長沼公園“野猿の尾根道”で咲き始めた「コアジサイ(小紫陽花)」。昨秋にここで果実を見ていたので開花を楽しみにしていた。コアジサイはアジサイ科(←ユキノシタ科)アジサイ属の落葉低木で、枝先に直径4~5センチの複散房花序を付ける。花序には装飾花は無くすべて両性花で、花弁は白く、雄蕊の花糸は淡青色をしている。
東京薬科大学“薬用植物園”奥の道端で見られる「シロミノヘビイチゴ(白実蛇苺)」。バラ科キジムシロ属の多年草で、牧野富太郎博士が栃木県で発見したとされているが、図鑑に記載は無くネット検索でも情報はほとんど無い。ここの名札には『全草の乾燥した物を生薬名で蛇苺(ジャモ)といい、解熱、通経に用いる。』とある。おそらく普通のヘビイチゴも同じ薬効があるのだろう。