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迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

054・観測地点[奄美・日食へ]

2009年07月22日 | 旅する。
7月22日 水曜日 奄美大島



*ここまでは001~003[EXPRESS NEWS OF ECLIPSE]を参照。



皆既日食の間中、実は体調不良になっていた。胃腸が働かず、やたら気持ちが悪く、しかもただの吐き気ではない。



ざわざわとした不安で落ち着かず、気力が萎え、動くに動けない。



12時22分、日食終了にも気づかないまま悪寒に耐えていた。



ようやく立ち上がって撤収する。



テントに戻って、ただたたずんでいると、「すごかったですね」と人が声をかけていく。



どうしたらいいかわからないままシャワー室で着替えて海に浸かることにする。



ただ浮かんで漂っていると、ようやく現実感が戻ってきた。



気象台から2時半から5時まで強風と雨の予報が出ていますのでお気をつけください、そう言われてテントを雨用に直した途端、物凄い雨と風が襲ってきた。



少し継ぎ目から雨が滲むがどーにかテントは耐えられそうだ。



雷雨はやがて小やみになり、この隙に食べ損ねていたランチをとる。



雨漏りする継ぎ目を避けて横になる。



覚悟を決めて寝る。



夕食はフィッシュソーセージとガーリックラスク、缶コーヒー。



夜半、雷が光った。



先ほどの暴風雨を上回る風、雨、そして雷。



しかし、待避勧告もなく雷鳴はかなり遠いので、やっぱり寝る。

003・宴のあと。[EXPRESS NEWS OF ECLIPSE]

2009年07月22日 | 旅する。
TOTAL SOLAR ECLIPSE on 22 of JULY in AMAMI



7月22日 -12時22分50秒



皆既日食が終わり、太陽が再び空に君臨しはじめると、みんな現実に還っていく。



呆けたように大地に横たわって余韻に浸る。



やがて人々はお弁当を食べたり写真を整理したり帰り支度をしたり海で泳いだり…………それぞれがそれぞれの日常に帰っていく。

002・皆既日食[EXPRESS NEWS OF ECLIPSE]

2009年07月22日 | 旅する。
TOTAL SOLAR ECLIPSE on 22 of JULY in AMAMI



7月22日 10時55分34秒-10時59分06秒 奄美大島あやまる岬



引き続き現地から速報をお送りします。



ついに皆既日食の瞬間、サーッと暗くなり、歓声と拍手。



厚い雲に阻まれてコロナやダイヤモンドリングは見えず。



世界は薄闇に包まれ、水平線は夕焼けのようにオレンジ色に染まり、不思議な沈黙とざわめきが交錯する。



気温も下がり、いつまで続くのかと疑いだしたころに、突然明るくなる。



The sun is back!

053・テントサイト[奄美・日食へ]

2009年07月22日 | 旅する。
7月22日 水曜日 奄美大島



日食の当日。



早起きして携帯を充電し、朝食はツナおにぎりとフィッシュソーセージで済ませる。



周辺を巡回散歩して北側に突き出た低めの展望台に観測地点を仮決めする。



あやまる岬とりつきの見晴らし台は大混雑している。



テントにいったん戻って必要なものをサブザックに詰めて移動する。



観測地点に椅子を確保。さらに寝転んで観察できるようにシートを広げるスペースも。



というか、思ったよりも人口密度ははるかに低く、余裕がある。



そして、ついにファーストコンタクトの瞬間を迎えた。



*以下は001~003[EXPRESS NEWS OF ECLIPSE]を参照。