制服のナイスガイ・ギャルソンがきめ細やかにサーブしてくれるし、ワインも結構そろっているようで、「学食」という感じは全くありません。女性客が多いのもうなずけます。土曜日ということもあって学生はほとんど見当たらず、観光客や地元の方々ばかりでした。
それでも窓から見える景色は間違いなく大学のキャンパスで、学生たちがひたすらダブルダッチを練習しています。学問に限らず好きなこと没頭する、まじりっ気なしの情熱はすがすがしく、身についた世間の垢を落としてもらっている気分です
帰りにグッズショップを覗いてみました。特殊技術を使って作られた透明標本のボールペンや、シーボルトの日本動物誌のポストカードなど興味深いものがたくさん。博物館もあるようですね。
ワンダーランドな気配に好奇心がムラムラ(笑)。日を改めてまた潜入してみたいと思います