どこも真田だらけ。
おそらくここ10年で最高の盛り上がりをみせている九度山は、いたるところが六文銭と赤い色で彩られています。
九度山駅。
駅からぶらぶらと真田のみちを通り抜け、まず向かったのが『真田の抜け穴』。
緩やかな坂をくだった先にあります。
真田の抜け穴『伝説』。
大坂城への抜け道という伝説が残っているのですが、本当は横穴式の古墳だそうです^^;
きっと、日韓共催のワールドカップで来日し、滞在した外国人選手たちを町の住人が肩入れして応援するような盛り上がりがこんな伝説を作ってしまったんでしょうね 「あの真田さまがこの九度山に・・・!」みたいな(笑)。
大河ドラマでエピソードが放送されてから売り切れ続出という噂の真田紐ですが、もちろん九度山では購入可能です。真田グッズを取り揃えた招福庵さん、地元の方御用達の梅下百貨店さんなどいくつかありますが、真田の抜け穴のすぐ近くに真田紐研究会というところがあって、こちらでは、なんと実際に織っている様子を見学できるんです。
お願いして手元を撮らせていただいてのですが、慌てていたので1枚は手にピントが合ってしまい、もう1枚は肝心の織っている部分が見えない^^;
ので合わせ技でご想像ください。
織るたびにきっちりと目を詰めていく様子はまさにドラマでやっていた通りでした!
実用的な真田紐は幅も長さもあって、その分お値段もそこそこするのですが、こちらにあるのはストラップがメインでお値段もリーズナブル。色違いがたくさんあってどれも可愛らしい。織りを担当している方は一人で、隣のテーブルで数人の女性が待機。ストラップに仕上げていきます。「あっという間に売り切れちゃうの~」と楽しそうに話す姿が印象的でした。
道の途中にお稲荷さまが。
賑わってます。
九度山で生活していた頃の真田父子の生活は相当困窮していたようで、決して楽しいことばかりではなかったでしょうが、それでもこうして「ここに居た」痕跡を残そうと九度山の人々が努力し続けてきたからには、きっと慕われていて、村人たちとの交流に慰められていた部分もあったのかなと思います。そんな素朴な生活から激動の大坂城へ。
終わってみるまで人生はわからない。
そんなことを考えながら、ぷらぷらと歩き続けています。