防災士日誌

自然災害における防災活動、救助訓練などの参加レポート

2011年 兵庫県南部地震 犠牲者追悼のつどい

2011-01-18 18:51:29 | Weblog

こんばんは


今年もまた、一昨日(1月16日)に兵庫県伊丹市の昆陽池で行なわれた、第16回 兵庫県南部
地震 犠牲者追悼のつどいに参加させてもらいました。
しかし天気予報で雪とあり、かなり冷え込むとの事でしたが・・・これがほんまに極寒で、若かり
し頃に空手をしていた時に極寒期に滝で寒稽古した時の事がよみがえりました。。。

昨年は、はじめの参加で知らない方ばかりでしたが、今年は懐かしい顔の方ばかりで、久々の
再会を喜ばせていただきました。

今年のテーマは『ともに・・・』(共に・・・、友に・・・、)で図案はこちらです。



こちらは、家族で手と手を取り、末来を象徴する鳥が描かれています。


図案が決まると、電気のコードリールを使用し、会場に図案どおりに線を描き、その上に土を盛
ります。
さらに、そこにロウソクをさしていきます。








上記の2枚は、夕方5時46分のお祈り用ですが、伊丹市の集いでは前日の夕方5時46分と
17日の早朝5時46分にお祈りします。
これは亡くなられた方々が、震災発生時の12時間前にいろんな時間を過ごしぬくもりを感じた
時間で、何も変わる事のないはずの当たり前の日常が震災によって、当たり前でなくなった事
に対して祈りを捧げます。

16日夕方5時46分、17日早朝5時46分にロウソクを点灯し鎮魂を祈ります。

ちなみに余談ですが、夕方の点灯時は風のせいで、なかなかロウソクに火が灯りません。。。
しかしユーアイアソシエーションの代表の方が「どんな風が吹こうが皆の気持ちが一つになれ
ば過去15回で火が灯らなかった事はありませんでした。皆の気持ちが一つになれば必ず灯り
ます」と激が飛ぶと皆が部分部分で壁をつくりながら火をつけていき見事に灯りました。

神戸の東遊園地のように竹の中にロウソクを入れて灯せばと思われる方もおられると思います
が、代表の方は亡くなられた方の数のロウソクを灯すという気持ちに私自身は本当に凄いなと
思いました。
来年もまた時間をつくり行きたいと思います。





今回も新たな出会いがあり、昨年お会いした方々との再会と改めて技術系災害ボランティア
のkurosawaさんに伊丹市でのボランティアを勧めていただき、感謝ですm(_ _)m

kurosawaさんのご友人である親子の方が宮城県より来られていて、岩手・宮城内陸地震を
体験された事などいろいろとお話しできた事はとても貴重でした。
またkurosawaさんのお仲間であられるS岡さんとは昨年初めてお会いしましたが、今回夕方
のお祈りが終わった後に親子の方を神戸の方に送るのにお伴させていただき、神戸から伊丹
に帰る時にいろいろと災害ボランティアの心構えなどを教えてもらい、また私がこれから携わろ
うとしている要援護者(障害児)の防災についても助言していただき、本当に感謝です。

他にもユーアイアソシエーションの皆さん、長野県のOさんや市議会議員のYさん、兵庫県内の
ボランティアさん、皆さんとお話しできた事は間違いなく私の心の財産です。

今回、17日は有給休暇をとっていましたが、会社で大事な要件があり午前中行かなくてはい
けなくて、会場の片づけが出来ずに帰らせてもらいましたが、皆さんの「お疲れ様」の温かい言
葉が感無量でした。

また来年もよろしくお願いします。

ありがとうございました。


兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)から16年が経ちますが、決して震災の事を忘れてはいけ
ないと思います。
私の息子は阪神淡路大震災を体験していませんが、この震災の事は映像などで見せているの
で凄い地震の被害だったという事はだいたい知っています。
また息子がもう少し大きくなれば伊丹市昆陽池で一緒にボランティアをして、震災の事をもっと
教えていき、息子自身いろいろと感じ、震災の事を考えてもらえればと思います。


1日遅れましたが、お亡くなりになられた6、434名の方々のご冥福をお祈りします。


合掌