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クサノオウ・1~開花

 漫画家のモンキー・パンチさんが先月81歳でその生涯を閉じられた。代表作の『ルパン三世』は昭和42年からコミック誌で連載が始まり、その後、テレビアニメ、映画へと続いていった。私は少年時代、コナン・ドイル著の『シャーロック・ホームズ』シリーズや、モーリス・ルブラン著の『アルセーヌ・ルパン』シリーズの小説を読み漁っており、コミック誌の『ルパン三世』も面白く見ていた。世代的には昭和46年から始まったテレビアニメシリーズの記憶が強い。声優の故山田康雄さんのあの独特な言い回しが印象的で、それを引き継いだ栗田貫一さんがまた良い味を出している。モンキー・パンチさんのご冥福を心よりお祈りしたい。
 写真は、富士見台公園付近の道端で見つけた「クサノオウ(瘡の王・草の黄)」。ケシ科クサノオウ属の二年草で花は早春から夏頃まで見られる。茎や蕾には毛が多く白っぽく見える。茎を折ると出てくる黄色い液体にはアルカロイド系の有毒物質が含まれており、モーリス・ルブラン著の『ルパンの脱獄』では、アルセーヌ・ルパンがクサノオウを使って顔に腫瘍を作り変装するくだりがある。
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ネコノメソウ・1~果実

 長沼公園“柿の木谷戸”に生育している「ネコノメソウ(猫の目草)」。ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で、山地の沢など湿った場所を好む。良く似たヤマネコノメソウの葉が互生になるのに対して、ネコノメソウの葉は対生になる。写真は果実が裂開した様子で、これが猫の目を思わせることから名付けられている。
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ハナネコノメ・2~果実

 ユキノシタ科ネコノメソウ属の「ハナネコノメ(花猫の目)」。早春の可愛い花はすっかり終わり、そのあとに果実が出来始めていた。猫の目に見える黒い種子を探したが、残念ながら既にこぼれてしまったようだ。また次の機会の宿題にしよう。
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