バラ科 サクラ属 カンヒザクラ
沖縄県石垣島の自生地が天然記念物に指定されています。本州では公園や庭園など植栽されたものが見られます。
中国や台湾には自生地があり、本州では小高木ですが台湾では10メートルの高木も見られるそうですので台湾が本場のようです。
ソメイヨシノより早くさく、落葉小高木です。
葉は卵形で周りには鋸歯があります。葉が出る前に花がさきます。
紅色の花弁は5枚、半開きより開かず、下向きにさきます。
萼は花弁より少し濃い紅色、雄しべ多数と雌しべが花の中にあります。
「寒緋桜」と書きますが、「緋寒桜」と呼ぶ場合もあります。
「オオシマザクラ」との自然交配種が「カワズザクラ」とよばれます。