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散歩道・51~ベニカミキリ

 住宅地を走っていると目の前を赤い翅の物体が通り過ぎ地面に止まった。偶に見る体長2センチほどの昆虫だがもちろん名前は知らない。“赤い翅の昆虫”でネット検索すると、アカハネムシやベニコメツキがヒットしたが、写真のテントウムシのような黒紋が無いので違うようだ。更に調べてこれは「ベニカミキリ(紅髪切)」だとわかった。日本全国の平地から低山地の雑木林や緑地に生息し都市部でも見られる。翅は鮮やかな紅色で胸部には黒い斑点が並ぶ。良く似たヘリグロベニカミキリは上翅の後方に一対の黒点がある。ちなみに漢字は“髪切”であり“紙切”ではない。
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ランヨウアオイ

 鑓水の厳耕寺谷戸の林縁で見られる「ランヨウアオイ(乱葉葵)」。ウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草で、葉の表面に乱れる白斑があることから名付けられている。関東地方南西部、山梨県南部、静岡県東部の落葉樹林の林床などに生育する。
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カテンソウ・2~雌花序

 高尾山で多く見られる「カテンソウ(花点草)」。イラクサ科カテンソウ属の多年草で雌雄同株。雄花序は上部の葉脈に付き小さいものの開花は見つけ易い。写真は雌花序で下部の葉脈に固まって付くために探さないと見つからない。ひとつの雌花の長さは1ミリに満たない。
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ヒメフタバラン

 高尾山“4号路”で見られる「ヒメフタバラン(姫二葉蘭)」。ラン科フタバラン属の多年草で花期は3~4月。残念ながら場所を探しているうちに花が終わってしまい、見つかった時は2枚の葉だけだった。1枚の葉の長さは1.5~2センチで対生に付く。花は来年の宿題。
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タチチチコグサ

 大栗川遊歩道脇に咲いている「タチチチコグサ(立父子草)」。キク科ハハコグサ属の一年草~二年草でアメリカ大陸原産。草丈は30センチ以上にもなり、上半部の葉腋に小さな頭花を穂状に付ける。茎は根元で良く分枝し葉をたくさん付ける。葉の表裏の色はそれぼど違わず、花期には根生葉が無い。茎上方に付く葉の幅は3ミリ程度と狭く、中央の脈で2つ折りになり更に細く棒状に見える。アメリカ原産の外来種で「ホソバノチチコグサモドキ(細葉父子草擬)」とも呼ばれる。
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