ムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の「ウリハダカエデ(瓜膚楓)」。雌雄異株のはずだが、雌花序が付いている同じ樹を観察していると、ひとつだけ雄花序が出ている。調べてみると、稀に雌雄同株もあるとのことで、まさにこれがそうだ。若木だからなのだろうか。雄花序は長さ5~6センチで、ひとつの花の直径は7~8ミリ。花弁と萼片は5枚ずつあり、8本の雄蕊が確認できる。
鑓水の“絹の道資料館”付近の道端に生えている「コケリンドウ(苔竜胆)」。リンドウ科リンドウ属の越年草もしくは二年草で花径はわずか5~6ミリ。先日、小学校の校庭でも見つけたが、ここは3ヶ所目。自動車が通るアスファルト道路のすぐ脇で日当たりが良く、歩行者に踏まれそうな場所まで拡がっている。ここは先日の小学校の校庭よりも更に乾燥している土だ。コケリンドウはなかなか逞しい。このコケリンドウやフデリンドウを見つけるのは実に楽しい。
長池公園“尾根幹線口”付近の道端で咲き始めた「コゴメバオトギリ(小米葉弟切)」。オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草でヨーロッパ原産。オトギリソウに比べて葉が小さく細い。草丈は30~40センチで茎頂に直径2センチほどの花を数輪咲かせる。