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コミヤマスミレ・1~高尾山6号路

 高尾山では一番遅く咲くスミレの「コミヤマスミレ(小深山菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で、福島県以西の沢沿いの暗く湿った場所にひっそりと咲く。花径は1センチほどで唇弁が短く横広なので、一見するとニョイスミレに見間違えそうになる。側弁の基部は有毛で、萼片も毛が多く反り返るのが特徴になる。葉の表面は色は変化が多く、写真のものは葉脈が暗緑色を帯びている。これは高尾山“6号路”の13番木橋付近のもの。
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ヤマブキソウ

 ケシ科ヤマブキソウ属の「ヤマブキソウ(山吹草)」。鮮やかな黄色い花がバラ科のヤマブキに似ていることから名付けられているが、ヤマブキは落葉低木でヤマブキソウは多年草。4枚の花弁は長さ3センチほどで、大きく開くと花径は5~6センチ。新緑の中で日差しを浴びて多数の雄蕊が花弁に映っている。これは片倉城跡公園のもの。
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ミズヒキ・2~若葉

 裏高尾“蛇滝”から高尾山“2号路”に向かって山道を登っていると、足元に斑の入った若葉が生えている。見たことが無いが、タデ科の葉に斑が入ることが多いのを思い出し、色々考えた結果、タデ科ミズヒキ属の「ミズヒキ(水引)」と判断した。これまで見ているミズヒキの葉の斑はV字形だったが、こんなのもあるようだ。葉脈を口に見立てると笑い顔になる。
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アオホラゴケ

 高尾山“6号路”の岩肌に密生している「アオホラゴケ(青洞苔)」。コケの名がつくが、コケシノブ科アオホラゴケ属のシダ植物。本州から沖縄までの林内の湿った岩などに生育する。葉は2~3回羽状深裂で長さは3センチほどになり、写真の1片の長さは2~3ミリ。
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タチツボスミレ・3~極小

 長池公園“梅林”付近で見られる「タチツボスミレ(立坪菫)」。横に普通サイズのタチツボスミレに並んでもらったが、そのあまりの小ささがおわかりだろう。花の直径はわずか5ミリしかない。図鑑にはタチツボスミレよりも小型の“コタチツボスミレ”があるが、それは佐賀県以南に分布しており当地には無い種。これをそう呼びたいが、やはり普通のタチツボスミレで大きさは栄養状態や環境などによる個体差とのことだ。
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