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散歩道・52~キアシドクガ

 “よこやまの道”を走っているとミズキの大木に、白い蝶がたくさん舞っている。花はまだ咲いていないので蜜を吸っているわけでもなさそうだ。遠くの樹にも舞っているのが見える。その後、長池公園の“やまざとひろば”に進むと、そこのミズキにもまたたくさん舞っており、こんなのは見たことが無い。階段脇にあった説明板によると、これは蝶ではなくドクガの仲間の「キアシドクガ(黄脚毒蛾)」でミズキやクマノミズキの葉を食べるようだ。ここ数年、多摩地域で大発生が続いており、毒は無く人間に対して直接的な被害は無いが、大量に葉を食べられた樹が弱る可能性があり、中には樹1本が丸坊主にされてしまったこともあるらしい。大発生は5年ほどで終息するとされており、今後も状況を注視すると書かれている。階段の手摺りの下を見るとそこには大量の幼虫や蛹の姿があった。写真はオニタビラコにしがみついていた成虫で、名前の通り前肢には黄色い毛が密生しており、サングラスのような眼で翅は純白。
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ネジキ・5~栃本尾根

 長沼公園“栃本尾根”に生育する「ネジキ(捩木)」。ツツジ科ネジキ属の落葉小高木で、前年枝の葉腋から長さ7~8センチの総状花序を出す。小花の長さは8~9ミリの壺形で先端は浅く5裂している。ネジキの名はその樹皮が捩じれていることに由来する。
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アオハイゴケ

 せせらぎ緑道“せせらぎ橋歩道橋”上の水路でコンクリート壁を流れ落ちる水。そこに1㎡ほどコケが拡がっている。コケ図鑑を色々調べたがなかなかピッタリした写真が見当たらない。一番それらしいと思えたのが「アオハイゴケ(青這蘚)」。アオギヌゴケ科カヤゴケ属の蘚類で、渓流近くの水しぶきが掛かるような場所や水中に生育する。ここは渓流ではなく人工水路だが、その水は長池公園の“築池”や“姿池”から流れているもの。このコケは常に水をかぶっている。
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ノハカタカラクサ

 清水入緑地の林縁に咲いている「ノハカタカラクサ(野博多唐草)」。ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草で南アメリカ原産。昭和時代初期に観賞用に持ち込まれ各地で野生化している。草丈は30~40センチで花径は1.5センチ程度。花柄は紫色になり結実する。「トキワツユクサ(常盤露草)」とも呼ばれている。花の姿がそっくりなミドリハカタカラクサの花柄は緑色で結実しない。また良く似たブライダルベールはツユクサ科ギバシス属で花径が6~7ミリ。花弁はやや丸い。
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