goo

ミツガシワ・2~果実

 京王堀之内駅付近の“せせらぎ緑道”に群生している「ミツガシワ(三槲)」。ミツガシワ科ミツガシワ属の多年草で亜寒帯や高山の湿地に生育するが、暖地でも春に白い総状花序を普通に見られる。写真は果実で直径は6~7ミリ。今まで花後を時々観察していたが果実が出来る様子が無いので、この界隈の花は不稔花だと思い込んでいた。果実はこの一粒しか見当たらないので、結実し難いのかも知れない。
 さて今日のニュースで、京都市北区の深泥池(みどろがいけ)で、このミツガシワが深刻なシカの食害に遭っているとの情報があった。池では浮島の部分に開花が見られる程度で、岸辺の花はほとんど見られなくなったようだ。そこから約1キロ東の京都市左京区の宝が池ではコバノミツバツツジが同様にシカの食害に遭っており、どうやらシカが両方の池を行き来しているらしい。行政がシカの捕獲を進めているが、繁殖のペースに追いつかず、専門家は、今のうちに手を打たないと生態系が変わってしまうと危惧している。
コメント ( 20 ) | Trackback ( 0 )

カヤ

 長池公園“尾根幹線口”付近に植栽されている「カヤ(榧)」。イチイ科カヤ属の常緑高木で雌雄異株。写真は雌花で新枝の葉の付け根に付く。果実は花が咲いた翌年の秋に熟すが、写真の右端に若い果実が見える。最初はこれが蕾ではないかと思ったが見当違いだった。カヤの果実雄花と花粉の様子は撮っていたので、これで雌花も確認できた。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )