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ギンリョウソウ・4~絹の道

 鑓水の“絹の道”に顔を出した「ギンリョウソウ(銀竜草)」。ツツジ科(←イチヤクソウ科)ギンリョウソウ属の多年性菌従属栄養植物で、葉緑素を持たず透明感のある白色で「ユウレイタケ(幽霊茸)」の別名もある。当地では長池公園、大平公園、清水入緑地などで見ているが、去年は観察のタイミングが悪く見られなかった。今年は中山地区の山道でも3年振りに見つけた。ギンリョウソウは“腐生植物”と呼ばれることもあるが、最近は“菌従属栄養植物”と呼ばれることが多い。
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ツクバキンモンソウ・2~高尾山6号路

 シソ科キランソウ属の「ツクバキンモンソウ(筑波金紋草)」。キランソウに似た薄紫色の花を付け、葉脈や葉裏が紫褐色になる。高尾山では“3号路”や“6号路”の山頂に向かう急階段付近で多く見られる。写真は“6号路”のもの。
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ホウチャクソウ・2~開花

 下柚木の山道に咲く「ホウチャクソウ(宝鐸草)」。イヌサフラン科(←ユリ科)チゴユリ属の多年草で、花の姿を寺院の屋根の四隅に吊り下げられた飾りの“宝鐸”に見立てて名付けられている。花被片は6枚で長さは3センチほど。花は下向きだが、少し傾けると6本の雄蕊が見えた。写真では見えないが雌蕊の柱頭は3裂している。じっと見ていると何かの顔に見えてきた。
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エンレイソウ

 奥高尾“逆沢作業道”で見掛けた「エンレイソウ(延齢草)」。シュロソウ科(←ユリ科)エンレイソウ属の多年草で、花は既に終り果実が出来始めていた。エンレイソウは花弁が無く花期に3枚の濃紫色の萼片が横向きに咲く。花に比べて葉は大きく、丸みを帯びた菱形で長さ20センチほどの葉が3枚ある。高尾山にはミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)が咲くようだが個体数は少ないようだ。
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オオトラノオゴケ

 今年はシダ植物を少しずつ覚えているところだが、合わせてコケ植物もできるだけ勉強しよう。写真は裏高尾“蛇滝”付近の岩肌に着生していた「オオトラノオゴケ(大虎之尾蘚)」。ヒラゴケ科オオトラノオゴケ属のコケ植物で、一次茎が地表を這い二次茎が立ち上がって枝を不規則に出す。
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